『不思議の国のアリス』は、誰もが知るイギリス児童文学の傑作。
この記事では、言葉遊びや絵が楽しい、子どもにもおすすめの「アリス」を特徴別にまとめたよ。
大人向けアリスはこちら。
『不思議の国のアリス』大人向け28作品比較。文庫・絵本特徴まとめ
『不思議の国のアリス』は、誰もが知るイギリス児童文学の傑作。 この記事では、上質な夢と幻想の世界を味わえる、大人におすすめの「アリス」を特徴別にまとめたよ。 こんな方におすすめ 『不思議の国のアリス』 ...
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こんな方におすすめ
- 子どもに『不思議の国のアリス』を読ませたいけれど、どれを選んだらいいか迷っている。
- 児童文庫、絵本など、特徴で選びたい。
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高杉一郎訳『不思議の国のアリス 鏡の国のアリス』 | 50%OFF (詳細ページ) |
『10歳までに読みたい世界名作11 ふしぎの国のアリス』 | 50%OFF (詳細ページ) |
『ふしぎの国のアリス ポプラ世界名作童話』 | 11%ポイント還元 (詳細ページ) |
『不思議の国のアリス』とは?
『不思議の国のアリス』(原題”Alice's Adventures in Wonderland”)は、1865年にイギリスの作家ルイス・キャロルによって発表された児童文学。
ルイス・キャロルが知人の娘に贈った手書きの本『地下の国のアリス』に加筆・修正を加えた物語。
1871年、続編として『鏡の国のアリス』(原題”Through the Looking-Glass, and What Alice Found There”)が刊行。
1889年、『不思議の国のアリス』を幼児向けに脚色した『子供部屋のアリス』(原題”The Nursery "Alice"”)が刊行。
『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』『子供部屋のアリス』いずれも初版の挿絵はジョン・テニエル。
参考:Wikipedia
一言あらすじ
ある昼下がり、7歳の少女アリスがうたた寝中に見た、夢の物語。
不思議な白ウサギの後を追って巣穴に飛び込むと、そこには不思議な世界。
アリスは、姿が大きくなったり小さくなったりしながら、青虫やチェシャーネコのアドバイスを受け、冒険する。
三月ウサギと帽子屋との「おかしなお茶会」、トランプの国でのクロッケーなどを経て、ついには裁判で女王と対決する。
ルイス・キャロルとジョン・テニエル紹介
不思議の国のアリス展2020感想。新しいアリスに出逢うアート展
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『不思議の国のアリス』本の感想
『不思議の国のアリス』本のあらすじと感想。理解不能な世界に迷う。
『不思議の国のアリス』はイギリスの作家ルイス・キャロルによる児童文学。 大人になって読んだんだけど、こんなに奇想天外でつかみどころのない物語、初めてだった。 だけど、確実にその不思議な世界観に引き込ま ...
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読みやすい児童文庫
『不思議の国のアリス』は児童文庫のラインナップが豊富。
それぞれ翻訳やイラストに特徴があるので、自分に合ったものがあるかチェックしてみよう。
角川つばさ文庫
2009年に創刊された角川つばさ文庫は、本を読むのがちょっと苦手という子にも「読んでみたい」気持ちを応援する児童文庫。
角川文庫版『不思議の国のアリス』の新訳を手がけた河合祥一郎の訳文を、漢字を少なめにしてそのまま載せている。
「です、ます」調を用いた読みやすさと格調の高さが特徴の訳文を児童文庫でも楽しめるのはぜいたく。
雑誌「季刊エス」で8年間キャラクターデザイン講座を連載したokamaの現代的でかわいらしいイラスト。
河合祥一郎の翻訳(抄訳)・okamaのイラストを採用したアリスは、KADOKAWAの低学年向けシリーズ「100年後も読まれる名作」でも楽しめるよ。
鏡の国のアリスあり。総ルビ、小学校中学年以上向け、217ページ、河合祥一郎訳、KADOKAWA、2010年。
「へんてこりんがどんどこりん!」アリスはさけびました。
引用元:『新訳 ふしぎの国のアリス (角川つばさ文庫)』キャロル著、okama絵、河合祥一郎訳、KADOKAWA、2010年
