『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』は、イルカのスピリット「イルカくん いるかちゃん」のメッセージが書かれた本。
スピリットの視点から「目醒めて生きる」ことをわかりやすく教えてくれて、仕事や人間関係などの悩みに合わせたアドバイスがたくさん盛り込まれている。
2021年8月に発売されたばかりの本書、読んでみたのでさっそく紹介するよ。
この記事で紹介する本
こんな方におすすめ
- スピリチュアルな本が好きだけど、悩み多き現実とのギャップを感じる
- イルカが好き
『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』とは?
『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』は、2021年8月にビオ・マガジンより刊行された。
チャネラーのドルフィニスト綾子氏がイルカのスピリット「イルカくん いるかちゃん」とつながり、おりてきたメッセージを書いている。
月刊誌『anemone』で連載されていた「イルカの星の処方箋」ほか、大幅に加筆して単行本化。
イルカくん いるかちゃん(著)
愛を伝えるために「イルカの星」から地球にやってきたイルカのスピリット。
2000年ドルフィニスト綾子氏とのコンタクトが始まり、以後20年以上にわたり個人セッションや講演、メディア出演などを通して愛を伝え続けている。
「いるかくん」はドルフィニスト篤氏、「いるかちゃん」はドルフィニスト綾子氏のスピリットガイド。
2021年、「イルカくん」は「いるかくん」に表記を変更しました。
今作『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』刊行時は「イルカくん」表記のため、この記事でも「イルカくん」と表記しています。
ドルフィニスト篤 綾子
オンラインワークショップ
スピリチュアルパートナーとしておたがいの役割を支え合い、20年にわたり共同創造されているドルフィニスト篤さん、綾子さん。お二人のガイドであるイルカくんたちから「スピリチュアルパートナーシップ」のあり方を学びます。https://t.co/zzR6UDrImb#スピリチュアル pic.twitter.com/OgWaf4YbU8
— スピリチュアル月刊誌『アネモネ(anemone)』|ビオ・マガジン (@anemone_bio) April 9, 2021
スピリチュアル・ヒーラー夫妻。
「いるかくん いるかちゃん」から受け取った叡智をもとにイルカのように生き、またその叡智を伝え続けている。
目醒めのコミュニティ「ドルフィニストアカデミー」を主宰。
内容紹介
一言あらすじ
”私って何だろう・・・ 着ぐるみを脱いだら愛だった”
愛を伝えるためにイルカの星からやってきた「イルカくん いるかちゃん」が、人間が地球で目醒めて生きるヒントをわかりやすく伝える。
月刊誌『anemone』での人気連載「イルカの星の処方箋」も大幅加筆収録、現実的なお悩みにも丁寧に答えます。
『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』感想
『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』は、イルカくん いるかちゃんという「スピリット」が話していることを書いた本。
ももちんがこれまで読んできた「スピリットが語っている本」では、よくわかんないけど愛と光のノリで読んでポジティブになる!って感じの本が多かった。
本書では、スピリットなんだけどとことん人間に寄りそった視点で語られている。
「もともとは愛で一つ」だというけれど、それがわからず悩み苦しんでいるのが人間。
イルカくんいるかちゃんはそんな人間のことを理解して、目の前の現実に向き合う道を照らしながらも、目醒め、スピリットの世界、宇宙からみた地球や魂のことも語られている。
言葉がシンプル&ストレートなのがわかりやすい。
一度読んでわからなくても「ノリじゃなく体得する予感」があるので、じっくり読んで実践したくなる。
『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』ポイント
ポップで可愛らしいデザイン
本屋さんでこの本を見つけたとき、思わず「かわいい〜」とつぶやいてしまった。
タイトルやイラストがぷくぷくのエンボス加工で、色合いもポップ。
スーパーヒーローの衣装を着て得意げだったり、一生懸命脱ごうとしているイルカくんのイラストに親近感が湧く。
中面はブルーとピンクの二色刷りで、スピリットのイルカくん(ブルー)いるかちゃん(ピンク)のエネルギーが、そのまま紙面にのったみたい。
