『メリー・ポピンズ』の映画、見たことある?
ももちんは大人になってから昔の映画を見たんだけど、いまいちノリきれなかった・・・
だけど、原作の物語を読んだら、メリー・ポピンズがめっちゃ好きになったよ。
今回は、原作の児童文学シリーズや映画など、いろんな形の『メリー・ポピンズ』をまとめてみたよ。
こんな方におすすめ
- 映画『メリー・ポピンズ』の原作を読んでみたいが、どれから読めばいいかわからない
- 『メリー・ポピンズ』の映画について知りたい
『メアリー・ポピンズ』最新情報
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『メアリー・ポピンズ』とは?
「メアリー・ポピンズ(メリー・ポピンズ)」は、もともとはイギリスの女流作家P.L.トラヴァースによる児童文学から始まった。
1934年に発表した”Mary Poppins”以降、「メアリー・ポピンズ」関連作品は8作品刊行されている。
日本では、1954年、林容吉の翻訳で『風にのってきたメアリー・ポピンズ』として岩波書店より刊行された。
1964年、ディズニーにより『メリー・ポピンズ』として実写映画化され、大ヒットした。
2019年、55年ぶりの続編『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開された。
一言あらすじ
桜町通りに住むバンクス家では、やんちゃざかりの子どもたちの面倒を見てくれる乳母兼家庭教師を募集していた。
そこへある日、東風にのって空から降りてきたのは、きっちりしているがどこか風変わりな女性、メアリー・ポピンズ。
バンクス家の子どもたちとメアリー・ポピンズの不思議な冒険の日々が始まる。
P.L.トラヴァース紹介
『風にのってきたメアリーポピンズ』感想。映画メリーポピンズ原作本
児童文学『風にのってきたメアリー・ポピンズ』は、ディズニーの超有名映画『メリー・ポピンズ』の原作。 最近初めて本を読んでみて、映画にはない魅力を感じて、メアリー・ポピンズが大好きになった。 今回は、児 ...
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王道の岩波少年文庫シリーズ
岩波少年文庫から刊行されている4冊が、『メアリー・ポピンズ』の原点。
シリーズのイラストを担当しているメアリー・シェパードは、『クマのプーさん』の挿絵でおなじみE.H.シェパードの娘。
映画の原作を読みたいなら、まずはこの4冊を読んでみよう。
『風にのってきたメアリー・ポピンズ』
『風にのってきたメアリー・ポピンズ』(原題”Mary Poppins”)は、1934年刊行の第1作目。
日本では、林容吉の訳により、1954年に刊行された。
メアリー・ポピンズが初めてバンクス家にやってきたときの様子、バートと絵の中に入る有名な場面、数々の不思議な魔法のエピソードがちりばめられている。
電子書籍版あり。295ページ。
本の感想
『風にのってきたメアリーポピンズ』感想。映画メリーポピンズ原作本
児童文学『風にのってきたメアリー・ポピンズ』は、ディズニーの超有名映画『メリー・ポピンズ』の原作。 最近初めて本を読んでみて、映画にはない魅力を感じて、メアリー・ポピンズが大好きになった。 今回は、児 ...
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『帰ってきたメアリー・ポピンズ』
『帰ってきたメアリー・ポピンズ』(原題”Mary Poppins Comes Back”)は、1935年刊行の第2作目。
日本では、林容吉の訳により、1975年に刊行された。
ふたたびバンクス家に帰ってきたメアリー・ポピンズと、ちょっと成長した子どもたちの織りなす不思議なエピソードたち。
バンクス家のお父さん、ジョージ・バンクスの子ども時代の家庭教師ミス・アンドリューも強烈なキャラクターで登場。
電子書籍版あり。386ページ。
本の感想
『帰ってきたメアリーポピンズ』感想。映画メリーポピンズ原作本続編
『帰ってきたメアリー・ポピンズ』は、児童文学の名作『メアリー・ポピンズ』シリーズの2作目。 前作『風にのってきたメアリー・ポピンズ』で風にのっていってしまったメアリー・ポピンズが、凧にのって帰ってきた ...