ポプラポケット文庫
児童書専門の出版社として出発したポプラ社は、さまざまな年齢向けに『不思議の国のアリス』を出版している。
ポプラポケット文庫の西田佳子の新訳は「です・ます」調。
「〜ちゃった」など、現代的な言葉づかいも取り入れ、古典を読みやすくしている。
24の挿絵は、大人っぽいかわいらしさがある現代風イラストで、小中学生にはテニエルよりとっつきやすいかも。
『鏡の国のアリス』あり。小学校高学年以上向け。222ページ、2015年
ポプラポケット文庫公式ページ「ぜんぜんびっくり!」
アリスは、大声でいいました。
引用元:『不思議の国のアリス』キャロル著、24絵、西田佳子訳、ポプラ社、2015年
偕成社文庫
偕成社文庫は、海外の古典・名作は完訳を基本としている児童文庫。
時代に流されないラインナップ、読みやすさへのこだわり、子どもから大人まで楽しめることにこだわりがある。
芹生一の「です、ます」調で読みやすく美しい訳文は、テニエルの挿絵と合わせてクラシックな雰囲気。
字が大きく漢字が少なめなので、子どもが初めて読むのに最適。
『鏡の国のアリス』も刊行。小学校低・中学年以上向け。259ページ。1979年。
「てこへんだわ。ほんとにてこりんへん。」アリスは思わずこうさけびました。
引用元:『ふしぎの国のアリス』キャロル著、テニエル絵、芹生 一 訳、偕成社文庫、1979年
福音館文庫
福音館文庫は、2002年に福音館書店より創刊された児童文庫。
1971年に刊行したハードカバーの『ふしぎの国のアリス』を、2004年に児童文庫化した。
生野幸吉の翻訳は「です・ます」調。「座る」を「坐る」、「土手」を「堤」など、昔っぽい言葉づかいがある。
偕成社文庫と同様、テニエルの挿絵と清く正しい訳文がクラシックな雰囲気。
漢字の多さやふりがなを見ると、偕成社文庫は小学校中級、福音館文庫は小学校上級、といった感じ。
『鏡の国のアリス』も刊行。小学校高学年以上向け。206ページ。2004年。
「ますます変てこりんになってくわ!」アリスはさけびました。
引用元:『ふしぎの国のアリス』キャロル著、テニエル絵、生野幸吉訳、福音館文庫、2004年
児童文庫
ハードカバー
岩波少年文庫
岩波少年文庫は、1950年に岩波書店より創刊された児童文庫。
脇明子の翻訳は「です・ます」調。癖がなく読みやすい日本語で、丁寧に訳されている。
挿絵はテニエル。
児童文庫だがふりがなは少なめ。
『鏡の国のアリス』も刊行。小学校高学年以上向け。230ページ。2000年。
「まあ、へんてこてんだわ!」と、アリスはさけびました。
引用元:『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル著、ジョン・テニエル絵、脇明子訳、岩波少年文庫、2000年
フォア文庫
フォア文庫は、岩崎書店、金の星社、童心社、理論社が協力出版している児童文庫レーベル。
フォア文庫の『ふしぎの国のアリス』は1986年、岩崎書店より刊行された。
ほんわかかわいい表紙絵は、児童書の挿絵を多く手掛ける森友典子。
中山知子の翻訳、 中の挿絵はテニエル。
『鏡の国のアリス』も刊行。小学校高学年以上向け。263ページ。1986年。
「きゃあ、とてっぴょうしもないよ!」
アリスは、思わず、さけびました。
引用元:『ふしぎの国のアリス フォア文庫愛蔵版』ルイス・キャロル著、テニエル絵、中山知子訳、岩崎書店、2004年
パール文庫
真珠書院のパール文庫では、海外の古典を19〜20世紀前半の作家による翻訳で刊行している。
2014年に刊行された『アリス物語』は、菊池寛と芥川龍之介の共訳の1927年刊「小学生全集 第二十八巻 アリス物語」(株式会社興文社)を底本としている。
現代仮名づかいに修正し、現代向けに読みやすくしているが、言葉遣いは古風なままなので分かりづらいところもある。
古風な訳文とはうらはらな喜一の現代的な挿絵も衝撃的。
小学校高学年以上向け。157ページ。2014年。
『アリス物語』は「国立国会図書館デジタルコレクション」で無料で読むことができる。
ただし、古書原本をそのままスキャンした電子書籍のため、読みづらいところもたくさんある。
「変ちきりん。変ちきりん。」とアリスは叫びました。
引用元:『アリス物語』ルイス・キャロル著、菊池寛・芥川龍之介共訳、真珠書院、2014年
児童文庫はココがおすすめ
- 一般の文庫よりも易しい翻訳
- 一般的な文庫よりも大きめのサイズ
- 挿絵も楽しめる
- 大きな字やふりがな付きが多い
文学集シリーズで揃えたい!