重要なところにはちゃんとマーカーがしてあってイラストもふんだんに入っているので、「目醒めの参考書」みたいに中高生から読める。
可愛らしさの中にいろいろなこだわりがつまっている1冊だと感じました。
地球で試行錯誤するイルカくん
本書では、イルカくんの地球での体験が包みかくさず書かれている。
スピリットだからといって全てに達観しているわけではなく、試行錯誤しながら進んでいくイルカくんの体験は、そのまま人間の目醒めへの歩みの縮図として見ることができる。
「愛を伝えたい!」というシンプルな想い
本の帯には、「着ぐるみを脱いだら愛だった」という言葉と、涙するイルカくんが描かれている。
「どういうことだろう?」と思って本を開くと、初めのフルカラーのところにも次のフレーズ。
「愛」を思い出してほしい
人はもともと「愛」の存在だってことを・・・
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
つまり、タイトルにもある「目醒め」とは「自分が愛の存在であることを思い出す」ということなんだと、初めから明かしてくれているんだよね。
イルカくんは一貫して「愛」ということを伝えていて、この本でも「愛」のことをいろんな角度からお話してくれている。
「愛」って抽象的でよくわからなくても、この本を読むことで「愛」のことが具体的にわかるようになるし、日常で実践することができるようになるよ。
イルカくんの自己紹介は動画でも視聴することができる。
イルカくんいるかちゃんの声はソフトで優しく、「読む」のとはまた違った感覚でメッセージを受け取ることができるよ。
【いるかくん いるかちゃんが地球にやってきたのは・・・】動画を見る
人間の「愛」の忘れっぷり
イルカくんの地球体験記では、イルカくんが初め理解できなかった人間のおかしなところが書いてある。
イルカくんから見た人間
- そもそも自分を愛したことがなく、人に愛されることを求めている
- 人と比較してはうらやましくなって寂しくなったり怒ったりしている
- 心の中は自分を認められない悲しさや物足りなさで複雑になっている
いわゆる「愛を忘れてしまった」状態。
だけど、イルカくんのショックとは裏腹に、いまいちピンとこない自分もいた。
外側をみて比較して悩んだり苦しんだりするって、そんなに嘆かわしいこと?
自分にとってはごく普通の状態なんだけど。。
外側を見てモヤモヤすることは日常なので、「生きてるとそういうのあるよね」くらいで特に問題に思っていなかった。
そこにいきなりイルカくんの「がっかり」を突きつけられるから、反発も感じたんだよね。
だけど、イルカくんは人間を責めているわけではない。
その悩み苦しみは「当たり前」ではなく、自由になれると知っているからこそ、人間にわかってほしくてたまらないんだよね。
ストレートなイルカくんの言葉は痛いときもある。
だけど「そうなんだなあ。自分にもあるなあ。」と素直な気持ちで読んでみると、言葉の奥にあるイルカくんの気持ちが伝わってくる。
夢から醒めたイルカくん
「地球のみなさん愛を伝えたい!」という思いで一生懸命やってきたイルカくん。
衝撃だったのは、なんとイルカくん、こうして頑張ってきたこと自体が「夢」だったと気づいちゃうんだよね。
えー! スピリットが地球をサポートしにきたら、その役割をまっとうしてめでたしめでたし、なんじゃないの?
たしかにイルカくんは、「地球のみなさん愛を伝えたい!」と「スーパーヒーロー」になった気持ちで地球にやってきた。
人間に伝えようと奮闘するうちに、イルカくんから人間に対する期待やプライドが落ちていき、無条件の愛でただ奉仕に専念するようになる。
そして最後には自分が「夢」の中で「スーパーヒーロー」という役を演じていたことに気づき、すべては幻だったと目醒めるんだよね。
つくりあげたストーリーの中で演じているだけなのに演じていることを忘れて、自分がつくりあげたスーパーヒーローが自分そのものだと思いこんでしまった。使命という夢の中で、スーパーヒーロー役をやって。これもドラマの中の役の設定だったんだ。
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
もともと目醒めている存在なのに、「愛を伝えたい」一心でわざわざ人間と同じ悩み苦しみを体験したイルカくん。
だからこそ人間のことも理解して、わかるように「目醒め」を伝えることができるんだよね。
人はもともと「愛」の存在。
イルカくん いるかちゃんは「愛」を忘れてしまった人間に「愛」を伝えるために地球にやってきた。
人間のことを理解しているイルカくん いるかちゃんと一緒に「愛」を思い出していこう。
Step1.着ぐるみを着ていると気づき、脱ぐ
着ぐるみを着ていると気づき、脱ぐ
- 着ぐるみを着るってどういうこと?
