映画『メアリーの総て』感想。フランケンシュタイン著者の人生を描く

投稿日:2019年4月1日 更新日:


『メアリーの総て』は、怪奇小説『フランケンシュタイン』の著者、メアリー・シェリーの人生を描いた映画。

エル・ファニングが、情熱的で聡明な美少女メアリー・シェリーを演じている。

『フランケンシュタイン』を読んでいなくても、メアリーの生きざまに共感する映画だよ。

こんな方におすすめ

  • 小説『フランケンシュタイン』の愛読者。名作誕生の背景を知りたい
  • 作家メアリー・シェリーの人生を知りたい
  • エル・ファニングのファン
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1.背景

映画『メアリーの総て』は、2017年のアイルランド・ルクセンブルク・アメリカ合作で公開された。

小説『フランケンシュタイン』を18歳で書き始めた女流作家、メアリー・シェリーの波乱の人生を描いている。

メアリー・シェリーってどんな人?

1820年頃のメアリー・シェリー[public domain]

イギリスの女流作家。

1797年生まれ。

急進的自由主義者の父ウィリアム・ゴドウィン、女性解放を訴えた思想家の母メアリー・ウルストンクラフトの間に一人娘として生まれる。

1814年、当時のイギリスを代表する詩人シェリーと出会い、1816年に彼の妻が亡くなると、正式に結婚。

1818年、『フランケンシュタイン』を出版

1822年の夫の死後は相次ぐ子どもの死や経済的困窮などに見舞われる。

1851年死去。

引用元:シェリー 小林章夫:訳『フランケンシュタイン』/光文社古典新訳文庫

小説『フランケンシュタイン』

『フランケンシュタイン』(1831年改訂版)の内表紙[public domain]

小説『フランケンシュタイン』(原題”FRANKENSTEIN;OR,THE MODERN PROMETHEUS”「フランケンシュタインまたは現代のプロメテウス」)は、1818年に刊行された。

1831年、第三版の刊行にあたり、メアリー・シェリー自身により大幅な改稿が加えられた。

現在一般的なのは、この1831年の改訂版。

日本では、1948年、山本政喜訳により、『巨人の復讐 フランケンシュタイン』として新人社(のち角川文庫)より刊行された。

現在に至るまで、「フランケンシュタイン」の名が含まれた映画は30作以上制作され、舞台化・アニメ化も多くされている。

参考:Wikipedia

監督:ハイファ・アル・マンスール

サウジアラビア出身の女性映画監督。1974年生まれ。

1997年にカイロ・アメリカン大学を卒業後、3本の短編映画を製作。

その後オーストラリアに移り、シドニー大学で映画学を学んだ。

参考:Wikipedia

主な監督作品

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キャスト

エル・ファニング(メアリー・シェリー)

アメリカの女優。1998年生まれ。

2歳で演技をスタート。『アイ・アム・サム』(2001年米)で、姉ダコタ・ファニング演じる役の幼年時代を演じた。

参考:Wikipedia

主な出演作品

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ダグラス・ブース(パーシー・シェリー)

イギリスの俳優。1992年生まれ。

バーバリーのキャンペーンモデルを務めたことがある。

参考:Wikipedia

主な出演作品

トム・スターリッジ(バイロン卿)

イギリスの俳優。1985年生まれ。

1996年に子役としてキャリアをスタート。

学生生活を経て2004年に俳優として復帰。

若い女性を中心に人気を集める。

参考:Wikipedia

主な出演作品

ベル・パウリー(クレア・クレアモント)

イギリスの女優。1992年生まれ。

2007年子供向けSFテレビドラマ『M.I. High』でデビュー。

参考:Wikipedia

主な出演作品

ベン・ハーディ(ジョン・ポリドリ)