『不思議の国のアリス』は、子ども向けの文学集シリーズでも刊行されている。
挿絵や解説、大きな字などで工夫されているので、活字が苦手な子や小中学年なら、ここに紹介するのが最適。
他の名作もシリーズで読んでみたい子にもおすすめ。
【2022年11月刊行】小学館世界J文学館
引用元:小学館世界J文学館 「新しい「名作全集」の扉が開きます」編/小学館公式チャンネル
2022年11月に刊行された『小学館世界J文学館』は、1冊の本(紙の書籍)を買うことで125冊の世界名作を電子書籍として読める、新しいタイプの全集。
紙の書籍は各作品をイラストやあらすじで紹介していて、名作ガイドブックのような役割。
気になる作品はページ内のQRコードを読み込むことで、スマートフォン、タブレットなどの端末で読むことができる。
現代の子どもたちが読みやすい新訳を採用し、イラストも第一線で活躍している画家が手がけている。
『不思議の国のアリス』は、児童文学の翻訳を多く手がける田中亜希子の訳。
イラストはテニエル。
小学校中学年以上が対象。
1話のみ電子書籍
全集
100年後も読まれる名作
カラー絵129点の『100年後も読まれる名作 ふしぎの国のアリス』『かがみの国のアリス』(編訳/河合祥一郎 絵/okama 監修/坪田信貴)が発売!つばさ文庫のアリスのカラー抄訳版https://t.co/GxmS5xyuS4 pic.twitter.com/fpqCxIWe4V
— KADOKAWA 文芸局学芸ノンフィクション編集部 編集委員クドー (@digi_neko) July 1, 2016
角川書店の「100年後も読まれる名作シリーズ」は、『物語ガイドまんが』『カラー絵+ポスター』『読書感想文の書きかた』を盛り込んだ小学生向けのシリーズ。
角川つばさ文庫のコンビ、okamaのオールカラーイラストと河合祥一郎による編訳で、物語のおもしろいところだけを集めているので、さくさく読める。
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者、坪田信貴が教える『読書感想文の書きかた』がついているところがおもしろい。
『かがみの国のアリス』あり。小学校低中学年向け。168ページ。KADOKAWA、2016年。
KADOKAWA「100年後も読まれる名作シリーズ」公式ページ
10歳までに読みたい世界名作
学研教育出版の「10歳までに読みたい世界名作」シリーズは、子どもが自分で読みたくなる名作にするために、オールカラーのイラストにこだわっている。
第11巻『ふしぎの国のアリス』編訳は、リスベート・ツヴェルガーの絵本版『不思議の国のアリス』の翻訳も手がけた石井睦美。
文体は「です、ます」調で、12章全章の面白いところだけを編訳している。
森川泉のイラストは現代的でカラフル。アニメに親しむ女の子にはぴったりの1冊。
巻頭には物語をわかりやすく紹介する「物語ナビ」を掲載し、主人公のプロフィール紹介、キャラクター相関図など作品を理解する手助けとなっている。
総ルビ、小学校低中学年向け。153ページ。学研教育出版、2015年。
ヘンテコリンのコンテコリン!
引用元:『ふしぎの国のアリス (10歳までに読みたい世界名作)』ルイス・キャロル著、石井睦美編訳、学研教育出版、2015年
セット
子どものための世界文学の森
集英社「子どものための世界文学の森」は、子どものうちにぜひ読んでおきたい世界の名作40編を精選。
作品理解を深めるために、ページの余白にコラムや用語解説などをふんだんに掲載。
『ふしぎの国のアリス』は、全40巻のうち第25巻。まだらめ三保訳。
山本裕子の挿絵はレトロでかわいらしい。
小学校中学年以上向け。144ページ。集英社、1995年。
セット
少年少女世界名作の森
集英社「少年少女世界名作の森」は、楽しみながらさまざまな知識が学べる名作シリーズ。
本文の上や下のスペースでは、むずかしい言葉や歴史的背景、鑑賞ポイントなどの情報を満載。
全20巻のうち18番目が『不思議の国のアリス』。
翻訳は、ちくま文庫版の翻訳も手がけた柳瀬尚紀。
若菜等の挿絵は奇抜でリアリティがあり、児童書とは思えないアーティスティックさが特徴。(表紙画像とは全く違うイラスト)
小学校高学年以上向け。224ページ。
「きみょうれきてつ! きみょうれきてつ!」
アリスはさけびました。