- どんな着ぐるみを着ているかを知り、脱ぐためのワーク
現実のしくみを知る
やりたいことをやって魂の目的を果たす
魂を脱いで「愛」そのものであることを思い出す
本書では、イルカくんが地球で体験した目醒めのプロセスを私たち人間も実践することができるようになっている。
まずは、本当の自分とは違う「着ぐるみ」を着ていることに気づいて、脱いでいくことから始めよう。
着ぐるみを着るってどういうこと?
人間が着ぐるみを着ている状態ってどういうことだろう?
あなたは、「自分はなぜ生まれてきたんだろう?」「なぜ生まれて生きて死ぬんだろう?」って疑問に思ったことはないかな?
イルカくんは、人間が地球に生まれてくるのは「ここで何かやりたいことがあるから」と言っている。
その「やりたい!」という思い一つで、一回の人生を生ききるエネルギーを持って生まれてくる。
すごい決心で地球に生まれてきたんだね。
でも、そのやりたいことってどうしたらわかるの?
イルカくんは、「やりたいこと」について次のように言っているよ。
常に「これやりたい!」ということをやりながら、次々に「やりたい!」をたどってやっていけば、それが生まれてくる前にやりたいと決めてきたことを生きることになる。
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
そうなんだ。
とっても簡単そうに聞こえるんだけど、「やりたい!」という気持ちがよくわからないんだよな。
ももちんはこれまでの人生で、けっこう「やりたいこと」をやってきたつもりだった。
だけど「やりたいことをやっていても満たされない」という気持ちが常にあって、やり続けるのが苦しかった。
それは、そもそも「やりたい」と思っていたことが「好かれる(認められる)ためにやること」にすり替わっていたからなんだよね。
例えば次のような感じ。
「やりたい」のすり替え
- やりたいことをシンプルにやるのではなく、「資格」「収入」につなげようと無理をする
- やりたくても「小さなこと」「役に立たないこと」「お金にならないこと」はやらない
- やりたいけど疲れそうなこと、目立ちそうなことはやらないでおく
- 誰かに勝つこと、優れていることにこだわり無理をする
こうやって、「やりたいこと」にかけるエネルギーをちょっとひねったり別の方向に注いで、違う自分を演じて生きること。
これが「着ぐるみを着る」ということなんだよね。
こういうことを繰り返していたんだ。
そりゃ「本当の自分」と「着ぐるみの自分」わからなくなるよなぁ。。
着ぐるみを脱ぐためのワーク
着ぐるみを着るってどういうことかわかったら、自分がどんな着ぐるみを着ているかを知って、一つ一つ脱いでいこう。
本書では「着ぐるみを脱ぐためのワーク」を紹介しているよ。
その方法は「幼少期の記憶にアクセスしてノートに書き出す」というもの。
多くの場合、幼少期に「やりたいことをやったら愛されなかった(嫌われた)(傷つけた)」という体験をして着ぐるみを着る。
その頃の一つの着ぐるみが自分の言動のあらゆるところに影響しているので、とってもパワフルなワークだよ。
着ぐるみを脱ぐためのワークのポイントは3つ。
- 良い子ぶらないありのままの気持ちを書くこと
- 願いを叶えるのは誰かにしてもらうのではなく、自分で自分にしてあげること
- 着ぐるみは一つ脱いで終わりじゃない。ノートに書くことを習慣化すること
「ノートにありのまま書く」という作業は、自分が自分の気持ちを知って受け入れ、愛する作業。
自分自身を愛するようになると、違う自分を演じること(=着ぐるみ)の無意味さに気づき、いらなくなる。
着ぐるみを脱いでいくことで、ありのままの自分、純粋でシンプルな自分がどんどん出てきて、本当にやりたかったことがわかってくる。
どこまででも自分を知り続けていくことができるので、自分のペースで続けていこう。
次の記事でも自分の気持ちをノートに書くことポイントを解説しているよ。
心が楽になる!日記を書いて深める5つのポイント
前回は、日記をつけることで、心にいい効果があることを紹介したよ。 今回は、どうやって書いたらそのような変化が感じられるの?ということについて書くよ。 心が楽になる日記の書き方には、ポイントがあるよ。 ...