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『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』
『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』(原題”Mary Poppins Opens The Door”)は、1943年刊行の第3作目。
日本では、林容吉の訳により、1975年に刊行された。
3度目にバンクス家に戻ってきたメアリー・ポピンズ。再び子どもたちとメアリー・ポピンズは不思議な冒険の日々を過ごす。
今作のみ、挿絵(主に第7章)にアメリカの画家アグネス・シムズが参加。
戦時中という事情もあり、イギリスからの挿絵が間に合わなかったとのこと。
電子書籍版あり。342ページ。岩波書店、2002年。
本の感想
『とびらをあけるメアリーポピンズ』感想。メリーポピンズ最後の訪問
『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』は、児童文学の名作『メアリー・ポピンズ』シリーズの3作目。 メアリー・ポピンズの、3度目にして最後の訪問のお話。 今作でもメアリー・ポピンズの美しい魔法はもちろん、 ...
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『公園のメアリー・ポピンズ』
『公園のメアリー・ポピンズ』(原題”Mary Poppins In The Park”)は、1952年刊行の第4作目。
日本では、林容吉の訳により、1975年に刊行された。
前作までの3冊で物語の進行は終わりだが、その間に起きた、まだ描かれていない出来事という形で短編6編が集められている。
電子書籍版あり。367ページ。岩波書店、2003年。
本の感想
『公園のメアリーポピンズ』感想。過去3作で描かれなかった短編たち
『公園のメアリー・ポピンズ』は、児童文学の名作『メアリー・ポピンズ』シリーズの4作目。 メアリー・ポピンズの過去3度の訪問中に起こった出来事をつづった短編集。 今回は、児童文学『公園のメアリー・ポピン ...
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岩波少年文庫ポイント
- 物語を落ち着いて楽しめるので、映画は夢の世界すぎてピンとこなかった人におすすめ
- トラヴァースの描く本当のメアリー・ポピンズを知れる
- 映画にはないエピソードを読める
『台所のメアリー・ポピンズ』
『台所のメアリー・ポピンズ』(原題”Mary Poppins In The Kitchen”)は、1975年刊行。
日本では、1977年、鈴木佐知子訳により、『メアリー・ポピンズのお料理教室―おはなしつき料理の本』と題され、文化出版局より刊行された。
2014年、小宮由訳により、『台所のメアリー・ポピンズ』として、アノニマ・スタジオより刊行。
今作では、メアリー・ポピンズの3度目の訪問中(『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』と同時期)を舞台としている。
『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』とかぶるお話はなく、登場人物の紹介も詳しいので、単発でこの本だけ読んでも楽しめる。
トラヴァース作の物語と、物語に登場するイギリスの伝統料理とお菓子57品のレシピが一緒になった、わくわくするような本。
岩波少年文庫の4冊に登場する定番キャラクターが勢ぞろいするので、料理に興味がなくても楽しめる1冊。
メアリー・シェパードのカラー挿絵も楽しめる。
アノニマ・スタジオの公式サイトでは、本に掲載しきれなかったレシピも細かく掲載。
絵本ナビのインタビューもおもしろい。
台所のメアリー・ポピンズ もっとくわしいお料理ノート/アノニマ・スタジオ公式サイト
『台所のメアリー・ポピンズ お話とお料理ノート』小宮由さん、アンダーソン夏代さん インタビュー/絵本ナビ公式サイト
112ページ。
『台所のメアリー・ポピンズ』ココがポイント
- 『メアリー・ポピンズ』に登場する料理をつくれる
- メアリー・シェパードのカラーイラストを楽しめる
- トラヴァース作の物語と料理を楽しめる
『メアリー・ポピンズ』スピンオフ三部作
P.L.トラヴァースが最初の『風にのってきたメアリー・ポピンズ』を発表してから30年近くたって、あらたに3冊が刊行された。
