ムーミン展2019感想。本を読んでてよかった!物語を思い原画を楽しむ

投稿日:2019年4月11日 更新日:


東京・六本木で開催中の「ムーミン展」に行ってきた。

ムーミン小説・絵本ファンの大人がたっぷり楽しめる、ぜいたくな展示。

原画が充実しているので、ぜひ、本を読んでから行くのをおすすめするよ。

こんな方におすすめ

  • 「ムーミン展」の見どころを知りたい
  • 「ムーミン展」を楽しむポイントと注意点を知りたい
  • グッズ情報を知りたい
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1.「ムーミン展」概要

 引用元:ムーミン展大分展CM(前売券発売中編)

世界中のファンを魅了するムーミンとそのなかまたち。

本展は、その多彩なアートと奥深い物語の魅力を、約500点の展示品で体感できる展覧会です。

世界で唯一の「ムーミン美術館」と、作者であるトーベ・ヤンソンのコレクションからよりすぐりの作品を紹介します。

引用元:森アーツセンターギャラリー公式サイト

「ムーミン展」見どころ

  • 小説ファン必見!ムーミン小説9作すべての原画やスケッチが見れる!
  • フィンランドで制作されたムーミンのフィギュアや広告、舞台設定の原画など、日本初公開の展示が盛りだくさん!
  • トーベ・ヤンソンが愛した日本を写真資料やスケッチで紹介
  • ムーミン展オリジナルグッズも充実!
ムーミン展公式サイトをチェック

 

【開催中】金沢21世紀美術館

ももちん
東京会場での会期が終了したので、石川会場の詳細を掲載します。

開催期間:2019年9月28日(土)~2019年10月24日(木)※会期中無休

ムーミン展 金沢事務局

開館時間

10:00~18:00 入館は閉館の30分前まで

入場料金

当日料金前売料金
一般(18歳以上)1,300円1,200円
中学生・小学生700円500円

※小学生以下無料

※障がい者割引:障がい者手帳をお持ちの方と介助者(1名まで)はお一人様700円

交通アクセス

住所:〒920-8509 石川県金沢市広坂1-2-1 市民ギャラリーB

  • JR金沢駅バスターミナル 兼六園口(東口)3番、6番乗り場よりバスにて約10分「広坂・21世紀美術館」にて下車すぐ。
  • 兼六園口8~10番乗り場よりバスにて約10分「香林坊(アトリオ前)」下車、徒歩約5分。

「ムーミン展」巡回予定

石川会場

場所:金沢21世紀美術館 https://www.kanazawa21.jp/

開催期間:2019年9月28日(土)~2019年10月24日(木)※会期中無休

名古屋会場

場所:松坂屋美術館 https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/

開催期間:2019年12月7日(土)~2020年1月19日(日)

※以降も全国巡回予定

【終了】東京会場

場所:森アーツセンターギャラリー https://macg.roppongihills.com/jp/

開催期間:2019年4月9日(火)~2019年6月16日(日)※会期中無休

【終了】大分会場 

場所:大分県立美術館 https://www.opam.jp/

開催期間:2019年6月29日(土)~2019年9月1日(日)※会期中無休

 

2.「ムーミン」とは?

上段左から『ムーミン谷の彗星』下村隆一訳
『たのしいムーミン一家』山室静訳
『ムーミンパパの思い出』小野寺百合子訳
『ムーミン谷の夏まつり』下村隆一訳
下段左から『ムーミン谷の冬』山室静訳
『ムーミン谷の仲間たち』山室静訳
『ムーミンパパの海へいく』小野寺百合子訳
『ムーミン谷の十一月』鈴木徹郎訳
『小さなトロールと大きな洪水』冨原眞弓訳
いずれもヤンソン作、講談社、2011年

「ムーミン」シリーズは、フィンランドの作家・トーベ・ヤンソンが発表した児童文学。

第一作は1945年発表の『小さなトロールと大きな洪水』(原題:Småtrollen och den stora översvämningen)で、以後1970年までに全9冊が発表された。

他に、トーベ・ヤンソン自身が関わったムーミンの作品には絵本・コミックがある。

ムーミンは、アニメや映画、関連本も多数発表されており、世界的人気を誇るキャラクターとして親しまれている。

参考:Wikipedia

ムーミン作品まとめ

「ムーミン」原作シリーズ本・絵本・アニメなど18シリーズまとめ!