引用元:『不思議の国のアリス―少年少女名作の森〈18〉』キャロル著、柳瀬尚紀訳、若菜等絵、集英社、1990年
セット
ポプラ世界名作童話
<ポプラ世界名作童話(11)>石崎洋司/文×千野えなが/絵の『ふしぎの国のアリス』(L.キャロル/作)しゃべるウサギをおいかけて、穴に落ちてしまったアリスは……。https://t.co/wdaSqWiOpc pic.twitter.com/22ihRF6nOP
— ポプラ社ポケット文庫+ (@poplar_pocket) November 4, 2016
ポプラ社の「ポプラ世界名作童話シリーズ」は、小学校に入ってはじめて世界名作に出会う子どもたちのためのシリーズ。
翻訳は、自身も児童文学作家として活躍する、石崎洋司。
児童書や絵本のイラストを手がける千野えながのカラーイラストがちりばめられ、子どもが読み進めやすくなっている。
小学校低学年向け。141ページ。ポプラ社、2016年。
「へんてこ、へんてこ、へんてこてーん!」
アリスは、おどろいた。
引用元:『ふしぎの国のアリス』キャロル著、千野えなが絵、石崎洋司訳、ポプラ社、2016年
セット
こども世界名作童話
同じくポプラ社より刊行されているのが「子ども世界名作童話」シリーズ。
世界の優れた名作のなかから、少年少女期にぜひ読んでおきたい代表的な作品を選び、現在活躍中の児童文学者が新鮮な感覚で翻訳したもの。
矢崎節夫訳。
レトロでかわいらしい少女を描き、根強いファンも多い田村セツコの挿絵が魅力。
小学校中学年向け。141ページ、ポプラ社、1987年。
セット
文学集はココがおすすめ
- 『不思議の国のアリス』だけではなく他の名作も揃えられる
- 挿絵も楽しめる
- 子ども向けの上質で丁寧な訳を楽しめる
- 特別感のあるハードカバーで揃えられる
イラストの個性が光る!絵本とハードカバー
『不思議の国のアリス』は、これまでにたくさんのアーティストが挿絵を担当し、絵本やハードカバーになっている。
現在日本で刊行されている絵本やハードカバーで、小中学生も楽しめる作品を紹介するよ。
絵本とはいっても、翻訳は漢字がいっぱいで難しいと感じるものも多いかも。
読みやすさなら先に紹介した児童文庫のほうがだんぜんおすすめ。
絵本は、絵でアリスの世界観を楽しんで、大人になっても繰り返し読めるのが魅力。
【2022年11月刊行】北澤平祐(イラスト)高杉一郎(訳)講談社
北澤平祐がイラストをてがけた『不思議の国のアリス 鏡の国のアリス』が講談社より2022年11月に刊行された。
このシリーズは2019年に『若草物語 1&2』、2022年に『赤毛のアン』が刊行されている。
ずっしりとしたハードカバーの重量感に、美しくもポップで親しみやすい装画・挿絵がしっくり合う。
訳文は、1983年に刊行された講談社文庫のもの。
小説家としても活動した高杉一郎が手掛ける訳文は「です」「ます」調で、ひらがなが多く読みやすい。
中学生以上で習う漢字にはふりがなつき。
「だんだん、へんちきりんになっていくわ!」
と、アリスはさけびました。
引用元:『ふしぎの国のアリス』キャロル著、高杉一郎訳、講談社文庫、1983年
ミナリマ(アート)小松原宏子(訳)静山社
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— MinaLima Japan (@minalimajapan) August 11, 2022
2022年8月、イギリスのデザインスタジオ・ミナリマの仕掛け絵本『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』が静山社より刊行された。(原書刊行は2019年)
ミナリマは、映画「ハリー・ポッター」シリーズのグラフィックデザインを手がけたことでも知られている。
”minalima classic”では、誰もが知っている児童文学を仕掛け絵本シリーズとして刊行している(邦訳は『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス』のみ。)
フルカラーイラストと仕掛けが最大の魅力。
そのデザイン性の高さは大人のファンにもおすすめ。
小松原宏子による「大胆でポップな」日本語訳も読んでみたい。
クリス・リデル(絵)長友恵子(訳)文化出版局