日本では1984年、荒このみの訳で篠崎書林より刊行。
以後絶版状態だったが、2014年、小池三子男訳で復刊ドットコムにより再び刊行された。
篠崎書林の3冊はメアリー・シェパードの挿絵がそのまま使われているが、復刊ドットコムの3冊は日本のイラストレーター・サカイノビーのよるもの。
オリジナルのメアリー・シェパードの絵でないところは残念だけど、こちらの絵もかわいらしく、特徴をよくとらえている。
字が大きく読みやすい。
また小池三子男の訳も、岩波書店版の定番4作の雰囲気をそのまま保ちながら訳されているので、続けて読みやすい。
『メアリー・ポピンズAからZ』
『メアリー・ポピンズAからZ』(原題”Mary Poppins A to Z”)は、1962年刊行。
全26章の短いお話からなり、それぞれアルファベットのAからZまでの単語から始まっている。
日本語訳ではわかりづらい英語の部分もわかるように、英文の物語も並行して掲載している。
原文とともに物語を味わいたい人にはおすすめ。
日本語訳のなかに補足で英単語が混ざっているので、ちょっと読みづらくて物語に集中できなかった。
『メアリー・ポピンズ AからZ』詳細ページ/復刊ドットコム公式サイト
『さくら通りのメアリー・ポピンズ』
『さくら通りのメアリー・ポピンズ』(原題”Mary Poppins In Cherry Tree Lane”)は、1982年刊行。
夏至の夜に空から舞い降りる星座たちと、メアリー・ポピンズたちの不思議な一夜が描かれている。
同じく星座のお話、『帰ってきたメアリー・ポピンズ』の「夜の外出日」と合わせて読むとさらに味わい深い。
この物語で準主役と言っていいのが、岩波少年文庫シリーズにもよく登場する「公園番」。
メアリー・ポピンズとの掛け合いや、母親「鳥のおばさん」への優しさなども感じられておもしろい。
岩波少年文庫シリーズでおなじみのコリーおばさんやターヴィーさんも登場。
『さくら通りのメアリー・ポピンズ』詳細ページ/復刊ドットコム公式サイト
『メアリー・ポピンズとお隣さん』
『メアリー・ポピンズとお隣さん』(原題”Mary Poppins And The House Next Door”)は、1988年刊行。
物語は、バンクス家のお隣の空き家をめぐって繰り広げられる。
お隣に新しく引っ越してきたのは、『帰ってきたメアリー・ポピンズ』の「ミス・アンドリューのヒバリ」でおなじみ、意地悪な家庭教師ミス・アンドリュー。
今作では、南国から男の子ルティを引き連れている。
可愛らしくかわいそうな男の子ルティとバンクス家や隣人たちとの交流が描かれている。
メアリー・ポピンズシリーズ特有の不思議なハッピーエンドで、読んだ後にさわやかな気持ちになる。
『メアリー・ポピンズとお隣さん』詳細ページ/復刊ドットコム公式サイト
復刊三部作ポイント
- 『メアリー・ポピンズ』シリーズを全部読みたい人におすすめ
- メアリー・ポピンズに登場するサブキャラクターのお話を楽しめる
個性豊かな「メアリー・ポピンズ」
『メアリー・ポピンズ』は児童文学なので、挿絵や大きな字などで工夫されている書籍も刊行されている。
子どもが読む本と侮ってはいけない。
実は、活字が苦手な大人にもおすすめなんだよね。
安野光雅が描く『メアリ・ポピンズ』
2019年1月に朝日出版社より刊行されたのは、岸田衿子の翻訳に安野光雅が絵をつけたハードカバーの『メアリ・ポピンズ』。
翻訳の岸田衿子は、自身も詩人・児童文学作家として活躍した人で、アニメ『赤毛のアン』主題歌の作詞も手掛けたりしている人。
岸田衿子翻訳の『メアリ・ポピンズ』は、1966年に河出書房(現:河出書房新社)より刊行された『少年少女世界の文学〈8〉』に初めて掲載された。
訳文は流れるような軽やかさが魅力で、ふりがなも少ないので、児童文学というより、大人の愛蔵版、といった感じ。
温かみのある安野光雅のカラーイラストもふんだんに盛り込まれていて、贅沢な仕上がり。
収められているお話は、岩波少年文庫『風にのってきたメアリー・ポピンズ』の「踊る牝牛」「鳥のおばさん」をのぞく10編。
岸田衿子&安野光雅『赤毛のアン』感想
岸田衿子訳・安野光雅絵の『赤毛のアン』感想。究極の装丁と上質な訳
2018年6月に出版された最新の『赤毛のアン』は、安野光雅のイラストが優しくて、宝物にしたくなるようなハードカバー。 この記事でわかること 「少年少女世界文学全集」(学研)について 岸田衿子の翻訳・安 ...