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地球に来た目的を忘れ、愛されるために着ぐるみを着てしまったことに気づこう。
着ぐるみを脱ぐワークをして、本当の自分、やりたかったことを思い出していこう。
Step2.現実のしくみを知る
着ぐるみを着ていると気づき、脱ぐ
現実のしくみを知る
- 「着ぐるみ」が演じる「ドラマ」から抜ける
- 外側の世界は心の投影!内側をよく見よう
やりたいことをやって魂の目的を果たす
魂を脱いで「愛」そのものであることを思い出す
「着ぐるみ」を脱いで本当の自分を知り続けていくことは、そのまま「目醒め」への道につながっている。
ここからは視界を広げ、「現実のしくみ」を知って「目醒める」ポイントを整理していくよ。
真実①「着ぐるみ」が演じる「ドラマ」
私たちは日常的に「着ぐるみ」を着ていることはわかったけど、一体どこからどこまでが着ぐるみなんだろう?
先に紹介した「着ぐるみを脱ぐワーク」では、ありのままの自分、本当にやりたいことを知っていくことが目的だった。
この「着ぐるみ」はどこまでも重なっている。
自分らしさ、性格だと信じてきたものも、実は着ぐるみなんだよ。着ぐるみが自分にくっついて、脱げることを忘れてしまったんだ。
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
性格、個性、役割、肩書き・・・自分が気に入っているものも全部着ぐるみなんだね。
外側の現実では、誰もが自分独自の着ぐるみを着て、他者と関わりあいながら「ドラマ」をつくりあげている。
師匠と弟子、夫婦、親子、上司と部下、被害者と加害者、助ける人と助けられる人・・・
場面場面でいろいろな着ぐるみを着て、不幸なドラマ、幸せなドラマ、冒険ドラマ、成長ドラマ、感動ドラマ、勝負のドラマを演じていく。
本来は、テレビに映っているドラマを「見ている」のが私。
だけど私たちは本来の自分を忘れ、ドラマの役になりきって、楽しんだり悲しんだりしているんだよね。
ドラマに気づいて抜ける
日常的に着ぐるみを着てドラマを演じている私たちだけど、常識で考えても、すべての着ぐるみをすぐに脱ぐことは難しい。
「部下」という着ぐるみを脱いで「上司」にいきなりタメ口きいたら、怒られて終わりだよね。。
ここでのポイントは、「自分が着ぐるみを着てドラマを演じているだけ」ということに気づいている、ということ。
ただ演じているだけ。
深刻にならなくていい。
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
「役」が自分自身だと思いこんでいると、外側からほしいものがもらえないときに苦しさを感じる。
苦しさを感じたら、「そうだった。私は役じゃなかった」と気づいてはなれる。
本当の自分は何かが不足しているわけではないから、外側から何かもらったりもらえなかったりすることで、自分が上がったり下がったりしなくていいんだよね。
スピリチュアルなコミュニティで認められたり、先生やスピリットに近づくように成長するというのもドラマ。
「目醒め」とはそういうドラマから抜けて本当の自分に戻っていくことなんだね。
性格、個性、役割、すべてが着ぐるみ。
着ぐるみでドラマを演じていることに苦しさを感じたら、「そうだった。私は着ぐるみじゃなかった」と気づいてはなれる。
真実②外側の世界は心の投影
例えば、外側になにか問題が起こったら、あなたならどうする?