2022年3月、南アフリカ出身のイラストレーター、クリス・リデル絵の『不思議の国のアリス』が文化出版局より刊行。原書の刊行は2020年。
政治風刺画家としても活躍するクリス・リデルは絵本も多くてがけ、ケイト・グリーナウェイ賞なども受賞している。
その絵はオリエンタルな雰囲気もありながら緻密。
ジョン・テニエル版のアリスとは違い、今作のアリスは黒髪のショートボブ。
これは、ルイス・キャロルが撮影したアリス・リデル(主人公のモデルになった少女)を参考にしている。
巻頭にはクリス・リデルによる「不思議の国」マップがあり、イメージを掻き立てられる。
また、ルイス・キャロルのアリスに捧げる詩も掲載されている。
児童書の翻訳を多く手がける長友恵子による新訳。
完訳でつくりもしっかりしているので、愛蔵版としてもおすすめ。
漢字が多く使われているが、ふりがなつき。
「なんだか、むんずむんずしてきたわ!」
引用元:『不思議の国のアリス Alice's Adventures in WONDERLAND』ルイス・キャロル 作、長友恵子 訳、クリス・リデル絵、文化出版局、2022年
参考:『不思議の国のアリス Alice's Adventures in WONDERLAND』ルイス・キャロル 作、長友恵子 訳、クリス・リデル絵、文化出版局、2022年
ヘレン・オクセンバリー(絵)中村妙子(訳)評論社
評論社より2000年に刊行されたのは、ヘレン・オクセンバリー挿絵による『ふしぎの国のアリス』。
ヘレン・オクセンバリーの描くアリスは、スニーカーにタンクトップ姿の現代っ子アリス。
お茶会でもお作法など気にせず足を組み、女王を前にしても平然と立っている、やんちゃ感のあるアリスに好感が持てる。
動物と楽しく話したり笑ったり、表情豊か。
中村妙子の翻訳は「です、ます」調でひらがなが多く、丁寧な訳。
『不思議の国のアリス』全文を訳した絵本の中では、一番子どもが読みやすいと思う。
「おどろき、モモの木、サンショの木!」とアリスはさけびました。
引用元:『ふしぎの国のアリス』キャロル著、ヘレン・オクセンバリー絵、中村妙子訳、評論社、2000年
リスベート・ツヴェルガー(絵)石井睦美(訳)BL出版
BL出版より2008年に刊行されたのは、リスベート・ツヴェルガー挿絵による『不思議の国のアリス』。
古典のお話を独自の表現で絵本にしているリスベート・ツヴェルガーのイラストは繊細で斬新。
児童文学作家でもある石井睦美の訳は、「ある、である」調の癖がない語り口。
どことなく静けさを感じるリスベート・ツヴェルガーのイラストとぴったり合っている。
落ち着いたシュールな印象の絵と文は、大人にもおすすめ。
「ヘンテコリンのコンテコリン!」とアリスは叫んだ。
引用元:『不思議の国のアリス』キャロル著、リスべート・ツヴェルガー絵、石井睦美訳、BL出版、2008年
ツヴェルガーの絵本
絵本『賢者のおくりもの』感想。貧しい若夫婦のクリスマスイブの物語
『賢者の贈り物』は、アメリカの作家オー・ヘンリーが生んだ有名なクリスマスの短編。 ある若い貧しい夫婦がお互いに発揮する思いやりに、自分自身を見直させられるお話。 どの出版社の『賢者のおくりもの』を読め ...
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ロバート・イングペン(絵)杉田七重(訳)西村書店
西村書店より2015年に刊行されたのは、ロバート・イングペンの挿絵による『不思議の国のアリス』。
国際アンデルセン賞も受賞しているロバート・イングペンが描くアリスは、柔らかく繊細なアリス。
たくさんの児童書の翻訳を手がける杉田七重の訳文は、淡々とした「した」「である」の語り口のなかに、アリスのかわいらしいセリフが光る。
絵の世界に溶けこむような自然な訳文で、大人にもおすすめ。
『鏡の国のアリス』も刊行。
「うっひゃあ!最超におどろいた!」アリスはすっとんきょうな声を張りあげた。
引用元:『不思議の国のアリス』キャロル著、ロバート・イングペン絵、杉田七重訳、西村書店、2015年
絵本はココがおすすめ
- こだわりのカラーイラスト(アート)
- 大きな字のものもある
電子書籍でだけ読める
『不思議の国のアリス』は、電子書籍でしか読めないものもある。
電子書籍未体験のあなたも、これを機にチャレンジしてみては?
