乳がん

乳がん闘病記④30代主婦が告知されたときの夫、両親、上司の反応。

更新日:

30代子なし主婦ももちんの乳がん闘病記。

第4回目は、乳がんを夫・母・上司に伝えたときの反応と気持ちなどを書いていくよ。

  • 夫に電話で話して初めて泣いた
  • 上司も飲み込めてなかった
  • 母には心配かけまいと平静を装った
ももちんの乳がん体験記って?
サイト主ももちんが2013年より体験した、若年性乳がん回想録です。2014年2月完全奏効に至り、4年6ヶ月経ちました。(2018年8月現在)

 

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告知後の反応~夫、上司、母~

「2人に1人ががんになる」って、よく言われるよね。それは、統計的に見ても正しい。

だけど、「がん」という言葉は、予想以上に周りに衝撃を与えるんだ。ももちんは、それを周りの反応を通して実感した。

乳がんの告知を受けた当日、ももちんは夫と上司と両親にそれを伝えた。その時の反応を書いていくね。

1.夫の反応

病院を出て車に戻ってからも、まだ実感がなかった。

なぜ、涙がでないのだろう?

あれ、落ち込んでもないぞ。

どうしたんだろう。

しばらく車でぼーっとしていたら、電話が鳴った。夫からだった。

 どうだった?
ももちん
うん。悪性だった。

そう言ったとたん、やっと、涙がでてきた。

涙がとまらず、携帯を握ったまま、激しい嗚咽。

まじかー、、、
ももちん
・・・(嗚咽つづく)
・・・やっぱり一緒に行けばよかったね。
ももちん
・・・大丈夫。(少し落ち着いて)3日後に一緒に先生のお話を聞きにいくことになったから予約したよ。
うん。今日は早く帰るから。

駐車場にいたので、車の前を通りかかった人は、泣きながら電話しているももちんをみてびっくり。明らかにけげんな様子でみてた。

病院だったし、何か不幸を聞いたのだと察知して、同情から見ていたのかもしれない。

夫に話し、激しく泣いたことで、ほんのちょっとだけ、人間としての感情がよみがえってきた。

ほとんど言葉がなかった夫の対応は、ももちんにとっては、とてもありがたいことだった。

これからのこと、励まし、心配、どんな言葉かけられても、なんにも入ってこなかっただろうから。むしろ、苦痛ですらあったと思う。

あと、夫は一緒にいればよかったと言ったけど、告知の時、ももちんは一人で良かったって思ってる。

家族に心配させまいという気持ちが働いてしまうと、告知されたときに、自分の反応をとりつくろってしまっていたかもしれないから。

夫との電話で、泣けたということだけが、少しだけ、自分自身を安心させてくれた。

2.上司の反応

夫からの電話を切ったら、少し、落ち着いてる感じがした。

いつもの私も少し取り戻し、あ、バイト休む連絡しなきゃー、と思いたち、そのまま車の中で、職場に電話。

ももちん
これから爆弾落とすぞ・・・
店長
お疲れさまです。どうしました?
ももちん
お疲れさまです!実はですね、ちょっと前に左わきにしこりがあるのを見つけて、今日検査の結果を聞きにいったんです。そしたら、、悪性だったんです(急に号泣)
店長
悪性って、、
ももちん
乳がんなんです(嗚咽)
店長
・・・(しばし無言)
ももちん
(先に少し冷静を取り戻して)とりあえず、3日後に入っているシフトを休ませてほしいです。あと、今後のことについてはまだ全く考えられないけど、いろんな担当についてできなくなる可能性があります。あと、皆には内密にしておいてほしいです。
店長
・・・わかりました。またいつでも連絡してください。

意外と話せるものだなぁ。

こんな事務的なことを、しっかり話してる自分に、私は、どこまでいっても私だなぁ。妙に納得してしまった。

感情はどん底でも、理性は慣性の法則で働くものなのだ。

それにしても、なんの前触れもなく部下からがんを伝えられた店長は、当然ながら、飲み込めていない様子だった。

何かを言おうとしてたけど、言葉が出てこない、そんな様子がありありと伝わってきた。

また相手を沈黙させてしまった。

カミングアウトの相手の反応は、がんになった人自身にとっても、いちいち緊張する場面。

ももちんは後に、SNSやブログを通して早々に乳がんをカミングアウトするんだけど、その理由のひとつが、この「反応に立ち会うしんどさ」だった。

ま、そもそも隠しておこうという気はなかったんだけどね。

その後、車で家へ帰ったんだけど、いつもに増して運転がおぼつかない自分に驚愕。

よく、事故にならなかった・・・。

やっぱり冷静なんかじゃなく、思考停止状態で、ぼーっとしていただけだったみたい。

3.両親の反応

夕方、夫が帰ってきた。

帰ってきたときの夫は、頼りがいのある夫だった。

ももちんはなんにもできない状態だったけど、一緒になって、落ち込んでいる様子ではなかった。

乳がんと告知されたことを、まずは、夫の実家に電話で伝えてくれた。

その後、ももちんが、自分ではとてもできないと思っていたこと。

私の実家に伝えることも、夫が電話でしてくれた。


子どもの頃。載っていた母からのメッセージ
「からだはちいさいけれど、げんきいっぱい。
わらいだすと、けたけたけたといつまでもとまらなくなるもも。
ひとつのことにむちゅうになるところ、これからものばしていこう。」

夫が青森の私の実家に電話すると、父が出た。

夫が父に伝え、父が外出中の母に伝えた。

父は、あまり飲み込めていなかったようで、返事だけしていたみたい。

電話を切って少したってから、母から電話が来た。

ももちん
いまお母さんと話したくないなぁ。。。でも、お母さんだって、私と直接話したいよなぁ。。。
ももちん
もしもし
もしもし、もも?お父さんから聞いたよ、間違いないの?

話してて涙がでそうになったけど、こらえた。

このとき初めて、「心配させたくない」という、他者を思う気持ちが発動したみたい。

(ひとしきり話を聞いて)・・・大丈夫だから。

平静を装っている母の口調は、私を安心させようとしている感じだった。

いつもは、良くも悪くも感情豊かな母だけど、このときは、優しく、力がなかった。

ももちんはというと、夫の前でも泣いて、上司の前でも泣いたのに、このとき、母の前では泣かなかった。

精一杯、大丈夫なふりをした。

自分はとてつもない親不孝をしてる気持ちになったんだ。

この知らせは母にとって、母自身ががんと聞かされるより、辛いものであるのかもしれないということが予想できたから。

 

なにはともあれ、一番近い家族へのカミングアウトが済んだ。

だからといって、心が少しでも楽になったかというと、そんなことはない。

ただ、「自分は本当に乳がんなんだ。」という実感が増しただけ。

それでも、夫が伝えてくれたから、家族の反応を目の当たりにしなくてすんだ。

その反応も、ものすごいショックや涙というわけじゃなく、あまり「死」と直結させてる感じを受けなかったから、少し救われた。

この夜、毅然といろいろ連絡をしてくれた夫には、心から感謝をしている。

まとめ

ももちんの乳がん闘病記④告知されたときの気持ちと周りの反応、まとめ。

  • 夫に電話で話して初めて泣いた
  • 上司も飲み込めてなかった
  • 母には心配かけまいと平静を装った

次回は、告知後じわじわ湧いてきた実感、告知翌日の様子を書いていくよ。

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