絵本『ピーターラビットのおはなし』感想。世界一有名なうさぎの絵本

2021年6月10日

『ピーターラビットのおはなし』ビアトリクス・ポター作、いしいももこ訳、福音館書店、2019年

 

『ピーターラビットのおはなし』は、イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターが1902年に発表した絵本。

子ども向けの小型絵本だけど、大人が楽しめる要素もいっぱいの絵本だよ。

この記事で紹介する本

この記事でわかること

  • 絵本『ピーターラビットのおはなし』の内容と見どころ
  • 絵本『ピーターラビットのおはなし』制作秘話紹介

1.『ピーターラビットのおはなし』とは?

『ピーターラビットのおはなし』初版[public domain]

『ピーターラビットのおはなし』(原題”The Tale of Peter Rabbit”)は、イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターが1902年に発表した絵本。

ポターが昔の家庭教師の息子、ノエル・ムーアに出した絵手紙が元となっている。

ポターは今作を1作目として23冊の絵本を発表し、シリーズを総称して「絵本ピーターラビットシリーズ」と言われている。

参考:『ピーターラビットの世界へ ビアトリクス・ポターのすべて』河野芳英著、河出書房新社、2016年、Wikipedia

 

ピーターラビットシリーズ(原書刊行順)

  1. 『ピーターラビットのおはなし』(原題”The Tale of Peter Rabbit”)1902年
  2. 『リスのナトキンのおはなし』(原題”The Tale of Squirrel Nutkin”)1903年
  3. 『グロースターの仕たて屋』(原題”The Tailor of Gloucester”)1903年
  4. 『ベンジャミン バニーのおはなし』(原題”The Tale of Benjamin Bunny”)1904年
  5. 『2ひきのわるいねずみのおはなし』(原題”The Tale of Two Bad Mice”)1904年
  6. 『ティギーおばさんのおはなし』(原題”The Tale of Mrs Tiggy Winkle”)1905年
  7. 『パイがふたつあったおはなし』(原題”The Tale of the Pie and the Patty-Pan”)1905年
  8. 『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』(原題”The Tale of Mr. Jeremy Fisher”)1906年
  9. 『こわいわるいうさぎのおはなし』(原題”The Story of A Fierce Bad Rabbit”)1906年
  10. 『モペットちゃんのおはなし』(原題”The Story of Miss Moppet”)1906年
  11. 『こねこのトムのおはなし』(原題”The Tale of Tom Kitten”)1907年
  12. 『あひるのジマイマのおはなし』(原題”The Tale of Jemima Puddle-Duck”)1908年
  13. 『ひげのサムエルのおはなし』(原題”The Tale of Samuel Whiskers or, The Roly-Poly Pudding”)1908年
  14. 『フロプシーのこどもたち』(原題”The Tale of The Flopsy Bunnies”)1909年
  15. 『「ジンジャーとピクルズや」のおはなし』(原題”The Tale of Ginger and Pickles”)1909年
  16. 『のねずみチュウチュウおくさんのおはなし』(原題”The Tale of Mrs. Tittlemouse”)1910年
  17. 『カルアシ・チミーのおはなし』(原題”The Tale of Timmy Tiptoes”)1911年
  18. 『キツネどんのおはなし』(原題”The Tale of Mr. Tod”)1912年
  19. 『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』(原題”The Tale of Pigling Bland”)1913年
  20. 『アプリイ・ダプリイのわらべうた』(原題”Appley Dapply's Nursery Rhymes”)1917年
  21. 『まちねずみのジョニーのおはなし』(原題”The Tale of Johnny Town-Mouse”)1918年
  22. 『セシリ・パセリのわらべうた』(原題”Cecily Parsley's Nursery Rhymes”)1922年
  23. 『こぶたのロビンソンのおはなし』(原題”The Tale of Little Pig Robinson”)1930年

 

絵本シリーズの特徴と読む順番を次の記事で解説しているよ。

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ビアトリクス・ポター(作)

1912年頃のビアトリクス・ポター[public domain]

イギリスの絵本作家。

1866年、ロンドンの裕福な家庭に長女として生まれる。

学校には通わず家庭教師による教育を受け、動植物の観察と絵の才能を伸ばす。

1890年から挿絵で収入を得るようになり、1902年、かつて家庭教師の子どもにあてて描いた絵手紙を絵本『ピーターラビットのおはなし』として発表

以後30年にわたり、23作の絵本「ピーターラビット」シリーズを発表し、世界中で人気を博す。

一方で、イギリス湖水地方の自然保護活動に熱心に取り組む。

1943年死去。

参考:Wikipedia

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次の記事でポター関連作品を紹介しているよ。

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「ピーターラビット」原作絵本・電子書籍・アニメ等22作品まとめ

上段左から『ピーターラビットの おはなし (ピーターラビット紙芝居)』ビアトリクス・ポター原作、フレデリック・ウォーン社監修、教育画劇、2018年『ビアトリクス・ポターとかわいそうなテンジクネズミのは ...