多くの場合、問題が起こったときその対処・解決にエネルギーを向けるよね。
これは、「世界の中に小さな自分がいる」ということを大前提として信じているから。
ちっぽけな自分は、問題だらけの世界の中で対処して生きていかなきゃいけないもんね。
だけどイルカくんによると、真実はまったく逆。
真実は「世界は心の投影」ということなんだよね。
真実は、自分の考えていること、感じていることをそのまま相手や世界に投影しているだけで、それぞれが異なる夢の世界を生きているんだ。現実は、自分が、何をこの世界に投影しているのかを教えてくれているよ。
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
初めは信じられないよね。
信じられなくてもいいから、「世界は心の投影」という観点で外側の現実を見てみると、見え方が変わってくる。
外側の現実に不調和が起こっているなら、自分の心で不調和が起こっているということ。
ということは、自分の心を整えることで外側の現実も自然と整っていくことになる。
心を整えるのには、自分の心を知り、受け入れ、愛していく・・・着ぐるみを脱ぐワークは最適だね。
「意識」と「行動」どちらも大切
ももちんは、過去に乳がんになったことについて内側を見ていったときに、疑問がわいた。
「世界は心の投影」ということは、病気も心がつくっているということ?
心を整えれば、病気は治るのかな?
この疑問に対しては、本書後半の「イルカの星の処方箋」でイルカくんが答えてくれていた。
願いを叶えたいのであれば、意識を使って、ちゃんと言葉で表現をして、行動しないとね。だから、意識と行動どちらに重きを置けばいいか? という質問には、どちらも大切だと言えるよ。
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
当然だけど、外側に叶えたい願いがあるのであれば、外側への対処・行動も大切。
ももちんの例でいうと、「乳がんを治したい!」という願いがあって、「治すために治療が必要!」と思うなら治療はするべき。
やっぱりそうだよね。
「内側を見てれば外側も良くなる」と、行動をなまけるところでした。
それと同時に、「世界は心の投影」という観点から心をしっかり見つめてみることも大切なんだよね。
私は病気をどう思っているのだろう?
病気になったらどうなると思っているのだろう?
それってそんなに怖いことなのかな?
そんなに怖い病気なのかな?
こういう投げかけを自分にしてみて、自分が「病気」に与えている意味、深刻さ、をよくよく見つめてみる。
「現実は心の投影」と知っている私たちは、自分の心を見ることで「問題」の深刻さから抜けることができる。
「問題」は誰から見ても絶対的なものではなく、自分が「問題」と思っているだけ。
最終的には「問題」が「問題」じゃなくなっていくので、そこにかけるエネルギーが軽くなって、たいしたことなくなっていく。
外側の状況が変わるというより、状況のとらえ方が変わる、ということなんだね。
外側の世界は心の投影!
外の世界をなんとかするより内側をよく見ることが大切。
Step3.やりたいことをやって魂の目的を果たす
着ぐるみを着ていると気づき、脱ぐ
現実のしくみを知る
やりたいことをやって魂の目的を果たす
魂を脱いで「愛」そのものであることを思い出す
「すべてはドラマで演じているだけ」「外側の現実は心の反映」というしくみがわかったかな?
イルカくんの「スーパーヒーロー」も演じているだけだったんだよね。
ということは、そもそも地球にきた目的自体がドラマということ?
そう、実は「やりたいことがあって地球に生まれてくる」というのも、自分で設定したドラマ。
でもだからといって「どうせ幻なんだから、どうでもいいや」と投げ出してしまっては、「未練」として残ってしまう。
人生かけてやりたい!と生まれてきた思いは、そう簡単には消えてなくならない。
じゃあ、どうやって生きていけばいいんだろう?
その生き方を、イルカくんは示してくれている。
それはね、「すべては、どうせ幻想」だと思って、深刻に考えないで自分が地球に生まれて来た思いや情熱を思いっきり爆発させて、命を輝かせて生きてみることなんだ。
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
幻想だから投げ出すのではなく、幻想だから軽い気持ちでやってみよう!ってことなんだ!