カラー名作 少年少女世界の文学
「少年少女世界の文学」シリーズは、1969年小学館より刊行。現在は1978年の第2版を電子書籍化している。
『ふしぎの国のアリス』は全10章の抄訳版。
藤原一生の翻訳は、「です、ます」調の丁寧でやさしい訳。
矢車凉の洋風でクラシカルな挿絵は、物語とよく合っている。
漢字は少ないが、ふりがなはない。
「あら、へえんなの?」
アリスは、おもわず叫びました。
引用元:『カラー名作 少年少女世界の文学 ふしぎの国のアリス Kindle版』ルイス・キャロル原作、藤原一生訳、矢車凉絵、小学館、2017年
牧野鈴子絵の『ふしぎの国のアリス』
末吉暁子文、牧野鈴子絵の『ふしぎの国のアリス』は、「講談社のおはなし童話館」シリーズの1冊として1991年に刊行された。
2019年電子書籍で刊行された。
絵本のように牧野鈴子の緻密で美しいカラー挿絵を楽しむことができる。
末吉暁子の訳文は「です、ます」調のやさしい日本語。
電子書籍はココがおすすめ
- スマホ・タブレットで読める
- 紙の本では手に入りにくい
1冊にたくさんのお話がつまった名作集3選
次に紹介する3冊は、いろいろな名作を短くまとめたお話を集めた「参考書」のようなもの。
「あらすじだけを知りたい!」「次に読む作品を選ぶための情報がほしい」というときにおすすめ。
『1話5分!12歳までに読みたい名作100』
『1話5分!12歳までに読みたい名作100』では、日本と世界の名作100作品を、1話5分程度(見開き1ページ)で読めるよう短くして掲載している。
監修は麻布中学・高校国語教師の中島克治。
ページの構成は短くしたお話を中心に作者紹介、語句説明がされ、お話の最後に作品解説とおすすめの図書(『不思議の国のアリス』なら角川つばさ文庫など)が掲載されている。
本書を読んで「作品を読んでみたい」という気になりそう。
『不思議の国のアリス』は「中学年向け」で紹介されている。
後半では本書で紹介しきれなかった名作のブックリストが掲載されている。
漢字にはふりがなつきなので低学年〜高学年まで対応。
『毎日読める!小学生のための 日本と世界の名作200』
『毎日読める! 小学生のための 日本と世界の名作200』では、日本と世界の名作200作品を、1話5分程度で読めるよう短くして掲載している。監修は教育学者でメディアにもよく出ている齋藤孝。
小学生の1年の登校日数とほぼ同じ200話を掲載することで、毎日の読書の習慣がつくようになっている。
ページの構成は先に紹介した『1話5分!12歳までに読みたい名作100』と似ているが、本書ではお話の最後に「読むヒント」としてお話のポイントをまとめている。
『不思議の国のアリス』は「中学年向け」で紹介されている。
漢字にはふりがなつきなので低学年〜高学年まで対応。
『5分で読む!名作&文豪ビジュアル大事典』
『5分で読む! 名作&文豪ビジュアル大事典』では、日本と世界の名作48作品のあらすじや魅力をオールカラーイラストで解説している。
1作品あたり見開き1ページで、作品ごとに担当イラストレーターが違い、見ていて飽きない。
また「主人公年表」では7人の主人公の生涯を解説し、自分に似ているキャラクターチャートもおもしろい。
「文豪図解」では、25人の作者のミニ伝記が掲載され、作品への理解をより深めることができる。
コラムも充実していて、作品を読むだけではわからない豆知識も学べる。
『不思議の国のアリス』は「あらすじ図解」で紹介されている。
漢字にはふりがながないものもあるが、イラスト主体なので低学年から対応。
名作集はココがおすすめ
- たくさんのお話を1冊で知ることができる
- イラストがたくさんある
- 解説やコラムつき
- あらすじとみどころがわかりやすい
『子ども部屋のアリス』
『不思議の国のアリス』を幼児向けに脚色した”The Nursery "Alice"”は、1897年に発表された。
『子ども部屋のアリス』として邦訳されることが多い”The Nursery "Alice"”の特徴は次の通り。
『子ども部屋のアリス』ココがポイント
- 大筋は『不思議の国のアリス』と同じだが、短くなっている
- 言葉遊びが少なく、小さい子どもに語りかけるようなやさしい言葉づかい
- 『不思議の国のアリス』の挿絵から20点をジョン・テニエル自ら色づけ
- 表紙絵はテニエルではなく、エミリー・ガートルード・トムソン
参考:Wikipedia
キャロル自身は「0歳から5歳」と言っているけど、明らかにそれは無理!(笑)
でも、やさしい言葉づかいとカラーイラストで、『不思議の国のアリス』よりやさしく読むことができるよ。
読み聞かせにもおすすめ。
『おとぎの”アリス”』ほるぷ出版
ほるぷ出版より2010年に刊行された『おとぎの“アリス”』は、原書の趣そのままに反映した絵本。
テニエルのカラー挿絵を絵本で味わえるのは、日本では本書のみ。
『不思議の国のアリス』翻訳を何度も手がけている高山宏の訳文は、ひらがなが多く読みやすい。
低学年の子どもなら自分で読むことができる。
巻末にはキャロルとテニエルの紹介掲載。
