クリスマスの絵本 絵本

『サンタのなつやすみ』さむがりやのサンタの楽しいバカンス!

更新日:

ブリッグズ『サンタのなつやすみ』さくまゆみこ訳、1998年、あすなろ書房

『さむがりやのサンタ』の続編、『サンタのなつやすみ』。

クリスマスのお仕事が終わり、バカンスに行くサンタクロースの物語。

今回はこの『サンタのなつやすみ』の魅力を紹介するよ。

  1. さむがりやのサンタの新たな一面に会える!
  2. とまどうサンタクロース
  3. 各国の文化がわかる!
  4. やっぱり我が家!
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背景

『サンタのなつやすみ』(原題"Father Christmas Goes on Holiday")は、1975年英語版が発表された絵本。

作者はイギリスの絵本作家、レイモンド・ブリッグズ。

レイモンド・ブリッグズの最初の絵本『さむがりやのサンタ』の続編である。

日本では、1976年篠崎書林より、こばやしただおの翻訳で『サンタのたのしいなつやすみ』として発行されたが、現在は廃刊。

1998年、あすなろ書房より、さくまゆみこの翻訳の新訳版「サンタのなつやすみ」が発行されている。

レイモンド・ブリッグズ(作)

イギリスのイラストレーター、漫画家、作家。大人向け作品と子ども向け作品両方で、大きな成功を収めた。

1934年イギリスのロンドン生まれ。

幼少時から漫画書きの道を追い続け、美術学校で短期間絵画を学んだ後、プロのイラストレーターとなり、すぐに児童文学作品での活動を開始した。

彼の最初の著名な作品である『さむがりやのサンタ(英語版) Father Christmas』で、ケイト・グリーナウェイ賞受賞。

『スノーマン The Snowman』(1978年)はほぼ完全に文がない作品で、この作品はアニメ化されてアカデミー賞にノミネートされた。

ブリッグズはその後も似たようなスタイルの作品を作り続けたが、内容はより大人向けのものになった。

『風が吹くとき When the Wind Blows 』(1982年)では、人を疑わず楽観的なブロッグス夫妻が核戦争の恐怖に直面する物語を描いた。

主な作品

さくまゆみこ(翻訳)

作間由美子。翻訳家。1947年東京都出身。

出版社勤務を経てフリーの編集者、翻訳家となる。

主な翻訳作品(絵本)

  • 風が吹くとき1982(日本語版1998) あすなろ書房 レイモンド・ブリッグズ(作)
  • ゆき1998 あすなろ書房 ユリ・シュルヴィッツ(作)
  • おとうさんのちず2009 あすなろ書房 ユリ・シュルヴィッツ(作)

内容紹介

寒いのが嫌いで、南の島にあこがれる、ちょっと変わったサンタクロース。

念願のバカンスに出かけます!

向かった先は、おしゃれなパリ、スコットランド、はたまたラスベガスへ・・・!

とまどいながらもたっぷりバカンスを満喫するサンタをとくとご覧あれ!

特徴①帰ってきたさむがりやのサンタ!

前作『さむがりやのサンタ』で、気むずかし屋だけど根は優しいサンタクロースに、すっかり魅了されたももちん。

『サンタのなつやすみ』でも、我が家のベッドから物語が始まる。そこで、このサンタさんの物語をまた読めるんだって、嬉しくなる。

一コマずつ、絵と吹き出しで進んでいく形式は同じ。

ナレーションがないから、またまたサンタクロースの夏休みをのぞき見してるような感覚になる。

フランス料理とワインと太陽のバカンスを過ごすために、そりを改造してキャンピングカーにするサンタクロース。

何でもつくってしまうところがサンタさんらしい。

今回は、夏休みだから、よりサンタクロース感がなくて、普通にいる人間のおじいさんみたい。

こうやって、もしかしたらサンタは日常の中に紛れているのかも?と思うとおもしろい。

特徴②異文化にとまどうサンタ

さむがりやのサンタの家はイギリス。

今回は夏休みを過ごすために、いろんな国に行くんだ。

フランス、スコットランド、ラスベガス。

前作は文句いっぱいのサンタさんだったけど、今作では、慣れない異文化に触れて、とまどう場面が多い。

言葉が通じなかったり、食事が合わなかったり。

あげくお腹まで壊して、サンタクロースとばれそうになったら次の場所へ移動。

ちょっぴり情けないサンタさんだけど、そんな失敗すらも楽しめる。

最後には、念願の太陽の下思いっきり泳げて大満足のサンタクロース。

サンタさんの水玉の海パン姿は、おもしろくもあり、かわいくもある。

特徴③各国の文化がわかる!

今作では、イギリスのサンタクロースが他の国や地方へ行くから、その土地ごとの文化の違いがかいま見えるのが楽しい。

フランスでは

  • マダムと話しかけたら、マドモワゼルだと訂正される。
  • フランス人に見えるようにボーダーの服を切る。
  • フランス料理がクリームソースだらけで、お腹をこわす。
  • チップが必要。
  • 朝食にクロワッサンが出てくる。

スコットランドでは

  • 雨が多い。
  • スコットランドの民族衣装とパグパイプ。
  • パブで乾杯。
  • ハギスにカブにウイスキーがお気に入りになる。
  • 泳いだが水が冷たくてサメもいる。

ラスベガスでは

  • 砂漠のなかにある街。
  • ホテルの部屋が豪華。
  • 料理がなんでもビッグサイズ。
  • カジノにプール。
  • お金がかかる。

イギリス人から見たら、どういうところが文化の違いに見えるかがわかっておもしろい。

特徴④やっぱり我が家!

各地でさまざまな体験をして、ようやく我が家へ帰ってきた一息ついたときの幸せ。

留守の間に、まだ夏だけど、子どもたちからお手紙がどっさり届いてる!

赤い服を着て、紅茶をのみながら、手紙を一通一通読む仕事にとりかかる姿。

いつものサンタクロースが戻ってきたと安心するんだ。

まとめ

『サンタのなつやすみ』みどころまとめ。

  1. さむがりやのサンタの新たな一面に会える!
  2. とまどうサンタクロース
  3. 各国の文化がわかる!
  4. やっぱり我が家!

個人的には、やっぱり一作目の『さむがりやのサンタ』の方が好き。

『サンタのなつやすみ』は、サンタクロースの意外な一面を見たい人にはおすすめだよ。

絵本『さむがりやのサンタ』レビュー記事はこちら。

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