
『悟りハンドブック』ドルフィニスト篤著、ナチュラルスピリット、2017年
「悟り」なんて、凡人の自分には縁がないと思っていたももちん。
実は「悟り」を知ることは、悩みがあるふつうの人が、軽く楽に生きるヒントが満載なんだよね。
『悟りハンドブック』は、一般の人が実践しやすい「悟りへのメソッド」をわかりやすく解説している本だよ。
この記事で紹介する本
こんな方におすすめ
- 悟り本を探しているが、何がいいのかわからない
- 自分は悟りに近づけなくてモヤモヤしている
- スピリチュアルのキラキラした感じが苦手
- 人間関係や仕事の悩みから抜けて楽になりたい
『悟りハンドブック』とは?
『悟りハンドブック』は、2017年、ナチュラルスピリットより刊行された。
著者はドルフィニスト篤。
ドルフィニスト篤(著)
【ドルフィニスト篤さんと綾子さんの物語/vol.1】イルカのように自由に楽しく生きる体現者「ドルフィニスト」として、活動を展開しているお二人の歩み、お話を数回のシリーズでお伝えします♪「愛あふれるイルカのスピリットがやって来た」https://t.co/gehTE7XLz9 pic.twitter.com/wvkb9kOnvo
— ナチュラルスピリット (@naturalspirit89) 2018年12月17日
スピリチュアル・ヒーラー、心理カウンセラー。
京都大学院理学研究科博士課程修了。
幼少期の頃より「根源意識」とつながり、「知っている」という絶対的知覚をもつ。
2001年頃より、イルカのスピリットのチャネリングをする綾子夫人と共に全国でヒーラーとしての活動をはじめる。
現在は神戸でドルフィニストアカデミーを主宰。
参考:『悟りハンドブック』ドルフィニスト篤著、ナチュラルスピリット、2017年
内容紹介
引用元: ドルフィニスト篤 著『悟りハンドブック』発売記念動画/Dolphinist AcademyYouTube公式チャンネル誰でも〈私〉を思い出すと悟れます!
かわいいイルカとともに「悟り」の世界を覗いてみよう!
完全な覚醒、「悟り」とは〈私〉の本性をはっきり思い出すということです。(中略)
〈私〉の本性を思い出すには、何かを探し、得ようとしている自我を自覚し、 手放さなければなりません。
今まで外側ばかりに向けていた関心を〈私〉に向けることによって「悟り」が訪れます。
引用元:ナチュラルスピリット公式サイト
『悟りハンドブック』を読んだきっかけ

告知された日に医師からもらった資料たち。
ももちんが「悟り」に興味を持ったきっかけは、乳がん闘病中。
もともと、占いやスピリチュアルに興味があって、いろんな人のセッションとか受けたり、本を読んだりはしていたんだよね。
だけど、病気になったことで、環境がガラッと変わった。
仕事も休職し、妊活もストップし、そもそも何年後かの夢をみる気持ちにもならなくなった。
自然と、「この死の恐怖を受け入れたい」という方向に気持ちが向いたんだよね。
ももちんがそれまで知っていた占いとかスピリチュアルでは、ももちんが恐れている「死」についての理解を深めることはできなかった。
そんなとき、興味を持ったのが「悟り」という観点。
それから、「悟り」「非二元」に関する本を読み始めた。
その流れで、当時「悟りクラス」を開催していたドルフィニスト篤・綾子夫妻のセッションを受け、お二人と知り合いになった。
信頼しているドルフィニスト篤さんが書いた本だから読んでみました。

現実生活への希望や不安はどうでもいい。それより、死ぬのがめっちゃ怖い。
悟ったら死の恐怖を受け入れられる?
乳がん闘病中に直面した悩みについては、こちらの記事をどうぞ。
-
【AYA世代】アラサー子なし主婦が乳がんになって直面した悩み
「AYA(あや)世代」っていう言葉、聞いたことあるかな? 「AYA世代」っていうのは、英語の「思春期と若年成人(Adolescentand Young Adult)の頭文字からつくられた言葉。 10代 ...
続きを見る
『悟りハンドブック』を読んだ感想