56ページ。ほるぷ出版、2010年。
『子ども部屋のアリス』七ツ森書館
七つ森書館より2015年に刊行されたのは、ルイス・キャロル協会会長でもある安井泉による新訳の『子ども部屋のアリス』。
テニエルのカラー挿絵を掲載しており、通常の絵本よりも一回り小さいソフトカバー。
適度に漢字が使われ解説も楽しめる、大人が読むための『子ども部屋のアリス』。
126ページ。七ツ森書館、2015年。
『アリスのふしぎな夢』西村書店
西村書店より2010年に刊行されたのは、絵本『アリスのふしぎな夢』。
1992年にフランスで刊行された”Alice Racontee Aux Enfants”の邦訳。(もともとの原書は”The Nursery "Alice"”)
特徴はテニエルではなく、フランスの画家マルト スガン=フォントによる挿絵。
繊細で幻想的なタッチのアリスの世界を楽しめる。
73ページ。西村書店、2010年。
『よみきかせ ふしぎのくにのアリス』新樹社
【新入荷】ルイス・キャロル・さくばともみ『よみきかせ ふしぎのくにのアリス』(新樹社) これは、おもちゃ箱にずっとしまってあった、だいじなだいじな夢のお話です。作場知生のイラストレーションを付した、よみきかせ版。 pic.twitter.com/cAgOQ3Ge6l
— London Books (@_londonbooks) May 24, 2016
新樹社より2001年に刊行されたのは、ソフトカバー『よみきかせ ふしぎのくにのアリス』。
特徴はなんといっても、作場知生(さくばともみ)の挿絵。
まるでテニエルが現代によみがえったかのような異国感のある緻密な絵が、アリスの世界とぴったり。
小柴一(こしばはじめ)の訳文は、全文がひらがなとカタカナのみ。
テニエルの絵が好きなら、本書も一読の価値あり。
111ページ。新樹社、2001年。
『こども部屋のアリス』リトルモア
リトルモアから2013年に刊行されたのは、ハードカバーの絵本『こども部屋のアリス』。
人形、布、ビーズなどを用いた独特の作風の挿絵で「アリス」を楽しめる。
金原瑞人の訳文はくだけた読み聞かせ口調。
漢字を使っているが、総ルビで読みやすい。
64ページ。リトルモア、2013年。
アリスをマンガで読む
ふだんは本を全く読まない!だけどマンガはめっちゃ読む!
そんな子におすすめなのが、マンガで読む『不思議の国のアリス』。
名著をマンガで!(学研プラス)
過去絵あげてみる。フランス版のコミックスの装丁がめちゃくちゃ素敵なこの本。こちらはkindle版です☺️原作アリス忠実コミカライズ。
不思議の国のアリス (名著をマンガで!) ルイス・キャロル https://t.co/dxAxzov2F5 @amazonJPさんから pic.twitter.com/gXQNfNjVwK
— たむら純子💟私と上司の内緒の事情・めちゃコミ先行連載中 (@tamring) May 12, 2018
学研出版の「名著をマンガで!」シリーズは、2009から2010年に刊行された、国内外の名作をコミック化したシリーズ。
6冊中5冊は太宰治、夏目漱石などの日本文学。
唯一の海外作品である『不思議の国のアリス』は、少女マンガを長年描き続けているたむら純子によるもの。
何よりキャラクターがかわいらしく、細かいところまで絵で表現されているのにくどくなく、おもしろく最後まで読むことができる。
2014年に電子書籍化。
小学校高学年以上向け。
『わがままアリスとおくびょうな白ウサギ』
「わがままアリスとおくびょうな白ウサギ」本日より全国の書店さんにて発売です!よろしくおねがいします(* ´ ω ` *)
感想などいただけたらとてもうれしいです…!pixivコミックでも引き続き連載中です~✨ pic.twitter.com/urrkKjxeFY— いつきゆう (@itsukiyu) June 2, 2017
いつきゆうのコミック『わがままアリスとおくびょうな白ウサギ』は、2017年にKADOKAWAより刊行された。
白ウサギを少年として描き、ほっこり現代的に描かれている。
物語は短くまとめられているが、要所要所で原作のエッセンスをしっかりおさえている。
pixivコミックで「不思議の国」篇を無料で読むことができる。
マンガはココがおすすめ
- 活字が苦手でも読める
- あらすじをわかりやすく知れる
絵がメイン!小さい子ども向け
字を読むのはつまらない。
アリスの世界をビジュアルで思いっきり楽しみたい!という子にはしかけ絵本がおすすめ。
美しいしかけに、子どもだけでなく大人もハマるかも。
ロバート・サブダのしかけ絵本
引用元:絵本ナビ公式サイト
大日本絵画より2004年に刊行されたのが、絶大な人気を誇るロバート・サブダのしかけ絵本。
ロバート・サブダは『美女と野獣』や『ピーターパン』などのしかけ絵本も有名。
子どものみならず大人のコレクターも多い。
この絵本、開いたとたん、しかけの圧倒的な迫力にびっくりした・・・。
アリスがウサギの穴に落ちる場面や、最後のトランプが舞う場面など、圧巻のしかけに酔いしれよう。
大人もときめくしかけ絵本。
ギフトにもぴったり!
