【第6話】30代主婦闘病記。乳がんはタイプによって治療が変わる?

2018年9月11日

30代子なし主婦ももちんの乳がん闘病記。

第6回目は、治療説明(乳がんのタイプと治療法の関係)のときのこと書いていくよ。

  • 乳がんにも複数のタイプがある
  • 全部陽性、フルコースの治療

ももちんの乳がん闘病記って?

サイト主ももちんが2013年31歳で体験した、若年性乳がん回想録です。

告知時ステージⅡリンパ節転移あり。

術前化学療法〜乳房温存手術・リンパ節郭清〜放射線〜分子標的薬。

2019年4月ホルモン療法を終え、無治療になりました。

乳がん闘病記一覧を見る

1.治療説明

告知された日に医師からもらった資料たち。

前記事はこちら

【第3話】30代子なし主婦乳がん闘病記。告知された時の状況と気持ち

30代子なし主婦ももちんの乳がん闘病記。 第3回目は、乳がんを告知されたときの状況と感じたことを書いていくよ。 告知の時の様子 うまく飲み込めず上の空だった 目次1.告知の日2.告知の時の先生の様子3 ...

続きを見る

がん告知から3日後。

ももちんと夫は、M先生にあらためて説明を聞きにいった。

この3日間、ももちんは夫に病気について質問されても、ももちんは「悪性って言われた」ということしか覚えてなかった。

治療の詳細のことなんて覚えていなかったし、説明できる状態でもなかった。

夫も、ももちんの気持ちは重々承知だったので、このM先生から直接お話を聞く機会を待ち望んでいた。

ももちんも、この日は心も落ち着いて、「ちゃんと自分の病気のことを知ろう」という気持ちでいた。

3日間で、ここまで、受け入れるって、人間の適応力はほんとすごい。

 

2.乳がんにも複数のタイプがある

診察室でのM先生との会話は、次のような感じ。

よろしくおねがいします。
ももちん
M先生
よろしくおねがいします。

(病理結果の紙を出してきて)まず、ここにも書かれている通り、クラス5なので、ももちんさんが浸潤性乳管がん、いわゆる乳がんであることは間違いないです。

(ふたたびダメ押し・・・夢じゃなかった・・・)
ももちん
M先生
ももちんさんのがんの顔つきとして、とても元気が良いがんのタイプです。

このタイプは、抗がん剤がよく効きます。

また、女性ホルモンの影響を大きく受けて成長するタイプでもあるので、ホルモン療法も有効です。

HER2タンパクの発現も強陽性なので、「ハーセプチン」が非常に有効と考えます。

そうですか・・・(よくわかってない)
ももちん

ももちんは、このとき初めて、乳がんにもいろいろなタイプがあることを知った。

 

乳がんのタイプとは?

下の表を見てみてほしい。

乳がんには、大きく分けて5つのタイプがある。

引用元:サブタイプ分類 国立がん研究センターがん情報サービス https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/diagnosis.html

ももちんは表でいうと「ルミナルB型(HER2陽性)」。

M先生が話してくれたことを、上の表に当てはめてみるとわかりやすい。

 

「がんの顔つき」は、「Ki67値」でわかる

「がんの顔つき」とは、「核グレード(悪性度)」のこと。この核グレードの判断には、「Ki67値」が指標となる。

「Ki67値」が高ければ高いほど、増殖スピードが高く、核グレードも高くなる。

ももちんのがんのKi値は、78.8%。

一般的には、Ki-67が20~30%以上である場合「高値」とされるので、ももちんの核グレード(悪性度)はかなり高いものであることがわかる。

M先生が言ってくれた「元気のいいがん」というのは、「悪性度が高い」ということをオブラートに包んでいってくれたということ。

「悪性度が高い」だとびびるけど、「元気がいい」だと、なんだか受け止められるよね。

そしてこれは悪いことばかりではなく、抗がん剤に対する反応が良く、治療効果が期待できる、ということでもあるんだ。

 