『悟りハンドブック』ドルフィニスト篤著、ナチュラルスピリット、2017年
『悟りハンドブック』は、はっきり明快に心のからくりを解説している。
一文一文がクリアなので、読んで自分に当てはめやすく、自然と自分の内側に関心が向く。
ももちんは、繰り返し読んで実践しているうちに、次のような変化を感じたよ。
本を実践して変わったこと
- 病気の不安に悩まなくなった
- 自分の弱いところ、ダメなところも愛せるようになった
- 周りに合わせて我慢することが減った
- やりたいことをやり、やりたくないことをやらないようになった
- 外側の何か(本や先生からの言葉など)に答えを求めることが減った
本の内容とももちんの体験をリンクさせて紹介していくね。
イルカの表紙と中身のギャップ
『悟りハンドブック』の表紙は、可愛いイルカの絵。
この表紙を見て、あなたはどんな内容をイメージする?
ももちんは初めこの表紙を見たとき、「なんか軽そう、ふわふわしてそう、イルカちゃんがなんかメッセージくれるのかな?」って思ったんだよね。
ももちんが求めていたのは、「悟り」に導いてくれる、地に足のついた実践本。
だから、ちょっと求めている内容と違うかも?って思った。
だけど、本を読んでみたら、とても落ち着いた内容で、言葉も難しすぎず、何よりわかりやすかったんだよね。
ヨーガスートラや仏教などの経典にあるエッセンスを、もっとずっと一般の人向けに砕いて伝えているような感じ。
『悟りハンドブック』のあとがきに書いてあるけど、ドルフィニスト篤氏はイルカが大好き、とのこと。
イルカ的な生き方はそのまま悟りに通じる、ということで、イルカのイラストを入れてもらったらしい。

『悟りハンドブック』は心のからくりについて解説した、地に足のついた実践本だった。
スピリット、オラクルカード系の感じではないよ。
日常で悟る!

悟ってる人ってこんな感じ?
ももちんは、「悟り」ってどういうことなのか、漠然としてていまいちわかってなかったんだよね。
『悟りハンドブック』のサブタイトルは、「〈私〉を思い出すこと、それが悟りです!」って書いてある。
口で言うのはめっちゃ簡単(笑)
『悟りハンドブック』は、実際に〈私〉自身を徹底的に知ることで、確実に「悟り」への道を歩むためのガイドブックなんだ。
「悟り」は遠いものではない
あなたは、「悟り」って、どんなイメージがある?
ももちんが「悟ってる人」に対して持っていたイメージはこんな感じ。
「悟り」に持っていたイメージ
- 平和で穏やか
- 毎日瞑想&ベジタリアン
- 何を見ても愛と感じる
- 死を恐れない
- 不安や心配がない
- 虚栄、目立ちたいなどの気がない
- マザー・テレサのように、愛にあふれている
で、実際のももちんはどうかというと、こんな感じ。
ももちんの現状
- めっちゃ落ち込むしイライラすることも多い
- 瞑想は寝ちゃうし、肉やファストフードも大好きな雑食
- 愛って何かすらわからない
- 死ぬのはめっちゃ怖い
- 不安と心配だらけ
- 目立ちたいし、ほめられたい
- 誰かに奉仕したり、寄付する精神はほぼない