「やりたいことをやる」「魂の目的を果たす」ことは、未練なくドラマから抜けて、目醒めていくためにも大切なこと。
実際にどんなことに取り組むかというと、すでにでてきている次の2つを徹底的にやっていけばいい。
魂の目的を果たす
- 目の前にある好きなこと、ハートがキュンキュンすることをやりつづける
- 着ぐるみを脱ぐワークをやりつづける
(ノートに気持ちを書いて自分を知り、受け入れ、愛しつづける。やりたいことがわかったら、気がすむまで自分で叶えていく)
結局、やりたいことをやって本当の自分を知りつづける、に尽きるんだね。
それと同時に、これは「着ぐるみ」で「ドラマ」であることも心にとめ、日常的に目醒めの観点にもどることも大切。
目醒めの観点に戻るやり方は、二通り紹介されている。
目醒めの観点に戻る
- 苦しくなったら、「役をやっているだけ!」と、パッと目醒めの観点に戻る
- 苦しくなったら、その苦しい気持ちをよく感じる。感じきると苦しい気持ちは消え、幻想だったとわかる:目醒めの観点に戻る
慣れないうちはどうしてもドラマに没入して深刻になってしまう。
だから目醒めの観点を意識しながらも、「着ぐるみを脱ぐためのワーク」でじっくり自分と付き合っていこう。
これからは、目醒めている観点で魂の目的を果たしていこう。
全ては幻想だから、深刻にならずにワクワク情熱に従って生きていこう。
そうやって魂が満足したら、その魂さえ脱いでいく次の段階に入っていくよ。
魂の目的も自分で設定したドラマで幻想。
目醒めながらワクワクやりたいことをやって生きていこう。
Step4.魂を脱いで「愛」そのものであることを思い出す
着ぐるみを着ていると気づき、脱ぐ
現実のしくみを知る
やりたいことをやって魂の目的を果たす
魂を脱いで「愛」そのものであることを思い出す
- 二元の地球を活用して自分から愛する
- 愛するときのポイント
イルカくんは、人間が魂さえも脱いだ先に地球でやるべきことを次のように話している。
地球のみなさんが地球でやるべきことは、自分は「愛」そのもの、「宇宙」そのもの、「創造」そのものであることを知って、それを思い出すことなんだ。これが目醒めだよ。
引用元:『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』イルカくん いるかちゃん著、ビオ・マガジン、2021年
イルカくんが初めから言っている「着ぐるみを脱いだら愛だった」「人はもともと愛の存在」ということが、ここにつながってくる。
どうすれば、自分が「愛」そのものであることを思い出せるのかな?
自分が「愛」そのものであることを思い出すには、自分から「愛する」ということを実践して、「自分にも愛があった!」と確認することが大切。
本来、人や動物、植物、物など、愛する「対象」が目に見えてわかりやすい地球では、「愛」を実践しやすい。
この地球を活用して、どんどん愛を実践し、自分の中にある愛を思い出していこう、とイルカくんは言っているよ。
条件つきの「愛」と無条件の「愛」
今まであなたが「自分から愛する」体験にはどんなものがあるかな?
恋人、家族、ペット、大好きな趣味・・・などが挙げられるかもしれない。
こういった対象を自分から愛することで、相手からなにかもらえることを期待していなかったかな?
一時的な安心、安全、豊かさ、愛されているという感覚・・・
心の奥にそんな「見返り」を求める気持ちがあるなら、それは「愛されたいから何かをしてあげる」という「条件つきの愛」なんだよね。
これまで見てきたとおり、人間は外側から愛を「もらおう」として着ぐるみを着ることが多い。
これは、目醒めとは真逆の道なんだよね。
目醒めは、着ぐるみが演じているドラマから抜けて「無条件に愛する」を実践し、自分が「愛」そのものであることを思い出すこと。
目醒めにつながる「愛」の実践には、いくつかポイントがあるよ。
「愛」の実践ポイント
- 愛するのは第一に自分自身
- 愛した対象がどうなっていくか、結果を期待しない
- 愛を無理やりつくり出そうとしない。自分はすでに愛の存在
- 嫌いなものこそ愛を思い出すチャンス。許すチャレンジをする
- 愛を与える相手を探す必要はない。目の前の人や状況に愛で接する
このポイントを見ていくと、なにか大それたことをする必要もないし、愛をアピールする必要もない。
まず第一に自分を愛して、目の前の人や状況に「愛」で接すれば良いんだね。
自分が「愛」そのものであることを思い出すには、自分から「愛する」こと!