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絵本『メアリー・ポピンズと笑いガス』
絵本『メアリー・ポピンズと笑いガス』は、2019年12月に絵本塾出版より刊行された。
『風にのってきたメアリー・ポピンズ』の「笑いガス」というエピソードを絵本にしたもの。
エピソードそのままの翻訳なので、絵本にしては文が長く、読み物として見たほうが良いかも。
漢字もそこそこ使っているので、小学校低学年だと一人で読むには厳しい。
ヨコタユリコのイラストはカラフルで優しい。
絵本『クリスマス・キャロル』の訳を手がけた三辺律子の翻訳。
『風にのってきたメアリーポピンズ』感想。映画メリーポピンズ原作本
児童文学『風にのってきたメアリー・ポピンズ』は、ディズニーの超有名映画『メリー・ポピンズ』の原作。 最近初めて本を読んでみて、映画にはない魅力を感じて、メアリー・ポピンズが大好きになった。 今回は、児 ...
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ポプラ世界名作童話
ポプラ社の「ポプラ世界名作童話シリーズ」は、小学校に入って、はじめて世界名作に出会う子どもたちのためのシリーズ。
『メアリー・ポピンズ』の内容は、岩波少年文庫でいうと『風にのってきたメアリー・ポピンズ』のなかの5つのエピソードが描かれている。
「東風」「わらいガス」「コリーおばさん」「ジョンとバーバラのものがたり」「西風」のお話が楽しめる。
とにかく字が大きくて読みやすい。
翻訳は、自身も児童文学作家として活躍する、富安陽子。
福音館文庫『魔女の宅急便』シリーズ(3~6巻)の挿絵を手がけた佐竹美保のカラーイラストがちりばめられ、読み進めやすくなっている。
141ページ。ポプラ社、2015年
セット
『5分で読む!名作&文豪ビジュアル大事典』
『5分で読む! 名作&文豪ビジュアル大事典』では、日本と世界の名作48作品のあらすじや魅力をオールカラーイラストで解説している。
1作品あたり見開き1ページで、作品ごとに担当イラストレーターが違い、見ていて飽きない。
また「主人公年表」では7人の主人公の生涯を解説し、自分に似ているキャラクターチャートもおもしろい。
「文豪図解」では、25人の作者のミニ伝記が掲載され、作品への理解をより深めることができる。
コラムも充実していて、作品を読むだけではわからない豆知識も学べる。
『メアリー・ポピンズ』は「あらすじ図解」で紹介されている。
漢字にはふりがながないものもあるが、イラスト主体なので低学年から対応。
「あらすじだけを知りたい!」「次に読む作品を選ぶための情報がほしい」というときにおすすめ。
絵本・児童書ポイント
- ふだん小説を読まない、活字が苦手な大人におすすめ
- 個性豊かなイラストを楽しめる
- 大きな字
- あらすじとみどころがわかりやすい
映画で歌や映像を楽しもう!
『メリー・ポピンズ』は、原作本よりも映画を見たことある!っていう人も多いよね。
歌や映像がディズニー仕込みで素晴らしいので、大人も子どもも楽しめるのが映画の魅力。
『メリー・ポピンズ』(1964)
引用元:「メリー・ポピンズ 50周年記念版 MovieNEX」 予告編/ディズニー公式サイト新しい映画『メリー・ポピンズ リターンズ』を見る前に、まだ前作を見たことがないなら、見ておくのがおすすめ。
1964年に公開されたミュージカル映画『メリー・ポピンズ』は、実写とアニメーションの合成という手法で話題となった。
作中で使われている曲『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』も有名だが、原作にはなく、映画オリジナル。
このとき映画初主演のジュリー・アンドリュースは今作でアカデミー主演女優賞を受賞。
これが次作の大ヒットミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』での主演につながった。
映画『メリー・ポピンズ』感想
1964年映画メリー・ポピンズ感想。原作とは別物!歌と映像を楽しむ
1964年の映画『メリー・ポピンズ』は、イギリスの児童文学『メアリー・ポピンズ』シリーズを実写化したもの。 原作と映画両方を見てみて、かなり違うことがわかった。 今回は、映画と原作の違いと、映画ならで ...