そんな自分だから、悟るには、めっちゃ修行したり、出家したり、瞑想したりしなくちゃいけない!って思ってたんだよね。
『悟りハンドブック』では、そんな「悟りのイメージ」がただの「考え」にすぎない、ということをはっきり示してくれているんだ。
これらのイメージは、「悟り」とは本来関係がなく、「悟り」を得るための条件になるものではありません。
引用元:『悟りハンドブック』ドルフィニスト篤著、ナチュラルスピリット、2017年
言い換えると、「悟り」を遠いものとして、高い理想として、難しいものとしているのは、自分自身なんだよね。
ワーク
あなたは「悟り」にどんなイメージを持っている?書き出してみよう!
すべてが「考え」!
「悟り」と言えば、お釈迦様とか、長年修業した人が得るもの。
はたまた、近年のブームで言うと、「あなたも私もいない、死は起こっていない」とか言って、「非二元」に目覚めちゃってる感じ。
そういうのが、全部、自分の作り出した「考え」ということなんだよね。
これを読んだとき、ももちん、目からうろこが落ちた。
日常に浸透している独自の「考え」
ここでは「悟り」という言葉を取り上げたけど、どんな言葉や出来事に対しても、私たちはオリジナルの意味付けをしているんだよね。
例えば、ももちんは日常で、「主婦」であり「ニート」であり、「嫁」であり「女」であるわけだけど、一つ一つの言葉に対して「こうあるべき!」っていう考えがある。
「主婦は家事をするべき!」という考えから、毎日家事をする。
これって、さも当たり前のようにしてるけど、実は、当たり前じゃないんだよね。
「主婦」に「家事をするべき」というラベルを貼っているのは、ももちん自身。
自分が好きでやってる。
もし、誰かに強制されていたり、仕方なくやっている感覚があるとしても、「やらねば!」を最終的に選んでいるのは、自分であるということ。

私たちは日々好きなように選択し、好きなように現実をつくってるんだね。
ガイドやスピリットも「考え」
ももちんは、「悟り」に興味を持つ前は、天使とか、守護霊、宇宙人のメッセージをすごいわくわくして読んでた。
自分には、そういう交信する能力がないから、チャネリングとかリーディングできる人は精神的に上なんだと思ってた。
だけど、天使とか守護霊とかだって、自分が好きで選んでる「考え」。
信じたい私が、ダイレクトに自分のことが信じられないから、外側に「信じられそうなもの」を存在させて、欲してる言葉を取り入れて信じてる。
ここで重要なのは、すべての現実を〈私〉が創り出しているという観点を持ち、〈私〉が創り出して信じているあらゆる制限、枠組みを俯瞰し、見直し、自覚するということです。
引用元:『悟りハンドブック』ドルフィニスト篤著、ナチュラルスピリット、2017年
本来は、自分の人生、圧倒的に自分自身にパワーがあるし、実際100%自分がつくってるわけなんだけど、外側から言ってもらえる感じをつくって楽しんでるんだよね。
ワーク
あなたはどんなことに「これは絶対そうでしょ!」って思ってるかな?
自分が100%正しいって思ってることを書き出してみよう!
「自覚」とは?
自分が当たり前に「絶対正しい!」「やるべき!」「良い、悪い!」って判断していること。
実は、自分独自の考えにすぎないって、なんとなくわかったかな?
『悟りハンドブック』では、「悟り」に至る道として、「この考えのひとつひとつを私がつくり出した」とはっきり認識していくことを提案しているんだ。
これを、「自覚」っていうよ。
日常の瞬間瞬間で「自覚」を続けていくことで、自然と自分にくっついていた「考え」がはなれて、それにとらわれなくなっていくんだ。
ポイント
「自覚」とは、〈私〉が創り出した「考え」を、「私が創り出した」とはっきり認識すること!
「自覚」をすることに何の意味があるの?
ここで、「自覚って、どうやるの?」っていう疑問がわいてくるよね。
『悟りハンドブック』では、そのやり方まで具体的に示してくれている。
その方法は、次のとおり。
自覚のやり方
- 〈私〉に関心を向ける習慣をつける
- 思考、感情、感覚、欲求を客観的に見つめる
- 「今」にコミットする
ポイントは、創り出した「考え」を追いかけるのではなく、「考え」を創り出した〈私〉の本性に目を向けること。
本性っていうのは、「創造主」「真我」「本当の〈私〉」って置き換えることもできる。
ポイント
自覚のポイントは、創り出した「考え」ではなく、それを創り出している〈私〉を見ること!