外側から愛してもらおうとすることは目醒めとは真逆の道。
まずは自分を愛して、目の前の人や状況に「愛」で接してみよう。
自分とよく対話して着ぐるみを脱ぎ、ドラマと気づいたらはなれる。
やりたいことをどんどんやって、意識でも行動でも自分を愛していく。
自分から愛して、自分の中にある「愛」を思い出していく。
このすべてが「目醒め」につながっていくことなんだね。
悩める人間にたっぷりアドバイス!イルカの星の処方箋
これまで見てきた人間が目醒めるためのステップは次のとおり。
目醒めのステップ
- 着ぐるみを着ていると気づき、脱ぐ
- 現実のしくみを知る
- やりたいことをやって魂の目的を果たす
- 魂を脱いで「愛」そのものであることを思い出す
シンプルなステップだけど、いざ実践となると難しく感じたり、迷ったりすることも出てくる。
本書後半では、目醒めのステップを実践していると湧いてくる疑問やお悩みに、イルカくんいるかちゃんが徹底的に答えているよ。
お悩みの数、なんと26個!
一つのお悩みにつき4ページ、みっちりアドバイスをくれるから参考になる!
現実的な悩みに共感
「イルカの星の処方箋」をよ読んで感じたのは、現実的で共感できる悩みが多いこと。
「それ、よく聞いてくださった!」って思う質問ばかりなんだよね。
実際、本書を読んでいて現実とのギャップを感じたことがいくつかあった。
ワクワクやりたいことをやって魂の目的を果たしていこう!
ハワイでのんびり暮らしたい。
でも現実的にお金も家族の同意もないし、無理だよ。。
現実は心の投影なんだ!
内側をしっかり見ていこう。
内側ばかり見ても、実際騒音に悩まされている。
外側の嫌なことは我慢して内側を見るってことなのかなぁ。。
他にも、「ありのままじゃ社会でやっていけないよなぁ」「そもそもやりたいことがわからないし。」とか、いろんな感想が湧いてきた。
本書の「イルカの星の処方箋」を読むと、そのすべての疑問にイルカくん いるかちゃんが答えてくれていた。
「夢は常に現実になって叶っている」ことや、「行動して対処することも大切」であることを、お悩みに合わせてわかりやすく伝えているので参考になる。
イルカくんとは違う角度でお悩みにアプローチしているいるかちゃんのメッセージがとても良い!
的確で優しいアドバイスにほっとする。
徹底的に「自分を知る」という目線
イルカの星の処方箋では、人間関係についてのお悩み相談もたくさん出てくる。
怒りっぽい上司が怖いとか、スピリチュアルに無関心な家族にわかってほしいとか、わかるなぁ。
こういうお悩みに対して、イルカくんは「質問者」と「問題となっている人」どちらが良い、悪いという判断をしない。
そこには「考えの違いだけ」という中立の姿勢があるんだよね。
大切なのは「良い」「悪い」「行動」で決着することではなく、外側の「問題」に見えることをきっかけに「自分の内側を見る」ということ。
イルカくんは常にその視点からアドバイスしてくれている。
自分をよく見て知っていくことが結果的に外側に反映されることを信頼し、アドバイスを実践していこう。
現実で疑問や悩みが出てきたら、「イルカの星の処方箋」を参考にしよう。
目の前のことを通して「着ぐるみを脱ぐ」「ドラマから抜ける」「外側の現実は心の投影」「自分から愛する」ということを実践していこう。
感想おさらい
イルカくん いるかちゃん 関連情報
イルカくん いるかちゃん、ドルフィニスト篤 綾子さん関連情報を紹介するよ。
イルカくんが話している動画
引用元:二極を統合して、目醒める!/ドルフィニスト篤・綾子によるイルカチャネリング講演(2019年 心と体が喜ぶ癒しフェスティバル東京)/DolphinistAcademy
今作では「文字」と「イラスト」を通して存分に叡智を伝えてくれた「イルカくん いるかちゃん」。
もともとは、ドルフィニスト綾子氏の口から「話す」というスタイルで、その叡智を伝え続けてきた。
講演やメディア出演などで「イルカくん いるかちゃん」が話している動画をYou Tubeで視聴することができるよ。
「イルカくん いるかちゃん」の声からストレートに響いてくるものがある。
声を聞くだけでハートが開く感覚を体験してみてね。
イルカくんいるかちゃんのチャネリング動画をチェック(You Tube Dolphinist Academy チャンネル)