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『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018年)
引用元:「メリー・ポピンズ リターンズ」本予告編/ディズニー公式サイト2019年の2月に日本で公開されたのが、ミュージカル映画『メリー・ポピンズ リターンズ』。
前作(1964年版)から20年後の大恐慌時代のロンドンが舞台というところは、原作にはない、映画オリジナルの設定。
原作や前作(1964年版)でバンクス家の子どもの一人として登場するマイケルが成長し、父親になり子どももいる。
そこへかつての家庭教師、メアリー・ポピンズがやってくるという設定。
監督は、『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉』(2011)も手がけたロブ・マーシャル。
監督自身、1964年版の映画の大ファンらしい。
主役のメアリー・ポピンズを演じるのは、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)でヒロインを演じたエミリー・ブラント。
注目の音楽は、『ヘアスプレー』(2007)を手がけたマーク・シェイマン&スコット・ウィットマン。
映画の感想
映画『メリーポピンズリターンズ』感想。美しい映像と歌にくぎづけ!
ディズニーの新しいミュージカル映画『メリー・ポピンズリターンズ』を見てきたよ。 児童文学やミュージカルが好きな人なら絶対おすすめ。 今回は、映画『メリー・ポピンズリターンズ』の見どころを紹介するよ。 ...
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2作収録
映画ポイント
- 歌で夢の世界を楽しめるので、ミュージカルが好きな人におすすめ
- 映像の世界も楽しめる!ディズニーアニメ好きな人にもおすすめ
- 1964年版→2019年版の順にみると、流れがわかってさらに楽しめる
『ウォルト・ディズニーの約束』(2013年)
引用元:『ウォルト・ディズニーの約束 MovieNEX』予告編/YouTubeディズニー公式1964年のミュージカル映画『メリー・ポピンズ』の制作背景について描かれているのは、2013年制作の映画『ウォルト・ディズニーの約束』。
児童文学『メアリー・ポピンズ』が映画化されるにあたっての、原作者P.L.トラヴァースとウォルト・ディズニーの交流について描かれている。
P.L.トラヴァースの幼少期などについても描かれ、児童文学としての『メアリー・ポピンズ』シリーズのルーツについて知ることができ、おもしろい。
『ウォルト・ディズニーの約束』ココがポイント
- 原作者P.L.トラヴァースの人生を知れる
- メリー・ポピンズが映画化されるにいたった制作過程を知れる
まとめ
『メリー・ポピンズ』関連作品まとめ。
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原作シリーズ
文庫名 | 翻訳 | 挿絵 |
岩波少年文庫 | 林容吉 | メアリー・シェパード |
台所のメアリー・ポピンズ | 小宮由 アンダーソン夏代 | メアリー・シェパード |
スピンオフ三部作 | 小池三子男 | サカイノビー |
ハードカバー・児童書
文庫名 | 翻訳 | 挿絵 |
メアリ・ポピンズ | 岸田衿子 | 安野光雅 |
メアリー・ポピンズと笑いガス | 三辺律子 | ヨコタユリコ |
ポプラ世界名作童話 | 富安 陽子 | 佐竹 美保 |
名作&文豪ビジュアル大事典 学研プラス | ー | ー |
映画
作品名 | 監督 | メリー・ポピンズ役 |
メリー・ポピンズ 1964年 | ロバート・スティーブンソン | ジュリー・アンドリュース |
メリー・ポピンズ リターンズ 2018年 | ロブ・マーシャル | エミリー・ブラント |
ウォルト・ディズニーの約束 2013年 | ジョン・リ・ハンコック | エマ・トンプソン(トラヴァース) |
映画を見て気に入ったら、原作の本も読んでみるとさらに面白く感じると思う。ぜひ読んでみてね!
メアリー・ポピンズの記事
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