初めはわからなかった
ももちんが本を読んでみて初めに思ったこと。

そう。自覚って、スキルでも知識でも経験でもなく、究極のシンプルメソッドなんだよね。
だから逆に、「これに何の意味があるの?これで悟れるなんて信じられない・・・」って疑っちゃう。
ももちんはヨガもやっているんだけど、ヨガは「自分の感覚や感情に意識を向ける」ということを心がけるんだよね。
その感情や感覚に一体化してしまうのではなく、距離をおいて眺める、というか。
本を読んで試してみた「自覚」も、同じような感覚になった。
〈私〉に関心を向けよう!と決めただけで、内側に関心が向いて、心が静かになった感じ。
だけど。
だけどね。
心が一瞬静かになるからって、だからどうした!って感じなんだよね。
結局、ヨガなり自覚なり、方法は違っても同じ事やってて、それをやってないときは、イライラや不安が起こる。

悪い現実も私のせいなの?
『悟りハンドブック』にある、「〈私〉が全てを創り出した」っていう言葉も、突きささった。
この考えをつくってるのが自分自身で、現実をつくってるのも自分自身。
ってことは、乳がんという病気も、職場がブラックだったのも、全部私がつくってるってことなの?
全部、私のせいだなんて、思いたくない!
起こることに良い悪いもないっていうけど、実際嫌な出来事が起こって、そこまで達観することなんてできないし。

よくわかんなくなってきた。。
現実が良くなるわけじゃないの?
ここでひとつ、残念なお知らせが書いてあった(笑)
自覚の大切さを強調すると、自覚をすれば現実が良くなるのではないかと勘違いされ、良くなることを期待される方も多いのですが、自覚は、問題を解決する特効薬ではありません。
引用元:『悟りハンドブック』ドルフィニスト篤著、ナチュラルスピリット、2017年

てっきり、病気にならなくなったり、周りの人が優しくなったりするのを期待していました。。
引きよせってそんな感じだと思ってたし。。
そこでわいた一つの疑問。

確実に変わっていった「受け取り方」
何のために自覚するのか、よくわからなくなってしまったももちん。
だけど、自覚を続けているうちに、確実に変わっていくものがあったんだよね。
確かに、自分を取り巻いている状況は良くなっていない。
相変わらず闘病しているし、仕事をしないで収入があるわけでもない。子どもはいないし、将来も見えない。
だけど、それだけなんだよね。その状況があるだけ。
そこに、悲しみや不安をくっつけているのが自分で、周りと比べているのが、誰でもない「自分」なんだって思えたとき、その考えがはなれていったんだ。
それを繰り返していくうちに、心がすごく楽になっていった。
ほんと、いつのまにか、なんだけど。

シンプルに自分を知っていく喜び
自覚をつづけているうちに思ったのは、ももちんは、今まで自分のことを知っていると思っていたけど、まるで何にもわかっていなかったんだってこと。
本当は自分がどうしたいのかなんて、ちゃんと自分に聞いたこともなかった。
流されるままに、「こうするのがいいもんだ!」って思いこんだことをやることが、とっても多かったんだよね。
でも、それも責めなくていい。
自分は人に合わせることに価値をおいている、認められることを求めているっていうことを、はっきり知っていくことが大事。
これじゃだめ!とか判断しないで、シンプルに、自分の考えの傾向を知っていくのはおもしろいし、それだけで、自分は喜ぶんだよね。
自覚を続けていると、シンプルに、「ああ、私がそう考えているんだなあ。」っていうところに、すぐに戻れるようになる。
現実をよくすることより、自分を知ることがよっぽどおもしろいって思うようになってくる。

ポイント
自覚とは、自分が着ている「考え」という服に気がつき、その服を着ているのが〈私〉だと思いだすこと!
思いだすことができたら、脱ぐこともできる!
初めから考えをはなすことは難しい

20年以上つけてる日記。
自覚を続けていくうちに、だんだんその良さを感じてきたももちん。
だけど、初めはやっぱり引っかかってばっかりだった。
自覚してなんになるの?同じことの繰り返しで飽きちゃった・・・とかね。
そんなときは、自覚をいったんやめて、とにかく好きなことをする!っていう期間もあった。
ずっと食べたかったお菓子を食べてみたり、ひとりでゆっくりお茶する時間をとったり・・・
さっきも言ったけど、自覚で現実がよくなるわけではないので、小さいことでも行動してあげて、自分を満たすっていうのはすごく大切。
あとは、わいてきた気持ちを、ノートに書きなぐってた。
ノートに書くと、ちょっと気持ちがゆるんだり、落ち着いたりするんだよね。
『悟りハンドブック』でもノートに書く方法を紹介しているよ。