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いしいももこ(訳)

1907-2008。埼玉県生まれ。

1950年より岩波書店に勤務。編集者として『岩波少年文庫』の企画編集に携わる。

1954年、ロックフェラー財団研究員として留学するため岩波書店を退社し、横浜港から渡米。1955年9月に帰国。

1958年、荻窪の自宅の一室に児童図書室「かつら文庫」を開く。この取り組みはのちに『子どもの図書館』(1965年)にまとめられ、公共図書館における児童文庫の普及に大きな影響を与えた。

1964年、バージニア・リー・バートンが来日した際、かつら文庫に招いた。

参考:Wikipedia

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2.『ピーターラビットのおはなし』あらすじ

『ピーターラビットのおはなし』ビアトリクス・ポター作、いしいももこ訳、福音館書店、2019年

『ピーターラビットのおはなし』(原題”The Tale of Peter Rabbit”)
日本語版初版刊行年(順番)1971年①
原書刊行年(順番)1902年①
対象年齢読み聞かせ:4歳から
自分で読む:小学校低学年から

一言あらすじ

もみの木の下にお母さんと3人の妹フロプシー、モプシー、カトンテールと住むうさぎのピーター。

いたずらっ子のピーターは、お母さんの言うことを聞かずに人間のおじいさんマグレガーさんの畑にしのびこむ

やがてマグレガーさんに見つかって逃げまどうピーターの、ハラハラドキドキの小さな冒険。

 


  • マグレガーさんの畑にしのびこむ

    畑でニンジンをほおばる[public domain]

    お母さんの言いつけを守らずにマグレガーさんの畑にしのびこむピーター。


  • マグレガーさんにに追いかけられる

    マグレガーさんに追いかけられる[public domain]

    マグレガーさんと畑ではち合わせ!

    逃げているうちに畑の中で迷ったり、猫を見かけたり、捕まりそうになって諦めかけたり。


  • なんとか逃げ切り家に帰る

    かかしにかけられたピーターの上着と靴[public domain]

    なんとか逃げ切るが、ピーターは大事な上着と靴を失ってしまう。

    疲れ切ったピーターは家に帰ると寝込み、お母さんにお世話してもらう。


 

3.『ピーターラビットのおはなし』を読んだ感想

絵本『ピーターラビットのおはなし』を読んだきっかけは、2018年公開映画『ピーターラビット』を観て原作に興味が湧いたから。

「ピーターラビット」って「小さい子ども向け」というイメージが強かったので、それまで手に取ることはなかった。

でも実際に読んでみると、大人も引きつけられる要素がいっぱいの絵本。

ポターの可愛らしく繊細な絵だけでなく、しっかりと読みごたえのある物語にも魅力を感じました。

 

『ピーターラビットのおはなし』ポイント

 

3−1.絵本としての圧倒的安定感

『ピーターラビットのおはなし』ビアトリクス・ポター作、いしいももこ訳、福音館書店、2019年

絵本『ピーターラビットのおはなし』を読んで感じたのは、「絵本のお手本みたいな絵本だな」ということ。

読む前は「シリーズ24冊中の1冊」「小型絵本」という認識が強く、数分で読み終わるような絵本だろうな、と思ってたんだけど。

お話は起承転結がしっかりしていて、ハラハラドキドキおもしろい。

味方と敵がはっきりしていてわかりやすい。

「いたずらしたら痛い目を見る」という教訓が組み込まれているけど、最後は助かる安心感もある。

言うまでもなく、一つ一つの絵が美しくリアルでかわいらしい。

なんというか、1冊の完成度が異常に高いんだよね。

1冊を大型絵本にしてタイトルもしゃれたものにしたら、それもまた人気だっただろうし、大人にももっと読まれたかもしれない。

だけどポターが絵本に触れてほしかったのはあくまで「小さい子ども」。

だからこそ、すみずみまでこだわった良質な絵とお話をあえて小型絵本にまとめ、タイトルもシンプルに『ピーターラビットのおはなし』にした。

このクオリティで他に20冊以上シリーズで出しているのだから、絵本「ピーターラビット」が時代を超えて愛されているのも当然のことだと言える。

 

3−2.「ピーターラビット」というキャラクター

お母さんに上着を着せてもらうピーターラビット[public domain]

絵本の中で、主人公のうさぎのピーターはどんなふうに描かれていると思う?