「ホルモン受容体」で、治療期間が大幅に変わる

M先生が言ってくれた、「女性ホルモンの影響を大きく受けて成長するタイプ」というのは、乳がん細胞に、女性ホルモンに反応する「ホルモン受容体」があったということ。

「ホルモン受容体」が陽性のときは、ホルモン療法が有効になる。

ホルモン療法は、手術後長期間(2~5年、それ以上の場合もある)使用するのが一般的。

ももちんはホルモン受容体も陽性。

つまり、ホルモン療法を受けている数年間は、妊活もNGということ。

 

「HER2(ハーツー)」陽性だと、「ハーセプチン」が有効

「HER2タンパク」は、乳がん細胞の表面にあらわれて、がん細胞の増殖を促す作用を示すといわれている。

以前はこのHER2が強陽性の場合、予後が悪いといわれていたんだけど、ここ数年でハーセプチンという薬が開発され、広く使われるようになった。

ももちんもHER2強陽性だったので、ハーセプチンが有効、ということだった。

つまりは、ももちんのがんは、全部陽性なので、全部の治療が有効、ということ。

元気がよくて激しいけれど、いろんな治療の効果がのぞめるというタイプは、なんとなく、ももちんらしいというか、今思うと、激しいインナーチャイルドを連想させるなぁ。

 

3.今後の治療について

次にM先生は、具体的な治療の流れを説明してくれた。

M先生
治療法として、まずは手術でしこりの切除をします。

しこりが脇に近いので、乳房温存手術でいけると思いますが、しこりが大きめなので、乳房の形は変わってしまう可能性は大きいです。

温存手術なので1ヶ月の放射線治療もすすめます。

術後、抗がん剤治療を約半年していきます。

ハーセプチンも抗がん剤と同じように点滴で、約1年間です。

その後、ホルモン療法5~7年つづけていきます。

フルコースの治療を勧めます。

(え?そんなに何年もやるの?

なんか、いっぱいやるんだね。。。

抗がん剤って、髪抜けるやつだよね。。。

子どもはつくれないのか、もはや無理なのか。。。)

ももちん

前情報がなさすぎて、先生の言っていることをすぐには理解できず、いろんなことが頭をめぐった。

髪が抜けることや、妊活のことを考えてたあたり、あまり命の心配はしていなかったみたい。

M先生の説明はつづく。

M先生
去年の検診から一年足らずであることから、短期間で大きくなったがんだと思われます。

転移などの可能性は低いと思うが、しこりが脇に近いので、リンパ節転移している可能性はあります。

来週、CTとMRIをして、全身をチェックしましょう。

えー。転移とか、全然考えてなかった。まだそこは調べてなかったんだなぁ。怖いなあ。
ももちん

CTとMRIの予約を入れて、その日は終わった。

かなり詳細な情報を知ることができたので、不安が和らいだ。

告知されたばかりのときは、何も知らずに、「がん=死」というイメージに押しつぶされそうになっていたから。

なんとなく、「自分は本当にがんなんだね。受け入れるしかないんだね。」という冷静さがあった。

目の前のやるべきことに、前向きに取り組んでいく覚悟が決まった感じだった。

そして、いつも誠実にしっかりと対応してくれるM先生に、私も夫も信頼が増した。

 

まとめ

ももちんの乳がん闘病記⑥治療説明(乳がんのタイプと治療法の関係)まとめ。

  • 乳がんにも複数のタイプがある
  • 全部陽性、フルコースの治療

 

次回は、病院選び、ステージ確定の時の気持ちを書いていくよ。

次回
【第7話】30代子なし主婦乳がん闘病記。病院選びの決め手とステージ

30代子なし主婦ももちんの乳がん闘病記。 第7回目は、病院選び、ステージ確定の時の気持ちを書いていくよ。 セカンドオピニオンはどこにする? 転院を決めた理由 ステージ確定と、その時の気持ち 目次1.病 ...

続きを見る

 

Kindleまとめ



そもそも電子書籍って何?っていうところから、Kindleアプリの操作、Kindle Unlimitedまで、Kindleの記事をまとめたよ。

  • この記事を書いた人

ももちん

夫と猫たちと山梨在住。海外の児童文学・絵本好き。 紙書籍派だけど、電子書籍も使い中。 今日はどんな本読もうかな。

-闘病記
-

© 2021 ももちんの書評情報 Powered by AFFINGER5