自分がやりたいことをやって、自分を満たしてあげよう。
自分の心と対話することができる日記の書き方については、こちらの記事をどうぞ。
-
心が楽になる!日記を書いて深める5つのポイント
前回は、日記をつけることで、心にいい効果があることを紹介したよ。 今回は、どうやって書いたらそのような変化が感じられるの?ということについて書くよ。 心が楽になる日記の書き方には、ポイントがあるよ。 ...
続きを見る
「自分を愛する」ってどういうこと?
『悟りハンドブック』では、「自覚」とならんで「悟り」に大切なポイントとして、「自分を愛すること」をあげている。
ももちんは、初め「自覚」がシンプル&ドライすぎて物足りない!って思ってた。
だけど、『悟りハンドブック』に書いてあった「自分を愛する」を実践してみたら、めっちゃわかりやすく自分が満足したんだよね(笑)

結果的には、自分を愛することも、自覚も同じ、悟りへの道だと感じた。
やりたいこと、やりたくないことを叶える
「自分を愛する」ときいて、どんなことをイメージする?
ももちんが一番わかりやすかったのは、「今、何を食べたい?」「今、寒い?」って、今の感覚を自分に聞いていくこと。
意識してやり始めて衝撃を受けたのが、ももちん、食べたいもの全然食べてなかったんだよね。
おいしそうなチョコレート見つけても、高いからそれを選ばず、安いお菓子にしたり。
寒いけど、めんどくさいからって、お風呂に入らず寝てしまったり。
そういう一つ一つの望みをきいてあげて、叶えてあげることから始めたら、とっても喜びを感じたよ。
ワーク
あなたが喜びを感じるのはどんなこと?嫌なことはどんなこと?書き出してみよう!
死ねとか思っちゃダメだよね?
自分がやりたいことをやり、やりたくないことをやらない、というのは、とても大切な自分への愛。
だけど、それ以上に大切なのは、今まで目を背けてきた自分をはっきり見て、理解して、許してあげることなんだよね。
例えば、ももちんが長いこと自分に禁じてたのが、他人の悪口をいうこと、他人に悪いことを思うこと。
よく言われている、波動の法則、鏡の法則では自分が発した思いが自分に返ってくるって聞いた。
だから、人に対して「死んでほしい」とか「目の前から消えてほしい」なんて、思っちゃいけない!って思ってたんだよね。
『悟りハンドブック』では、次のようなことが書いてある。
ありのままの〈私〉に罪悪を感じ、罰するのではなく、その〈私〉を理解し、許し、包容してあげることは、〈私〉を愛することです。
引用元:『悟りハンドブック』ドルフィニスト篤著、ナチュラルスピリット、2017年
どんなに醜い感情でも、憎しみや妬みがわいてきても、まずはそれをはっきりと見てあげる。
その人に伝えるとかはしなくていいから(笑)
これには、ノートに書くことがおすすめなんだけど、書けなかったら、お風呂とかでこっそり口に出してみる。
本来、人間なら、怒りや憎しみ、妬みだってあって自然なものだから、あまり怖がらずに、どんどん出して許してあげてね。

出てきちゃってるものはないことにできないし、目をそらしても、ただ抑圧してるだけになっちゃう。
そしてその抑圧が、苦しみの元。
ポイント
怒りや憎しみは、今まで知らなかった自分を知っていくチャンス!
ノートに書くことで、よりはっきりと自覚することができるよ。
わかってあげることが大切
「自分を愛する」を続けていると、自然と、やりたい、やりたくないを叶えることより、自分を知りたい!という方向に関心が向いてくる。
「自分を愛する」って、つきつめると、「叶える」ことじゃないんだよね。
じゃあ何かって言うと、自分のことをとことん知って、理解し、許していくこと。
自分と仲良くなることなんだよね。
実際、「本当はこれがしたい!」という望みが出てきても、それをよくきいてあげたとき、自分は満足してしまうことってよくある。
叶えることにこだわるのもいいけど、苦しくなってきたら、ちょっと立ち止まって、自分に戻ってみるといいよ。