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トーベ・ヤンソン(作・絵)

トーベ・ヤンソン(1956年)[public domain]

フィンランドの作家・画家。

1914年ヘルシンキ生まれ。

両親とも芸術家の家庭に生まれ、幼いころから絵を描いて育つ。

1966年に国際アンデルセン賞作家賞、1984年にはフィンランド国民文学賞を受賞。

2001年没。

参考:Wikipedia

主な作品(小説・ムーミンシリーズ以外)

ムーミン美術館

世界で唯一の「ムーミン美術館」は、フィンランドのタンペレ市に2017年6月にオープンした。

1987~2012年に開館していたタンペレ市立図書館内(2013~2016年はタンペレ市立美術館内)のムーミン谷博物館がリニューアルしたもの。

ムーミンの原画をじっくり見られるだけでなく、ムーミン屋敷を3Dアプリで探検できる立体模型など、体感型の展示も充実している。

参考:『MOE』2017年12月号(白泉社)、「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」図録

『MOE』2017年12月号ムーミン美術館特集

ムーミン美術館公式サイト

 

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3.「ムーミン展」をみたいと思った理由

ヘルシンキからスオメンリンナに向かう海。

ももちんが初めにムーミンに興味を持ったのは、数年前、フィンランドに旅行に行くことにしたとき。

フィンランドと言えばムーミンだよね!って思って、旅行行く前に読んでみようと思って、『ムーミン谷の彗星』を買ってみた。

でも、初め読んだとき、まったくおもしろさがわからなかったんだよね。

結局、たった1冊すら読み通すことなく、今まで来ちゃった。。

2019年に入って、ムーミンバレーパークができたり、新しいアニメができたり、何かとムーミンが話題。

それで再び、フィンランドやムーミン熱が高まってきて、本棚におきっぱなしだった本をもう一度読み始めた

そこに、「ムーミン展」開催のニュース。

これはもう、ムーミン祭りだ!ムーミンの魅力をわかりたい!と思って、ムーミン展に行くことにしました。

しっかり予習!

『MOE』2019年5月号(白泉社)

ももちんは、2月に「クマのプーさん展」にも行ったんだけど、肝心の『クマのプーさん』を読まずに行ってしまったんだよね。

せっかくたくさんの原画を見れたのに、ストーリーを知らなかったので不完全燃焼だった。

だから、「ムーミン展」は、行く前にできるだけ本を読もう!って決めた。

ムーミンシリーズの小説、絵本、コミックを一通り読んだ。

ヤンソンの描くムーミンの世界を堪能して、さらにムーミン展が楽しみになった。

あと、定期購読している絵本雑誌『MOE』の特集が「ムーミン」だったので、展示の見どころなどを予習することもできた。

ムーミン特集の『MOE』を集めてみた。

絵本雑誌『MOE』は、特にムーミンへの情熱がすごい。

図書館でバックナンバーを借りることができたので、集めてみたら、過去5年間で6回特集している。

読み込んで記事に反映していきたい。

絵本雑誌『MOE』レビュー

雑誌『MOE』購読7ヶ月目の感想。定期購読は確実に届いてお得!

左から『MOE』2019年2,3,4,5,6,7月号(白泉社) 絵本雑誌『MOE』は、絵本や児童文学のレビューを書くももちんには大切な情報源。 特集が充実してて作品情報も満載なので、何度も読み返しちゃ ...

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予習したこと

  • ムーミンの小説・絵本を図書館で借りて読んだ
  • 絵本雑誌『MOE』2019年5月号で「ムーミン展」のみどころをみておいた

 

4.「ムーミン展」感想

ムーミン展の全体的な感想は次のとおり。

ココがよかった

  • 原画の豊富さ。ムーミン小説の世界を存分に堪能できた
  • 「ムーミン」前の風刺雑誌の挿絵を見ることができた
  • グッズがめっちゃ可愛い
  • 会期初日にもかかわらず、空いていてゆっくり見れた(平日午前中)

原画をじっくり楽しめるので、大人のムーミン小説ファンにぴったりの展示。

 

第1章 小説の原画をじっくり見れる!