テニエルの絵のしかけ絵本
開けてびっくり!360度どの角度からでも楽しめるアリスの”メリーゴーランド型しかけ絵本”です!!かなり繊細に出来ていて、インテリアとしても楽しめそうです。
プレゼントにも最適! #しかけ絵本 #不思議の国のアリス pic.twitter.com/exn7HNNZsL— 成文堂江戸川橋店 (@seibundoh_e) October 16, 2016
グラフィック社より2016年に刊行されたのが、メリーゴーランド型のしかけ絵本。
開くと6角柱型になり、お茶会などの有名な場面が現れる。
テニエルのカラーイラストを立体的に楽しめるのが魅力。
アニメ絵本
多くの子どもが一番はじめに自分で読むのが、アニメ絵本のシリーズ。
手頃な値段でサイズも小さめ、親しみやすいアニメ調のイラストが特徴。
はじめての世界名作えほん(ポプラ社)
【web記事upしました!】ポプラ社の「はじめての世界名作えほん」は、おもしろいからこそ読み継がれ、語り継がれている人気の物語が充実! 作家・中脇初枝さんの読みやすい文章で、読み聞かせはもちろん、丈夫で扱いやすいので成長して一人読みするようになったときにも。https://t.co/5niw9a4w6p pic.twitter.com/VuMQspU9F1
— kodomoe(コドモエ)編集部 (@kodomoe) May 4, 2018
ポプラ社より2018年から刊行されているのが、「はじめての世界名作えほん」シリーズ。
「日本のむかしばなし」「世界のむかしばなし」「世界の名作」全80巻を、2020年10月までに刊行予定。
文と監修を手掛けるのは、自身も児童文学作家として活躍する中脇初枝。
未就学児~小学校低学年向け。
よい子とママのアニメ絵本(ブティック社)
ブティック社より1988年より刊行されているのが「よい子とママのアニメ絵本」シリーズ。
企画・構成の平田昭吾は、日本のアニメ絵本文化の先駆者であり、300巻以上のの絵本作品を出版している。
日本国外での評価も高く、2005年までに国外の出版冊数が3億巻を突破している。
続編『かがみの国のアリス 』もあり。
児童書はココがおすすめ
- イラスト・しかけ絵がメイン
- 字が少なめ・大きな字
まとめ
子どもにおすすめの『不思議の国のアリス』まとめ。
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児童文庫版『不思議の国のアリス』
文庫名 | 翻訳 | 挿絵 | 同じ翻訳者の 『鏡の国のアリス』 |
角川つばさ文庫 | 河合祥一郎 | okama | ◯ |
ポプラポケット文庫 | 佐野真奈美 | 24 | ◯ |
偕成社文庫 | 芹生一 | テニエル | ◯ |
福音館文庫 | 生野幸吉 | テニエル | ◯ |
岩波少年文庫 | 脇明子 | テニエル | ◯ |
フォア文庫 | 中山知子 | テニエル | ◯ |
パール文庫 | 菊池寛 芥川龍之介 | 喜一 | なし |
偕成社文庫・福音館文庫はクラシックな訳にテニエルの絵で定番。
文学集シリーズ
シリーズ・出版社名 | 翻訳 | 挿絵 |
100年後も読まれる名作 KADOKAWA | 河合祥一郎 | okama |
10歳までに読みたい名作 学研教育出版 | 石井睦美 | 森川泉 |
子どものための世界文学の森 集英社 | まだらめ三保 | 山本裕子 |
少年少女世界名作の森 集英社 | 柳瀬尚紀 | 若菜等 |
ポプラ世界名作童話 ポプラ社 | 石崎洋司 | 千野えなが |
こども世界名作童話 ポプラ社 | 矢崎節夫 | 田村セツコ |
シリーズで他の名作もそろえたいときもおすすめ。
絵本・マンガ『不思議の国のアリス』
名作集
出版社名 | 監修 | お話の数 |
12歳までに読みたい名作100 新星出版社 | 中島克治 | 100 |
小学生のための 日本と世界の名作200 西東社 | 齋藤孝 | 200 |
名作&文豪ビジュアル大事典 学研プラス | ー | 48 |
『子ども部屋のアリス』
出版社名 | 翻訳 | 挿絵 |
『おとぎの”アリス”』 ほるぷ出版 | 高山宏 | テニエル |
『子ども部屋のアリス』 七ツ森書館 | 安井泉 | テニエル |
『アリスのふしぎな夢』 西村書店 | すえまつひみこ | マルト スガン=フォント |
『よみきかせ ふしぎのくにのアリス』 新樹社 | こしばはじめ | さくばともみ |
『こども部屋のアリス』 リトルモア | 金原瑞人 | 清川あさみ |
あなたにとって一番ぴったりくる「アリス」を手にとって見てね。
文庫やハードカバーを集めた、大人向けの『不思議の国のアリス』はこちらの記事をどうぞ。
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