望みを叶えることに疲れてきたら、ちょっと立ち止まってみるのもあり。
自分のほんとうの気持ちによりそってあげよう。
他の悟り本との違い
ももちんは『悟りハンドブック』を読む前も、いろんな「悟り」「非二元」に関する本を読んだり、セミナーに参加したりもしてた。
だけど、今は『悟りハンドブック』だけをくり返し読んでいる。
他の悟り本にはない『悟りハンドブック』の魅力は次のとおり。
ココがおすすめ
- 気持ち良くなって終わりじゃない
- 言葉にならないことをきちんと言葉にしてくれる
- 一歩一歩導いてくれる(実践)
気持ち良くなって終わりじゃない
ももちんが闘病中に初めて手に取った悟り本は、著者の「悟り」体験談の本。
そこに書いてあったのは、「あなたはすでにもう悟っています。何かを探す必要はありません。」というおなじみの文言。
読んでいる最中は、自分も著者みたいな気持ちになって、「ああ、私も悟ったかも!」とかって思うんだけど。
結局は同じ、死への恐怖はなくならないし、それを受け入れることもできない。
ももちんは、初めから「死への恐怖」っていうところを見つめていたので、それに見合う内容ではなかったって言うだけの話なんだけど。
本を読んでいる間とか、読んだ直後だけはいい気持ちになっても、意味ないんだよね。
『悟りハンドブック』では、その点で言うと、読んでいていい気持ちとか、ドラマ仕立てでおもしろい本ではない(笑)
ドルフィニスト篤自身の体験談は、まえがきとあとがきだけで、メインは淡々と「悟り」や「自覚」について解説してくれている。

著者の「自分が出たい」という欲がないところがとても良い。
言葉にならないことをきちんと言葉にしてくれる
ももちんは、「非二元」の本も何冊か読んだり、DVD見たりしたんだけど、「悟り」ってそもそも、頭での理解を超えている話なんだよね。
よくある「非二元」の本では、悟っちゃった人が、もうその視点からしか語れなくなって、その言葉だけを書いてあるパターン。
「だれもいない」「何も起きていない」ことを延々と語られても、私はここにいるっちゅーねん!っていうモヤモヤで終わってしまった。
ここにいる私が、そこに行くにはどうすればいいのかを知りたいのに、「それを求めるあなたはいない」とか言われても・・・納得できないよね。
その点『悟りハンドブック』では、言葉にするのが難しいことを、丁寧に、わかりやすい言葉にしてくれている。
おかげで「非二元本」では取り付く島もないようなイメージだった「悟り」が、ぐっと身近なものに感じられるんだよね。

凡人のももちんでもわかりやすかった。
一歩一歩導いてくれる(実践)
『悟りハンドブック』に出会う前、ももちんが好んで読んでいたのは、エックハルト・トールの本。
わかりやすく淡々とした語り口なので、落ち着いて一文一文かみしめて読んでいた。
『悟りハンドブック』も、読んだ感じ、似たような味わいがある。
どちらも好きなんだけど、『悟りハンドブック』がエックハルト・トールの本と違うところは、「とことん自分に向き合う」ということを強調しているんだよね。
そのための一歩一歩も示されている。