初めの「ムーミン谷の物語」エリアでは、ムーミン小説9作すべての原画を見ることができる。

第1作目『小さなトロールと大きな洪水』から順番に展示されている。

 

1冊ごとのあらすじや背景を知れる

展示では、1冊ごとの展示前に、物語のあらすじや背景がおおまかに紹介されている。

これを読むことで、物語の内容を復習できたり、物語が書かれた背景をざっくり知ることができた。

  • 第二次世界大戦中に執筆された『小さなトロールと大きな洪水』
  • 1968年に大幅な手直しをされた『ムーミン谷の彗星』
  • 世界的に有名になっていくきっかけとなった『たのしいムーミン一家』
  • 入れ子構造で書かれた『ムーミンパパの思い出』
  • 刊行同年にコミック連載も始まった『ムーミン谷の夏まつり』
  • パートナーがモデルとなったキャラクター「おしゃまさん」が登場する『ムーミン谷の冬』
  • 同時進行で描いていた『ホビットの冒険』挿絵の手法も取り入れた『ムーミン谷の仲間たち』
  • トーベの父への思いが込められた『ムーミンパパ海へいく』
  • トーベの母へのオマージュのようにもとれる『ムーミン谷の十一月』

トーベ・ヤンソンが生み出した「ムーミン」の魅力は、絵やキャラクターを見るだけでは感じきれない。

「物語のもつ奥深さや思い」にも注目することの大切さを感じた。

 

水彩からペン画へ

トーベ・ヤンソンは第1作目『小さなトロールと大きな洪水』では挿絵を水彩で描いていたんだけど、途中からはペン画に変更したんだよね。

その過渡期の第2作目『ムーミン谷の彗星』では、初版の頃の水彩バージョンと、改訂後のペン画バージョンが並べてあった。

絵の構図は全く同じなのに、かもし出す雰囲気がここまで違うと知っておどろいた。

ペン画の方が、背景の暗さが強く伝わってきて、圧倒的に不気味なんだよね。

 

画風の変化

順を追ってみていくと、1冊ごとの絵の変化がわかりやすかった。

ムーミントロールのフォルムも、1作目『小さなトロールと大きな洪水』では、ほっそりして鼻が長い。

2作目以降では丸みを帯びて、目鼻の描き方も変化している。

短編集『ムーミン谷の仲間たち』では、それまでのムーミンシリーズと画風が変わっているのもおもしろかった。

荒々しく大胆な印象の絵は、そのとき描いていた『ホビットの冒険』挿絵の影響もあるみたい。

 

絵だけを楽しむぜいたく空間

今回、ムーミン展のすべての展示のうち半分以上が、このムーミン小説の原画となっている。

その数約250点。

見ていて感じたのが、「ここは絵だけをじっくり楽しむ空間なんだな」ということ。

なぜかって、原画ごとの場面説明がほとんどないんだよね。

シンプルに原画を一つずつ見ながら、場面を思いだして味わっていた。

これ、もし本読んでなかったら、味わえるかわからなかったな、と思う。

ムーミン小説の感想

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第2章 風刺雑誌の挿絵を見れる!

トーベ・ヤンソンの絵にムーミンの原型である生き物が登場し始めたのは、1940年代初め、スウェーデン語の風刺雑誌『ガルム』でのことだった。

トーベは15歳のとき初めて『ガルム』に挿絵を掲載されて以来、20年以上にわたり『ガルム』のための挿絵を描きつづけた。

「ムーミンの誕生」エリアでは、風刺雑誌『ガルム』の挿絵をたくさん見ることができた。

戦争真っただ中の時代、さまざまな問題を痛烈に批判する絵や、過酷な状況の中でもくすっと笑いを呼ぶブラックジョークの絵が印象的だった。

小さなムーミントロールのような生き物も、ところどころに姿を現しているのがおもしろかった。

冨原眞弓さんの翻訳と注釈があったおかげで、絵が意味する風刺の部分まで理解できたのがとてもよかった。

参考:『MOE』2014年1月号(白泉社)

参考書籍

 

第3章 トーベの創作生活を垣間見れる

「トーベ・ヤンソンの創作の場所」エリアでは、トーベ・ヤンソンの創作の場であったアトリエやクルーヴ島が写真で紹介されていた。

また、トーベの愛用品や残されていたスケッチの展示があった。

ヘルシンキのアトリエ

トーベ・ヤンソンが1944年以降、60年近く過ごしたアトリエがヘルシンキ中心部にある。

展示ではアトリエでくつろぐトーベ・ヤンソンの写真があった。

アトリエの改装は、パートナーであるトゥーリッキの弟で、フィンランドを代表する建築家、レイマ・ピティエラが手がけたとのこと。

有名な文化人ってつながってるんだよね。。不思議。。

壁に映ってたのが、トーベ・ヤンソンがさらっと描くムーミンの映像

簡単に、だけど迷いのないラインで描かれるムーミンを見て、その技術と経験のすごさを感じた。

一瞬うつりこむ手に持っていたタバコが、愛煙家のトーベ・ヤンソンらしいな、と思った。

参考:「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」図録

参考書籍

 