イギリスの俳優。1991年生まれ。

2016年にスーパーヒーロー映画『X-MEN: アポカリプス』のアークエンジェル役で映画デビュー。

2018年には伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』でロジャー・テイラーを演じる。

参考:Wikipedia

主な出演作品

2.作品紹介

引用元:映画『メアリーの総て』公式サイト

19世紀、イギリス。(中略)ある夜、屋敷で読書会が開かれ、メアリーは“異端の天才詩人”と噂されるパーシー・シェリーと出会う。

(中略)情熱に身を任せた二人は駆け落ちし、やがてメアリーは女の子を産むが、呆気なく命を落とす。

失意のメアリーはある日、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。

深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた──。

引用元:映画『メアリーの総て』公式サイト

映画『メアリーの総て』公式サイト

主な登場人物

メアリー・シェリー:作家を夢見る少女。18歳のとき、ゴシック小説『フランケンシュタイン』を書く。

パーシー・シェリー:異端の天才詩人。妻がいながらメアリーと惹かれあい、駆け落ちする。

バイロン卿:詩人。別荘にメアリーたちを招待し、伝説の一夜「ディオダティ荘の怪奇談義」を繰り広げる。

クレア・クレアモント:メアリーの腹違いの妹。無邪気で、姉のメアリーに憧れている。

ジョン・ポリドリ:バイロン卿の友人の医師。「吸血鬼」の著者として有名。

ウィリアム・ゴドウィン:メアリーの父親で思想家・小説家。

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3.映画を観たきっかけ

シェリー 小林章夫:訳『フランケンシュタイン』/光文社古典新訳文庫

ももちんが映画『メアリーの総て』に興味を持ったのは、小説『フランケンシュタイン』を読んでおもしろかったから。

ドロドロした中にも、人間と怪物の醜さと哀しみがふんだんに描かれていて、これを書いた作家はどんな人だろう?って興味を持った。

調べてみると、著者のメアリー・シェリーは、18歳の時にこの小説を書き始めたと知り、びっくり。

しかも、美しく、波乱万丈で、メアリー・シェリーの人生そのものが小説みたいだな、と思った。

そんなメアリー・シェリーの映画『メアリーの総て』、見たいなあと思っていた。

2018年12月に劇場公開されたんだけど、2019年3月末に、やっと山梨の映画館にも回ってきたので、観に行ってきました。

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4.映画を観た感想(ネタバレ)