出版記念講演会の動画を無料で見れる!
引用元: 「悟りハンドブック」出版記念講演会 vol.06 Q & A/ドルフィニストアカデミー公式サイト
『悟りハンドブック』はおすすめの本なんだけど、実際に読むだけで「悟り」にいけるの?って思うよね。
正直、本を読むだけじゃ、自分に向かいつづける情熱って、保ちづらい。
そんなとき助けになるのが、2017年に開催された『悟りハンドブック』の出版記念講演会の動画。
2時間近くにわたる講演会の模様を、6つの動画に分けてYouTubeで公開している。
内容は次のとおり。
- 挨拶
- 量子力学からの「悟り」
- 「自覚」とは
- 自我のからくり
- 苦しみの自覚
- Q&A
無料で見ることができるので、これを一通り見るだけでも、「悟り」への理解がぐんと進むはず。
出版記念講演会の動画をチェック!
関連トピック
『悟りハンドブック』の著者、ドルフィニスト篤さんの関連情報を紹介するよ。
ドルフィニストアカデミー
引用元: 悟りメンバーシップ ~dolphinistへの道~/Dolphinist Academy公式サイト
ドルフィニスト篤さんは、奥様のドルフィニスト綾子さんと共に、「ドルフィニストアカデミー」を主宰しているんだ。
ドルフィニストアカデミーの主な活動は、「悟りメンバーシップ」でメンバーを悟りへ導くクラス。
「悟り」に興味がある人にとっては、めっちゃ気になるよね・・・
悟りメンバーシップに入っていない一般の人には、定期的に個人セッションや、スピリチュアルイベントでの講演も行っているよ。
メンバーシップに入るほどじゃないけど、本を読んで気になったら、公式サイトに動画もあるので、チェックしてみてね。
イルカくん&いるかちゃん
引用元:感動!イルカのスピリットのチャネリング/ナチュラルスピリットYouTube公式チャンネル
奥さんのドルフィニスト綾子さんの不思議情報(笑)
ドルフィニスト綾子さんは、イルカのスピリットのチャネリングをする人としてもめっちゃ有名なんだよね。
そのスピリットの名前は、シンプル、「イルカくん」と「いるかちゃん」。
初めに声を聞いたときはびっくりしたけど、メッセージの内容はとってもあたたかくて、元気をもらえる。
気になる人は、ぜひ動画をチェックしてみてね。
1分45秒~イルカくんのチャネリングメッセージ
9分18秒~いるかちゃんメッセージ
Star People Webでメッセージを読める!
【イルカくんからのメッセージ】ドルフィニスト綾子さんがチャネリングしたイルカくんに様々なテーマで質問をして、その答えをお伝えしていく新シリーズです。第一回目は「災害や不測の事態に対して不安な人へ」 スタピWEB https://t.co/WR4vnADkXh pic.twitter.com/70EVtVVQbo
— ナチュラルスピリット (@naturalspirit89) 2019年2月25日
ナチュラルスピリットが運営しているスピリチュアルサイト、Star People Webでは、ドルフィニスト篤&綾子夫妻のストーリーや、イルカくん&いるかちゃんのメッセージを読むことができるよ。
動画では、その不思議さになかなかメッセージが入ってこない!(笑)っていうあなたには、こっちがおすすめ。
じっくり読んでみると、ひとりひとりの気持ちによりそった、あたたかいメッセージがしみてくるよ。
Star People Webでメッセージをチェック!
まとめ
『悟りハンドブック』感想まとめ。
悟りハンドブック感想
- 「悟り」は遠いものではない
- すべてが「考え」!
- 初めは自覚の良さがわからなかった
- シンプルに自分を知っていく喜び
- 自分を愛することの大切さ
本を実践して変わったこと
- 病気の不安に悩まなくなった
- 自分の弱いところ、ダメなところも愛せるようになった
- 周りに合わせて我慢することが減った
- やりたいことをやり、やりたくないことをやらないようになった
- 外側の何か(本や先生からの言葉など)に答えを求めることが減った
人間関係や仕事の悩みから抜けて楽になりたい!と切実に思っている人にはおすすめの一冊だよ。
他にもおすすめの精神世界本を次の記事にまとめたよ。
-
乳がん経験者が選ぶ!Kindleで読める悟り・スピリチュアル本6選。
アラサーで乳がんを経験したももちんが実際に読んで「見える世界が変わった」と感じた「悟り・スピリチュアル」本を紹介します。 この記事でわかること Kindle Unlimitedで読めるおすすめの精神世 ...
続きを見る
書籍の表紙画像について、各出版社/著者ご本人から許諾を得るか、版元ドットコム等許諾申請不要の確認のもと掲載しています。表紙画像掲載不可または可否不明の書籍については、Amazonアソシエイトの商品画像リンクを掲載しています。