乳がん

30代子なし主婦闘病記⑥乳がんはタイプによって治療が変わる?

更新日:

30代子なし主婦ももちんの乳がん闘病記。

第6回目は、治療説明(乳がんのタイプと治療法の関係)のときのこと書いていくよ。

  • 乳がんにも複数のタイプがある
  • 全部陽性、フルコースの治療
ももちんの乳がん体験記って?
サイト主ももちんが2013年より体験した、若年性乳がん回想録です。2014年2月完全奏効に至り、4年7ヶ月経ちました。(2018年9月現在)

 

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1.治療説明

このとき病院からもらったたくさんの資料。
M先生は「これをみて落ち込むようなら、みないでください。私たちにすべて任せてもらってもかまいませんから」と言ってくれた。

前記事、乳がんを告知されたときの気持ちと、家族の反応はこちら。

がん告知から3日後。

ももちんと夫は、M先生にあらためて説明を聞きにいった。

この3日間、ももちんは夫に病気について質問されても、ももちんは「悪性って言われた」ということしか覚えてなかった。

治療の詳細のことなんて覚えていなかったし、説明できる状態でもなかった。

夫も、ももちんの気持ちは重々承知だったので、このM先生から直接お話を聞く機会を待ち望んでいた。

ももちんも、この日は心も落ち着いて、「ちゃんと自分の病気のことを知ろう」という気持ちでいた。

3日間で、ここまで、受け入れるって、人間の適応力はほんとすごい。

2.乳がんにも複数のタイプがある

診察室でのM先生との会話は、次のような感じ。

夫とももちん
よろしくおねがいします。
M先生
よろしくおねがいします。
(病理結果の紙を出してきて)まず、ここにも書かれている通り、クラス5なので、ももちんさんが浸潤性乳管がん、いわゆる乳がんであることは間違いないです。
ももちん
ふたたびダメ押し・・・夢じゃなかった・・・
M先生
ももちんさんのがんの顔つきとして、とても元気が良いがんのタイプです。
このタイプは、抗がん剤がよく効きます。
また、女性ホルモンの影響を大きく受けて成長するタイプでもあるので、ホルモン療法も有効です。
HER2タンパクの発現も強陽性なので、「ハーセプチン」が非常に有効と考えます。
夫とももちん
そうですか・・・(よくわかってない)

ももちんは、このとき初めて、乳がんにもいろいろなタイプがあることを知った。

乳がんのタイプとは?

下の表を見てみてほしい。

乳がんには、大きく分けて5つのタイプがある。

引用元:サブタイプ分類 国立がん研究センターがん情報サービス https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/diagnosis.html

ももちんは表でいうと「ルミナルB型(HER2陽性)」。

M先生が話してくれたことを、上の表に当てはめてみるとわかりやすい。

「がんの顔つき」は、「Ki67値」でわかる

「がんの顔つき」とは、「核グレード(悪性度)」のこと。この核グレードの判断には、「Ki67値」が指標となる。

「Ki67値」が高ければ高いほど、増殖スピードが高く、核グレードも高くなる。

ももちんのがんのKi値は、78.8%。

一般的には、Ki-67が20~30%以上である場合「高値」とされるので、ももちんの核グレード(悪性度)はかなり高いものであることがわかる。

M先生が言ってくれた「元気のいいがん」というのは、「悪性度が高い」ということをオブラートに包んでいってくれたということ。

「悪性度が高い」だとびびるけど、「元気がいい」だと、なんだか受け止められるよね。

そしてこれは悪いことばかりではなく、抗がん剤に対する反応が良く、治療効果が期待できる、ということでもあるんだ。

「ホルモン受容体」で、治療期間が大幅に変わる

M先生が言ってくれた、「女性ホルモンの影響を大きく受けて成長するタイプ」というのは、乳がん細胞に、女性ホルモンに反応する「ホルモン受容体」があったということ。

「ホルモン受容体」が陽性のときは、ホルモン療法が有効になる。

ホルモン療法は、手術後長期間(2~5年、それ以上の場合もある)使用するのが一般的。

ももちんはホルモン受容体も陽性。

つまり、ホルモン療法を受けている数年間は、妊活もNGということ。

「HER2(ハーツー)」陽性だと、「ハーセプチン」が有効

「HER2タンパク」は、乳がん細胞の表面にあらわれて、がん細胞の増殖を促す作用を示すといわれている。

以前はこのHER2が強陽性の場合、予後が悪いといわれていたんだけど、ここ数年でハーセプチンという薬が開発され、広く使われるようになった。

ももちんもHER2強陽性だったので、ハーセプチンが有効、ということだった。

つまりは、ももちんのがんは、全部陽性なので、全部の治療が有効、ということ。

元気がよくて激しいけれど、いろんな治療の効果がのぞめるというタイプは、なんとなく、ももちんらしいというか、今思うと、激しいインナーチャイルドを連想させるなぁ。

3.今後の治療について

次にM先生は、具体的な治療の流れを説明してくれた。

M先生
治療法として、まずは手術でしこりの切除をします。
しこりが脇に近いので、乳房温存手術でいけると思いますが、しこりが大きめなので、乳房の形は変わってしまう可能性は大きいです。
温存手術なので1ヶ月の放射線治療もすすめます。
術後、抗がん剤治療を約半年していきます。
ハーセプチンも抗がん剤と同じように点滴で、約1年間です。
その後、ホルモン療法5~7年つづけていきます。
フルコースの治療を勧めます。
ももちん
え?そんなに何年もやるの?
なんか、いっぱいやるんだね。。。
抗がん剤って、髪抜けるやつだよね。。。
子どもはつくれないのか、もはや無理なのか。。。

前情報がなさすぎて、先生の言っていることをすぐには理解できず、いろんなことが頭をめぐった。

髪が抜けることや、妊活のことを考えてたあたり、あまり命の心配はしていなかったみたい。

M先生の説明はつづく。

M先生
去年の検診から一年足らずであることから、短期間で大きくなったがんだと思われます。
転移などの可能性は低いと思うが、しこりが脇に近いので、リンパ節転移している可能性はあります。
来週、CTとMRIをして、全身をチェックしましょう。
ももちん
えー。転移とか、全然考えてなかった。まだそこは調べてなかったんだなぁ。怖いなあ。

CTとMRIの予約を入れて、その日は終わった。

かなり詳細な情報を知ることができたので、不安が和らいだ。

告知されたばかりのときは、何も知らずに、「がん=死」というイメージに押しつぶされそうになっていたから。

なんとなく、「自分は本当にがんなんだね。受け入れるしかないんだね。」という冷静さがあった。

目の前のやるべきことに、前向きに取り組んでいく覚悟が決まった感じだった。

そして、いつも誠実にしっかりと対応してくれるM先生に、私も夫も信頼が増した。

まとめ

ももちんの乳がん闘病記⑥治療説明(乳がんのタイプと治療法の関係)まとめ。

  • 乳がんにも複数のタイプがある
  • 全部陽性、フルコースの治療

次回は、病院選び、ステージ確定の時の気持ちを書いていくよ。

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