クールヴ島での生活

引用元:トーベ・ヤンソン - 「HARU-the Island of the Solitary」「Tove and Tooti in Europe」/ Victor Entertainment

1964年から25年以上にわたり、トーベ・ヤンソンがパートナーのトゥーリッキと夏を過ごしたのが、フィンランドの孤島、クールヴ島

ふたりが島の小屋で一緒に過ごす写真もあった。

この小屋でふたりはムーミン屋敷の立体模型や人形などの制作も楽しんだ。

模型や人形は、1980年に刊行された絵本『ムーミンやしきはひみつのにおい』につかわれた。

だれでも出入り自由

クールヴ島の小屋のエピソードで印象的だったのが、鍵をいつも見えるところに吊るしてあったということ。

窓辺に「鍵は扉の上です。窓を壊さずに扉を開けてください」と書かれたカードを置いていました。(中略)小屋は常に開かれていました。

引用元:ムーミンキャラクターズ社ソフィア・ヤンソンのメッセージ/「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」図録

ムーミンの小説では、鍵のかかっていないムーミン屋敷にいろんな人が入ってくる。

物語だからこんなにオープンでいられるんだよね、って思ってたけど、トーベ自身がそのように過ごしてたんだね。。

クールヴ島の写真を見て、ムーミンの小説に登場する、荒々しくも美しい海とつながるものも感じた。

参考書籍

 

ホビットの冒険挿絵

トーベ・ヤンソンは、世界的に有名な児童文学のスウェーデン語版の挿絵も手がけた。

展示では、イギリスの作家トールキンの児童文学『ホビットの冒険』(スウェーデン語版)の挿絵を見ることができた。

『ホビットの冒険』を読んだことはないんだけど、トーベ・ヤンソンの描く挿絵で読めるって素敵だなとおもった。

なんと挿絵を描くように説得をしたのは、『長くつ下のピッピ』のリンドグレーンとのこと。

リンドグレーンは、トーベ・ヤンソンの7つ年上。

同じ時代に、スウェーデンとフィンランドから二人の大作家が活躍していたって、なんかすごいなぁ。

参考:「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」図録

リンドグレーン紹介記事

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第4章 絵本の原画を見れる!

ムーミン展では、トーベ・ヤンソンが描き下ろした絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』の原画展示もあった。

ももちんは、絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』を前に読んでいて、物語は入りこめなかったんだけど、絵の壮大さと美しさにひかれていたんだよね。

その絵本の原画を見れてうれしかった。

原画と印刷後の絵を並べて置いてあって、色味や模様の有無などの違いがよく分かった。

小説の原画展示とは違い、物語の内容とともに絵が展示されているので、絵本を読んでいなくても楽しめる

 

絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』って?

『ムーミン谷へのふしぎな旅』トーベ・ヤンソン作・絵、渡部翠訳、講談社、1991年

絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』(原題:Den farliga resan )は、1977年刊行の絵本。

1970年発表の小説『ムーミン谷の十一月』を最後にムーミンシリーズからはなれていたトーベ・ヤンソンが、絵本という形で再びムーミンの世界へもどってきた作品。

気むずかしやの女の子スサンナが、不思議なめがねをかけ、出会った仲間とムーミン谷を目指すお話。

ムーミン一家は最後のシーンに登場するのみ。

ムーミン絵本紹介記事

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コトリンゴの音楽

「絵本になったムーミン」エリアで心に残ったのが、コトリンゴさんの音楽

絵本の世界観とすごくマッチしていて和んだ。

他のエリアでも音楽なってたか覚えてないけど、このエリアは覚えてる。

コトリンゴの作品

 

第5章 ポスターやフィギュアでムーミンを楽しめる!