映画『メアリーの総て』をみて感じたのは、一人の女性が哀しみや怒りを体験しながら、強くしなやかに生きていく姿

一つ一つの体験を拒絶することなく、真っ向から感じて、自分の血肉にしてしまう。

ついには『フランケンシュタイン』という小説まで生み出すメアリ・シェリーのしなやかな強さに、心を動かされた。

4-1.映像が美しい

初めからひき込まれたのは、映像の美しさ。

メアリーがひとり墓地でノートに何かを書いている姿は、幻想的で美しい。

全体的に霧がかっていて、くもっていて、それでいて澄んでいるような、イギリスの空気感が伝わってきた。

10代の頃って、一人で空想にふける時間が大切だったし、自分だけの場所というのも大切だった。

ももちんも10代半ばのとき、外に一人の場所があって、よくそこで深呼吸していたことを思い出す。

19世紀初頭のイギリスの情景

『メアリーの総て』では、映像で当時のイギリスの情景を味わえてよかった。

活気あるロンドンの市場の様子、スコットランドの自然、貴族の館の様子・・・

メアリーの髪形や服装もとても可愛らしく魅力的だった。

こういう世界が、コスプレではなく現実として息づいていた時代。

ももちんもあの時代に生まれてみたかったなぁ、とちょっと思った。

4-2.キャストがぴったり

『メアリーの総て』の登場人物は、それぞれ個性が強いキャラクター。

そのひとりひとりのキャストがキャラクター負けしてなくて、その人として生きていて、ひき込まれた。

エル・ファニングの透明感

メアリー役のエル・ファニング、やっぱりめっちゃきれいで透明感がすごい。

メアリー・シェリーは、悲劇におそわれながら、それを憎しみではなく愛に昇華させる精神の持主なんだよね。

エル・ファニング演じるメアリー・シェリーから、はかない可憐さと芯の強さが共存する存在感が感じられてよかった。

ただ、人ごみの中にいるエル・ファニング、めっちゃスタイル良くて浮いてるんだよね・・・

現代的スタイルの良さは隠しきれてない。

やたらイケメン&優男のパーシー

出逢いのシーンから、イケメンで「異端の天才詩人」として知られ、目を引くパーシー・シェリー

ダグラス・ブース演じるパーシー・シェリーは、危険な男性の魅力満載。

メアリーに詩の手紙を送りつづけるんだけど、こんな言葉捧げられたらメロメロになるよなぁ、と思う。

メアリーと駆け落ちしてからも、女性関係や金銭面など、なにかと問題が多いパーシー。

だけど、後半メアリーを心から愛する様子が感じられ、メアリーもパーシーを愛し続ける姿は心を動かされた。

放蕩貴族のバイロン卿

トム・スターリッジ演じる美しいバイロン卿、見事な自由貴族っぷりだった。

数多くの女性や男性と恋愛関係を持ち、毎夜飲み明かす、金持ちの貴族・・・

メアリーの妹クレアとの関係も「遊び」と言いきって終わり。

ゲスっぷりもあそこまで罪悪感なくやりきると、逆にほれぼれしてしまう。

義妹クレアの二流感

メアリーと一緒に駆け落ちについてくる義理の妹クレア・クレアモントを演じるのは、ベル・パウリー

映画の中で登場する若い女性は、メアリーとクレアのふたり。

このふたりがあまりに対照的でおもしろかった。

クレアはごく普通の女の子で、知性や美しさでメアリーには劣る。

だけど、小動物のような人懐っこさで、男性と関係をもっていくんだよね。

映画を観てるだけではわからなかったんだけど、実はメアリーの夫パーシーとも浮気疑惑があったと知って驚いた。

姉のメアリーを崇拝しているけど、いろいろやっちゃう小悪魔的存在なんだよね。

一番庶民的なんだけど、映画の異彩を放つキャラクターたちのなかでは浮いてる存在。

メアリーと共通する魂の質を持つポリドリ

自由すぎるバイロン卿の友人ジョン・ポリドリを演じたのが、『ボヘミアン・ラプソディ』のロジャー役でも知られるベン・ハーディ

パーシー・シェリーやバイロン卿みたいな、いっちゃってる人たちのなかでは、唯一安心してつきあえそうな感じの男性。

ジョン・ポリドリは『吸血鬼』の物語を書くんだけど、彼の作品とは認められず、失意のうちに若くして自殺するんだよね。

静かなんだけど、内に秘めた情熱をふつふつさせた存在感。

メアリーと共通する魂の質を持っているんだな、と感じた。

4-3.メアリー・シェリーの人物像

1820年頃のメアリー・シェリー[public domain]

映画『メアリーの総て』では、メアリー・シェリーの10代後半~20代前半を主に描いている。

この10年足らずの期間で、メアリーは愛・喜びと悲劇の数々を体験し、小説『フランケンシュタイン』をうみおとすに至っている。

亡き母への想い

メアリー・シェリーは、有名な思想家の元に生まれた。

父親は、無神論者のウィリアム・ゴドウィン。母親は、フェミニズムの先駆者ともいわれるメアリ・ウルストンクラフト。

ふたりの著作は現代の日本でも刊行されているほど有名。

母親はメアリーの出産が原因で亡くなっている。

メアリーはこの思想家の両親を誇りに思っていて、特に母親には尊敬と親しみの気持ちを持っていることが伝わってくる。

母親の墓石をなぞって字を習い、一人になりたいときは母親が眠る墓地へ足を運ぶ。

また母親の思想もよく理解していることから、自分の中に流れる「母と同じ血」というものを強く意識していたんだと思う。

メアリ・ウルストンクラフトってどんな人?