ドルフィニストアカデミー
引用元: 悟りメンバーシップ ~dolphinistへの道~/Dolphinist Academy公式サイト
ドルフィニスト篤さん・ドルフィニスト綾子さんが主宰する「ドルフィニストアカデミー」では、目醒めのためのコミュニティ「悟りメンバーシップ」を運営している。
会員制で、『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』にもあるような「着ぐるみ」「自分を愛する」「自分を知る」ことをシェアあったり、会員限定のイベントや勉強会も開催。
もちろん「イルカくん いるかちゃん」もたくさん話して、ひとりひとりにアドバイスもくれたりする。
「ドルフィニストアカデミー」では、悟りメンバーシップに入っていない一般の人も参加できる個人セッションやイベント講演も行っているよ。
興味があったら公式サイトをチェックしてみてね。
関連本
イルカくん いるかちゃん、ドルフィニスト篤 綾子さんが関わった本を紹介。
『悟りハンドブック』
『悟りハンドブック』は、ドルフィニスト篤さんが2017年にナチュラルスピリットから刊行した本。
一般の人がとっつきにくいイメージの「悟り」を論理的かつ明快に解説し、現実を軽く楽に生きるメソッドも書かれている。
ドルフィニスト篤さんも日常的に「イルカくん いるかちゃん」とコミュニケーションをしながら暮らしているので、その叡智は『悟りハンドブック』にもたっぷり盛り込まれている。
『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』ともリンクする内容なので、一緒に読みすすめるのもおすすめ。
『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』でお悩みに対するアドバイスは、『悟りハンドブック』でも違う視点からヒントをもらうことができるよ。
『悟りハンドブック』感想。地に足のついた「実践」スピリチュアル本
「悟り」なんて、凡人の自分には縁がないと思っていたももちん。 実は「悟り」を知ることは、悩みがあるふつうの人が、軽く楽に生きるヒントが満載なんだよね。 『悟りハンドブック』は、一般の人が実践しやすい「 ...
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『ヌルラン』
『ヌルラン』はコラムニストの辛酸なめ子さんが2018年に太田出版から刊行した小説。
悩める女性インスタグラマーとイルカのスピリット「ヌルラン」の交流を描いていて、主人公の精神世界に迷いこむような不思議な感覚になる。
辛酸なめ子さんが実際にドルフィニスト篤さん・綾子さんのセッションを受けた際登場したのが「ヌルラン」で、辛酸なめ子さんのガイドスピリットとのこと。
『ヌルラン』の出版イベントでは辛酸なめ子さんとドルフィニスト篤さん・綾子さんが共演、ヌルランも登場して話したよ。
辛酸なめ子『ヌルラン』イルカのスピリットと主人公レミの等身大小説
辛酸なめ子氏の小説『ヌルラン』は、悩める女性インスタグラマーとイルカのスピリットの交流を描いている。 このまえ、刊行記念トークに参加して、小説もとっても面白かったので、紹介するよ。 こんな方におすすめ ...
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まとめ
『誰も教えてくれなかった目醒めのヒミツ』感想まとめ。
スピリットの視点から「目醒めて生きる」ことをわかりやすく教えてくれて、仕事や人間関係などの悩みに合わせたアドバイスがたくさん盛り込まれている本だよ。
ドルフィニスト綾子さんのパートナー、ドルフィニスト篤さんの著書『悟りハンドブック』については次の記事をどうぞ。
『悟りハンドブック』感想。地に足のついた「実践」スピリチュアル本
「悟り」なんて、凡人の自分には縁がないと思っていたももちん。 実は「悟り」を知ることは、悩みがあるふつうの人が、軽く楽に生きるヒントが満載なんだよね。 『悟りハンドブック』は、一般の人が実践しやすい「 ...
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