「本の世界を飛び出したムーミン」のエリアは、ムーミンを読んでなくても、キャラクターそのものをたくさんの形で楽しめる

  • スウェーデンの新聞にムーミン・コミックスが連載することを告げるイラスト
  • フィンランドのソーシャルバンク(環境や社会的活動に投資する銀行)のために描かれたイラスト
  • カラフルな環境保全ポスター

などなど、見ごたえたっぷり!

風刺雑誌の挿絵でみがいたトーベ・ヤンソンの表現力が活きて、スパイスのきいたムーミンたちを見ることができる。

中でも、ももちんがひかれたのは、アドベント・カレンダーとファブリック

かわいすぎて、ため息がもれました。

参考:「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」図録、『MOE』2014年1月号(白泉社)

 

アトリエ・ファウニ

1955年から革や布などでつくられたムーミンの人形の販売を始めたのは、ヘルシンキの工房アトリエ・ファウニ

今ではコレクターもいる、アトリエ・ファウニ社のムーミンフィギュアをいくつか見ることができた。

かわいすぎて、くぎづけになりました。

当初は無許可で作られていたが、トーベ自身がこの愛らしい人形たちを気にいって、後にライセンス契約を結んだとのこと。

まじでかわいいので、必見です。

参考:「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」図録

 

第6章 舞台になったムーミン

ムーミンの物語は、トーベ・ヤンソンの脚本により二度舞台化されている。

  • 舞台『ムーミントロールと彗星』(1949年):子ども向けのクリスマス劇。脚本はトーベ・ヤンソン、監督はヴィヴィカ・バンドレル。
  • 舞台『舞台袖のムーミントロール』(1958年):脚本はトーベ・ヤンソン、監督はヴィヴィカ・バンドレル。

舞台監督のヴィヴィカ・バンドレルは、トーベ・ヤンソンのかつての恋人でもあった。

展示では、舞台用のスケッチや、上演のときの写真などがあった。

1974年にはオペラにもなったが、トーベ自身が描いたハンドバッグデザインのパンフレットは斬新。

引用元: Muumiooppera/Jaakko Haapaniemi

ムーミンオペラは、2017年にヘルシンキで再演されたみたい。

予告動画があったので見てみたら、めっちゃシュール・・・!

笑っていいのか、いやまじめなのか。

参考:『Pen』2015年2月15日号、カフェの誕生、オペラの再演、冬のヘルシンキを楽しくするムーミンたち。/ムーミン公式サイト

 

影絵がかわいい!

開場のところどころで壁に現れたムーミンの影絵がかわいかった。

この影絵は、タンペレのムーミン美術館のワークショップで、フィンランドの子どもたちがつくったものだそう。

子どもたちがつくったものがトーベ・ヤンソンがつくったものたちの中に差し込まれているって、なんかいい。

会場にいた子どもたちも影絵に反応してて、国境を越えた子ども同士の共感力を感じた。

参考:『MOE』2019年5月号(白泉社)

 

第7章 日本とトーベとムーミン

トーベ・ヤンソンは二度来日している。

「日本とトーベとムーミン」エリアでは、来日時のスケッチや、トーベの絵と日本の浮世絵との共通点が紹介されていた。

来日時にサインを求められて丁寧にムーミンの絵まで描いている様子は、トーベ・ヤンソンの人柄を感じさせる。

日本の子どもからの日本語のファンレターに、手書きの返事をくれることもあったそう。

参考:『Pen』2015年2月15日号

トーベと浮世絵紹介

 

日本の翻訳者詳しく紹介

ムーミンの小説を読んいると気づくのは、翻訳者が何人もいること。

山室静、下村隆一、小野寺百合子、鈴木徹郎、冨原眞弓。

それぞれの翻訳者の写真と略歴を読めて興味深かった。

この中でも、トーベ・ヤンソンが仲が良かったのが小野寺百合子で、手紙なども展示されていた。

 

5.これから行く人への注意点

全体を通して、静かにじっくり楽しむ雰囲気のムーミン展。

展示全体で気づいたこと、注意点は次のとおり。

ココに注意

  • アニメ関連の展示がない
  • 撮影ゾーン少ない
  • 作品リストがない
  • 入る前にトイレとロッカー
  • そんなに混んでない

 

注意①アニメの展示がない

ムーミンのアニメファンには残念なお知らせだけど、今回のムーミン展では、アニメに関する展示は全くなかった

トーベ・ヤンソンによるムーミンの原画(小説・絵本)がメインなので、そのつもりで行くこと。

前もって小説や絵本を読んでから行くと、味わいが深まるよ。

 