メアリ・ウルストンクラフト[public domain]

メアリ・ウルストンクラフト(1759-1797)はイギリスの思想家、作家。

急進的な思想を持ち、男女の同権、教育の機会均等等を提唱した。

ウィリアム・ゴドウィンと出会う前に複数の男性と恋愛経験を持ち、子どもも生んでいる。

男性との別れが原因で自殺未遂をはかるなど、娘メアリーにも受け継がれた激しい恋への情熱がうかがえる。

参考:Wikipedia

父・ウィリアム・ゴドウィン

W・ゴドウィン[public domain]

ウィリアム・ゴドウィン(1756-1836)は、イギリスの思想家。

結婚制度を否定し自由な恋愛を支持していたが、メアリ・ウルストンクラフトが妊娠したのを機に結婚した。

1793年に発表した『政治的主義』は、当時の多くの若者に思想的影響を与えた。

ゴシック小説『ケイレブ・ウィリアムズ』などを書いたことでも知られる。

参考:Wikipedia

恋と駆け落ち

メアリーがパーシー・シェリーと出会い、恋に落ちたのは16歳の頃。

手紙のやりとりをしたり、一緒に散歩する場面は、少女メアリーの純真な恋の気持ちが伝わってくる。

しかしまもなく、パーシーに妻と娘がいることが発覚する。

この時点で、ももちんなら、冷める、あきらめる選択をする思う。

私にうそをついていたのね!

二番目になんてなりたくない!

とか思って、反発し、関係を切ると思う。

だけど、メアリーは、そんな事実なんかでは揺るがないほど、もうパーシーへの愛が育っていた。

それと、恋心だけではなく、独立心も強く感じられるんだよね。

父親に勘当されてまで、世間に白い目でみられることも覚悟で駆け落ちを選ぶ

若さゆえの勢いもあるけど、メアリー・シェリーならではの強い独立心が表に現れた初めの体験だった。

パーシー・シェリーってどんな人?

1819年のシェリー[public domain]

パーシー・シェリー(1792-1822)はイギリスの詩人。

ウィリアム・ゴドウィンの『政治的正義』に影響を受けた。

妻がいたが、ウィリアム・ゴドウィン邸に通ううちに、娘のメアリーと恋に落ちる。

映画ではイケメンの優男として描かれているパーシー・シェリーだけど、詩の才能は天才的で、現代の日本でも何冊も著作が刊行されている。

29歳で海の事故で死去。

参考:Wikipedia

愛と悲劇

駆け落ちしてまもなく妊娠し、娘を出産するメアリー。

パーシーのパートナーでいられる喜び、母親になる喜びを感じる場面は、長くはつづかないことがわかっているので、はかなく感じられる。

そんな喜びと同時に、パーシーの金銭面や女性関係での疑惑など、現実面でのさまざまな問題に直面する。

そして最愛の娘が、あっさりと病気で死んでしまう

わずか1年ほどの期間で起こった究極の喜びと悲しみ。

メアリーはわが子を抱く夢を見ては、目覚めたときの絶望にさいなまれていく・・・

映画では描かれていないけど、メアリー・シェリーはパーシーとの間に5人の子を産むけど、そのうち4人を失っているんだよね。

喜びと悲しみを繰り返し体験することで、メアリーの中で育っていった何かが、後に「モンスター」として生み出されることになる。

『フランケンシュタイン』とメアリー

小説『フランケンシュタイン』は、メアリー自身の愛と悲劇の体験があって初めて生まれたものだった。

病的な理想から実験を続ける科学者フランケンシュタイン。

それによって、はからずも醜くうまれた怪物。

そのどちらもが、メアリーが直面した現実で現れたものなんだよね。

愛と情熱で求めておきながら、現れた結果を見たとたん背を向けるフランケンシュタインの薄情な姿は、女性を求め裏切るパーシーやバイロン卿として。

愛を求めながらそれが得られずに絶望する怪物の姿は、裏切られて絶望を味わうメアリーやクレアとして。

『フランケンシュタイン』のなかで、怪物はさけぶ。

「命を受けた日よ、呪いあれ」おれは苦痛にあえいで叫んだ。

呪われし創造主よ!おまえすらも嫌悪に目を背けるようなひどい怪物を、なぜつくりあげたのだ?