ももちんは映画の印象から「ものすごいいたずらっこなんだろうな」って思ってたけど、絵本を読んでみたら想像と違った。

絵本ではピーターラビットのセリフはほとんどなく、個性がそこまで強調されて描かれていない

ピーターはたしかに妹たちと比べたらいたずらっこだけど、ついつい畑に入ってつまみぐいしたら不運な事態に巻き込まれちゃった、くらいの感じ。

服を着てるけど完全に擬人化されているわけでもなく、野生のうさぎのように4本足で走るし裸にもなる。

動物らしいかわいらしさを残しながら人間に近い個性や性格もあって、親近感がわくのがピータラビットというキャラクターなんだよね。

そんなピーターが命からがら逃げるのをみると、ついマグレガーさんを「悪い人」って思ってしまう。

ほんとはうさぎを「害獣」「獲物」とみるのはこの時代・土地の農家にとっては当たり前のことで、悪い人というわけではないんだけどね。

 

ピーターラビットが登場する絵本

今作ではもちろんピーターラビットが主人公だけど、絵本シリーズ全体のなかで「ピーターラビット」はあくまで1キャラクター。

ピーターラビットがメインで登場するのは、今作『ピーターラビットのおはなし』『ベンジャミン バニーのおはなし』『キツネどんのおはなし』の3作品。

他の絵本は、猫、カエル、あひる、ねずみなど、違う動物が主人公として描かれている。

絵本シリーズの中で、キャラクターとしての「ピーターラビット」が登場する作品は次の6作品。チェックしてみてね。

ピーターラビットが登場する絵本

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  1. 『ピーターラビットのおはなし』
  2. 『ベンジャミン バニーのおはなし』
  3. 『ティギーおばさんのおはなし』
  4. 『フロプシーのこどもたち』
  5. 『「ジンジャーとピクルズや」のおはなし』
  6. 『キツネどんのおはなし』
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3−3.「弱肉強食」のリアル

猫を警戒するピーターラビット[public domain]

絵本ピーターラビットシリーズには動物界ならではの「弱肉強食」が描かれている。

ももちん
「弱肉強食」とは、弱い者が強い者のえじきになること。

今作で衝撃なのは、ピーターのお父さんは昔「マグレガーさんの畑に入ってパイにされた」ということ。

人間から見たら「うさぎの肉のパイ」って美味しそうなんだけど、主人公がうさぎの絵本で「にくのパイ」というワードが出てくるとドキッとする。

ピーターが逃げ回る様子は命がけだし、だからといって猫を見かけても決して助けを求めたりしない。

うさぎにとって猫は危険な存在なので、しっかり避けて通るところがリアルだなと思った。

主人公が死ぬような残酷な展開はないけれど、ポターは動物を完全に空想のおはなしとして描くのではなく、現実にある危険も織り交ぜながら描いているんだよね。

 

生と死が隣り合わせの日常

帰ってきたピーターを横目に見るお母さん[public domain]

ももちんが怖さを感じたのは、実はピーターのお母さん。

ピーターのお母さんは子どもたちにお父さんがパイにされたことを、特に感情を交えることなく平然と伝える。

またその夜、ピーターが命からがら逃げおおせて帰ってきて倒れ込んだとき、お母さんがまず思ったことはなんだと思う?

くたくたのピーターへの心配ではなく、「服と靴をどこへおいてきたのだろう?」ということなんだよね。

一歩間違えてたらお父さんと同じ運命になっていたことなんて、知るよしもない。

それだけ動物にとって生と死は隣り合わせだし、「死」は日常で当たり前に起こりうること。

「死」を人間の中ではなく動物の中で描いているので、読む側も拒否感なく「生と死」を受け入れやすい

 

3−4.絵から伝わってくる感情

上着が引っかかって動けないピーターラビット[public domain]

絵本を見ていて不思議なのは、動物たちの絵はほぼ無表情なのに「感情」が伝わってくること。

今作ではピーターが涙を流す場面が2つあるんだけど、表情は変わらず涙を描いているだけ。

それなのに、なぜか胸がギュッとしめつけられた。

 