注意②撮影ゾーン少ない

唯一の撮影ゾーン。

楽しみにしていた撮影エリアはほとんどなく、展示最後のところだけだった。

写真撮りたかったり、子どもが楽しむような展示ではない。

ムーミン展の良さをかなかなビジュアルで伝えづらいんだけど、ぜひ、直接行ってみて堪能してね。

 

注意③作品リストがない

ムーミン展2019図録。2,200円(税別)

たいていの展示のとき、無料でもらえる作品リスト、ムーミン展ではなかった

だから、後で思いだして繰り返し楽しみたいなら、図録の購入は必須。

装丁もおしゃれで、読み飛ばしていた解説ももう一度読めるし、とても重宝。

ももちんは図録をめっちゃ読んでこのブログ書いてるので、買ってよかった(笑)

 

注意④再入場NG!入る前にトイレとロッカー

ムーミン展の会場は、六本木ヒルズ森タワーの52階。

3階のチケットコーナーからエレベーター、エレベーター降りてから会場まで、係員さんがスタンバイしてスムーズに案内してくれる。

そのまま流れに乗ると、何の準備もなくムーミン展会場内に入っちゃうので注意。

ムーミン展は、再入場NG

エレベーター降りたら、会場に入る前にトイレとコインロッカー(無料、要百円玉)に荷物預けておこう。

グッズショップも会場内にあるので、お財布は忘れずに持っておこう。

 

注意⑤平日午前中は混んでなかった

3階チケット受付待ちの列。

ももちんがムーミン展に行ったのは、会期初日の4月9日(火)開場時間の10時ちょっと前に到着した。

3階のチケット受付のところでは列ができてたけど、会場に入ってからはだいぶゆったり見れた。

平日午前中は、わりと空いてる模様。

2月のクマのプーさん展(渋谷)は、会期初日(土曜)に行って大混雑だったので、覚悟してたんだけど。

じっくり見て、出てきたのは12時前なので、この混雑具合なら、所要時間は2時間見ておけば十分かと思う。

 

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6.グッズ・関連情報

ムーミン展のグッズ、コラボ情報を紹介するよ。

会場限定ショップ

ムーミン展、やっぱりグッズがめっちゃかわいかった

会場限定グッズは、文房具、お菓子、マグなど、種類も豊富。

ムーミン関連の書籍もたくさんあって、スウェーデン語の原書も置いてました。

ももちんが買ったのは、図録とコーヒーとタンブラー。

猿田彦珈琲オリジナルブレンド5杯分。980円(税別)

コーヒー好きのももちんは、こちらのドリップパックコーヒーを購入。

コーヒーは、なんと1杯分12gも入ってるんだよ。

もったいなくてまだ飲んでないけど、ムーミン読書しながらゆったりコーヒータイム、楽しみだなぁ。

ニョロニョロのタンブラー。800円(税別)

夏に向けて、欲しかったタンブラー。

ニョロニョロの模様のを1つ購入しました。

これでアイスティー飲もう。

袋がかわいい。

ショップバッグもめっちゃ可愛い。

大きさによってバッグの色が違う。

グッズをチェック(ムーミン展公式サイトへ)

 

まとめ

「ムーミン展」みどころまとめ。

ムーミン展見どころ

  • 小説ファン必見!ムーミン小説9作すべての原画やスケッチが見れる!
  • ムーミンのフィギュアや広告、舞台設定の原画など、日本初公開の展示が盛りだくさん!
  • トーベ・ヤンソンが愛した日本を写真資料やスケッチで紹介!

 

よかったこと

  • 原画の豊富さ。ムーミン小説の世界を存分に堪能できる
  • 「ムーミン」前の風刺雑誌の挿絵を見ることができる
  • グッズがめっちゃ可愛い
  • 会期初日にもかかわらず、空いていてゆっくり見れた(平日午前中)

ココに注意

  • アニメ関連の展示は一切ない
  • 撮影ゾーン少ない
  • 作品リストない
  • 入る前にトイレとロッカー行っておく

 

原画が充実しているので、ぜひ、小説を読んでから行くのをおすすめするよ。

グッズもめっちゃ可愛いので、雑貨好きのあなたもぜひ行ってみてね。

 

ムーミン展公式サイトをチェックする

 

「ムーミン」シリーズ小説の感想はこちらの記事をどうぞ。

本の感想

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