引用元:シェリー 小林章夫:訳『フランケンシュタイン』/光文社古典新訳文庫

メアリーが描いた小説をはじめパーシーが読んだとき「怪物ではなく天使にしたらどうか?」という。

このセリフが、いかにお門違いなものかがわかる。

愛が叶わない悲劇、相手の身勝手さへの怒りは、「怪物」という姿を通してしか描けない

メアリーは『フランケンシュタイン』前書きで、この小説を「わが醜い子供」「この子には愛情がある」と表現している。

愛も憎しみもどちらも体験しなければ『フランケンシュタイン』は生まれなかった。

メアリーはそのどちらの体験も愛し、見事に傑作として昇華させたんだよね。

若い女性への偏見の時代

10代で『フランケンシュタイン』を書いたメアリーだけど、初め匿名で出版した裏側を映画で知った。

当時は若い女性が作品を発表することに対して、世の中の理解がない時代だった。

結局、初版は匿名で、有名だったパートナーのパーシーの序文をつけて出版するしかなかった。

自分が情熱をかけて生み出した作品を自分の名前で発表できない、パーシー・シェリーの名に頼らなくてはならない気持ちは、どれだけ辛いものだっただろう?

それでも、パーシー・シェリーはメアリーを立てたことで、ちょっとパーシーを見直した。

パーシー・シェリーの詩人としてのプライドと、作家としてメアリーを認めているという態度が感じられた。

4-4.伝説の一夜「ディオダティ荘の怪奇談義」

映画では、『フランケンシュタイン』や『吸血鬼』のアイディアが生まれた伝説の一夜「ディオダティ荘の怪奇談義」も描かれている。

夫パーシー・シェリーと、友人で詩人のバイロン、ポリドリとの交流の中で、ある夜、「それぞれ幽霊の話を書いてみよう」ということになった。

そんな中、メアリー・シェリーが書いたのが『フランケンシュタイン』、ポリドリが書いたのが『吸血鬼』なんだ。

200年も語り継がれている伝説が、この場で同時に生み出されたってすごくない?

この「ディオダティ荘の怪奇談義」以降、メアリー・シェリーが『フランケンシュタイン』を書きあげるまでの経緯については、小説『フランケンシュタイン』(小林章夫訳/光文社古典新訳文庫)の前書きにも詳しく記されているよ。

参考:Wikipedia

バイロン卿ってどんな人?

アルバニア風衣装のバイロン[public domain]

ジョージ・ゴードン・バイロン(1788-1824)はイギリスの詩人。

男爵家の生まれの上流階級で、お酒や女性におぼれ、放浪しながら過ごす

スイスのジュネーヴでシェリー夫妻に会い、ともにスイス各地を巡遊し、退廃した生活を続ける。

メアリー・シェリーの義妹クレア・クレアモントとの一件も実際に起こったこと。

ジョン・ポリドリとの同性愛もささやかれた。

詩人として発表した作品は現在でも世界じゅうで刊行されている。

参考:Wikipedia

ジョン・ポリドリ

ジョン・ポリドリ(1795-1821)は、イタリアの医師、小説家。

バイロン卿の主治医をつとめる。

現在では『吸血鬼』の著者として有名だが、当初はバイロン作の短編として発表され話題になった。

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4-5.音楽が情景にぴったり

映画『メアリーの総て』は、音楽もいい。

どこか暗く幻想的な映像に、しっくり合うメロディー。

音楽を担当したアメリア・ワーナーは女優としても活躍する人物で、『イーオン・フラックス』(2005)などにも出演している。

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まとめ

映画『メアリーの総て』感想まとめ。

ココがポイント

  • 美しい映像と服装にくぎづけ!
  • キャストがぴったりすぎる
  • メアリー・シェリーの人生とは?
  • メアリー・シェリーと『フランケンシュタイン』
  • 「ディオダティ荘の怪奇談義」

小説『フランケンシュタイン』を読んでいなくても、メアリーの生きざまに共感する映画だよ。

小説『フランケンシュタイン』について知りたいなら、こちらの記事をどうぞ。

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