ひとりだけそっぽを向くピーターラビット[public domain]

ポターが描く動物の絵は、さらっと描いているように見えて骨格や動きの描写が緻密で的確

リアルな動物の良さをそのまま描き出しているんだよね。

これはポターが幼少の頃から動物が好きで、多くの動物をスケッチしてきたことが土台にある。

他にも、逃げているピーターの背景を描かないことで感情的な臨場感を出す、という工夫もしている。

また、初めにピーターひとりだけお母さんの話を聞かずにそっぽを向いている絵で、反抗心を表現している。

喜怒哀楽を表情で表すのではなく、背景や仕草を使ってさりげなく伝えようとしているんだよね。

参考:『ピーターラビットの世界へ ビアトリクス・ポターのすべて』河野芳英著、河出書房新社、2016年

 

感想おさらい

 

4.『ピーターラビットのおはなし』制作秘話

絵本『ピーターラビットのおはなし』にまつわる制作エピソードを紹介するよ。

 

『ピーターラビットのおはなし』制作秘話

 

4−1.『ピーターラビットのおはなし』の原型の絵手紙

ビアトリクス・ポターがノエル・ムーアに宛てた手紙のコピー[public domain]

絵本『ピーターラビットのおはなし』は、ビアトリクス・ポターが昔の家庭教師の息子、ノエル・ムーアに出した絵手紙が元となっている。

この手紙が書かれたのは、絵本が刊行される9年前の1983年。

ポターが当時飼っていたピーターという名前のうさぎがモデルになっている。

ちなみに、ポターがノエル少年にこの絵手紙を書いた翌日、ノエルの弟エリック少年には『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』(原題”The Tale of Mr. Jeremy Fisher”)の元になった絵手紙を書いているよ。

参考:『ピーターラビットの世界へ ビアトリクス・ポターのすべて』河野芳英著、河出書房新社、2016年、Wikipedia

 

4−2.削除された絵

1901年私家版に掲載されていた絵。マグレガーさんの奥さんがパイを持っている[public domain]

絵本『ピーターラビットのおはなし』では、1902年の原書初版刊行時には掲載されていたけれど、1903年の5刷目から削除された挿絵が4点ある。

その中の一つが、マグレガーさんのおくさんがうさぎの肉のパイ(中身はピーターラビットのお父さん)を持っている絵

「子どもが怖がるから」「レイアウト上の理由」で削除された絵は、『愛蔵版 ピーターラビット全おはなし集(改訂版)』で見ることができる。

ちなみにマグレガーさんのおくさんがパイを持っている絵は2種類あって、上で紹介しているのは1901年私家版に掲載されていたもの。

1902年の初版で掲載されていた絵は別のもので、おくさんがもう少し美人に描かれていて、後ろに子どもが描かれている。

参考:『ピーターラビットの世界へ ビアトリクス・ポターのすべて』河野芳英著、河出書房新社、2016年、『愛蔵版 ピーターラビット全おはなし集(改訂版)』ビアトリクス・ポター作・絵、いしいももこ・まさきるりこ・なかがわりえこ訳、福音館書店、2007年

 

4−3.絵本『ちびくろサンボのおはなし』

『ちびくろさんぼのおはなし』へれん ばなーまん(作・絵)なだもと まさひさ(訳)怪書房、1999年

『ピーターラビットのおはなし』を制作するときポターが参考にしたのが、当時ベストセラーになっていた絵本『ちびくろサンボのおはなし』(原題"The Story of Little Black Sambo")。

『ちびくろサンボのおはなし』はスコットランド出身の絵本作家・ヘレン・バンナーマンが1899年に発表した絵本。

ポターは当時人気のあった大型の絵本ではなく、『ちびくろサンボのおはなし』のように小型で子どもが手に取りやすい形にした。

絵本のタイトルも『ちびくろサンボのおはなし』の"The Story of 〜"を参考にして、"The Tale of Peter Rabbit"とつけた。

このタイトルには2つの意味がある。

一つは、題名に主人公の名前を入れるのが子どもにわかりやすいこと。

もう一つは"tale"(物語)と"tail"(しっぽ)をかけているんだよね。

『ちびくろサンボのおはなし』は世界中でいろいろな挿絵のものが刊行され、お話も変えられているものが多い。

ポターが参考にした1899年初版『ちびくろサンボのおはなし』はヘレン・バンナーマンが絵も文も手がけている。

日本語版は1999年に怪書房から刊行されているよ。

参考:『ピーターラビットの世界へ ビアトリクス・ポターのすべて』河野芳英著、河出書房新社、2016年

 

制作秘話おさらい

 

5.「ピータラビットのおはなし」が読めるさまざまな形

上段左から『ピーターラビットの おはなし (ピーターラビット紙芝居)』ビアトリクス・ポター原作、フレデリック・ウォーン社監修、教育画劇、2018年
『ビアトリクス・ポターとかわいそうなテンジクネズミのはなし』デボラ・ホプキンソン文、シャーロット・ヴォーク絵、石井睦美訳、BL出版、2016年
下段左から『ブーツをはいたキティのおはなし』ビアトリクス・ポター作、クェンティン・ブレイク絵、松岡ハリス佑子訳、静山社、2016年
『ピーターラビットのおはなし』『ベンジャミン バニーのおはなし』『フロプシーのこどもたち』いずれもビアトリクス・ポター作、いしいももこ訳、福音館書店、2019年
『愛蔵版 ピーターラビット全おはなし集(改訂版)』ビアトリクス・ポター作・絵、いしいももこ・まさきるりこ・なかがわりえこ訳、福音館書店、2007年

『ピーターラビットのおはなし』は、この記事で紹介した絵本以外の形でも楽しむことができる。

現在出ている『ピーターラビットのおはなし』は次の通り。

絵本以外の『ピーターラビットのおはなし』

  • 絵本シリーズ前作が1冊で読める「全おはなし集」
  • スマホで読める「電子書籍」
  • おはなしを聴いて楽しむ「CD/Audible」
  • 紙芝居
  • 映画・アニメ

 

絵本以外で楽しめる「ピーターラビットのおはなし」については、次の記事で紹介しているよ。

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「ピーターラビット」原作絵本・電子書籍・アニメ等22作品まとめ

上段左から『ピーターラビットの おはなし (ピーターラビット紙芝居)』ビアトリクス・ポター原作、フレデリック・ウォーン社監修、教育画劇、2018年『ビアトリクス・ポターとかわいそうなテンジクネズミのは ...

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6.【2021年6月】映画『ピータラビット2/バーナバスの誘惑』が公開!

引用元:映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』予告2/ソニー・ピクチャーズ 映画 

絵本「ピーターラビット」シリーズを原作とした初の実写映画が、『ピーターラビット』(2018年)『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』(2021年公開予定)

2作ともアメリカの映画監督ウィル・グラックが監督をつとめ、主演をドーナル・グリーソン、ローズ・バーンがつとめる。

コメディ・ミュージカルの要素満載に仕上げていて、原作絵本とテイストがかけはなれているので、別物の映画として楽しみたい。

映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は、2018年公開映画『ピーターラビット』の続編として制作され、2021年公開予定。

予告編を見る限りでは、1作目のコメディテイストはそのままに、ピーターラビットが「ワル」のバーナバスと起こす物語みたい。

 

映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』公式サイト

 

ももちん
『ピーターラビットのおはなし』の内容は2018年公開の映画『ピーターラビット』で見ることができるよ。
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映画『ピーターラビット』感想。原作とは別物!人間とうさぎのバトル

映画『ピーターラビット』は、2018年に公開された英・米・豪合作映画。 原作は誰もが知っているビアトリクス・ポターの絵本「ピーターラビット」シリーズ。 絵本と映画では雰囲気もストーリーもまったく違うの ...

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まとめ

絵本『ピーターラビットのおはなし』まとめ。

 

子ども向けの小型絵本だけど、大人が楽しめる要素もいっぱいの絵本だよ。

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「ピーターラビット」特集

 

ビアトリクス・ポター作の他の絵本については、次の記事を参考にしてね。

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「ピーターラビット」原作絵本・電子書籍・アニメ等22作品まとめ

上段左から『ピーターラビットの おはなし (ピーターラビット紙芝居)』ビアトリクス・ポター原作、フレデリック・ウォーン社監修、教育画劇、2018年『ビアトリクス・ポターとかわいそうなテンジクネズミのは ...

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Kindleまとめ



そもそも電子書籍って何?っていうところから、Kindleアプリの操作、Kindle Unlimitedまで、Kindleの記事をまとめたよ。

  • この記事を書いた人

ももちん

夫と猫たちと山梨在住。海外の児童文学・絵本好き。 紙書籍派だけど、電子書籍も使い中。 今日はどんな本読もうかな。

-書評(絵本), 『ピーターラビット』シリーズ
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