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映画『ピーターラビット』感想。原作とは別物!人間とうさぎのバトル

2018年5月24日

映画『ピーターラビット』は、2018年に公開された英・米・豪合作映画。

原作は誰もが知っているビアトリクス・ポターの絵本「ピーターラビット」シリーズ。

絵本と映画では雰囲気もストーリーもまったく違うので、映画の特徴と見どころを紹介するよ。

この記事で紹介する映画

この記事でわかること

  • 映画『ピーターラビット』感想と、映画ならではの見どころ
  • 原作絵本とのリンクや違い

映画『ピーターラビット』とは?

ピーターラビット』(原題”Peter Rabbit)は、2018年制作の映画。アメリカ・オーストラリア・イギリス合作。

原作はイギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターが1902〜1930年で23冊発表した絵本「ピーターラビット」シリーズ。

2021年、続編『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』が公開予定。

映画『ピーターラビット』公式サイト

ポター紹介

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ももちん

このあとは監督・キャスト紹介。

感想(ネタバレあり)から読みたいならこちら(後ろへとびます)→→映画の感想

監督/ウィル・グラック

アメリカ合衆国の映画監督、脚本家、映画プロデューサー。

『小悪魔はなぜモテる?!』や『ステイ・フレンズ』、『ANNIE/アニー』などを監督している

参考:Wikipedia

代表作(監督)

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キャスト

ももちん
まずは人間から!

ローズ・バーン(ビア)

1979年、オーストラリア・シドニー生まれ。1999年本格的な映画デビューを果たし、翌年に出演した『The Goddess of 1967』でヴェネツィア国際映画祭の主演女優賞を獲得。

2014年には、本作を手掛けたウィル・グラック監督による『ANNIE/アニー』にも出演している。

参考:Wikipedia

代表作(出演)

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ドーナル・グリーソン(トーマス・マグレガー)

1983年、アイルランド・ダブリン生まれ。映画、TVドラマや舞台など、マルチに活躍。

『ハリー・ポッター』シリーズ最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝』(10,11)でビル・ウィーズリー役を演じたのち、多くの話題作に出演。

2015年には『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で悪役ハックス将軍を演じ、続く『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)にも出演している。

参考:Wikipedia

代表作(出演)

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サム・ニール(ジョー・マグレガー)

ニュージーランドの俳優。1947年生まれ。

1991年に大英帝国勲章、2006年にニュージーランド・メリット勲章を授与される。

映画『ジュラシック・パーク』シリーズのグラント博士役でも知られる。

参考:Wikipedia

代表作(出演)

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ももちん
つづいて動物たちの声のキャスト!

ジェームズ・コーデン(ピーターラビット)

1978年、イギリス生まれ。1996年に俳優としてのキャリアをスタートさせ、映画やTVドラマ、舞台、ミュージカルなどマルチに活躍。

2012年に舞台『One Man, Two Guvnors』でトニー賞演劇主演男優賞を受賞。

声優としては『絵文字の国のジーン』(17)でメインキャラクターを演じた。

参考:Wikipedia

代表作(出演)

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マーゴット・ロビー(フロプシー)

1990年、オーストラリア生まれ。

2017年映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でアカデミー主演女優賞ノミネート。

2018年映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』でシアーシャ・ローナンとW主演をつとめ、英国アカデミー賞助演女優賞にノミネート。

マグレガー役のドーナル・グリーソンとは、2017年映画『グッバイ・クリストファー・ロビン』で夫婦役で共演している。

参考:Wikipedia

代表作(出演)

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エリザベス・デビッキ(モプシー)

オーストラリアの女優。1990年、パリ生まれ。

幼い頃からバレエダンサーとして教育を受ける。

参考:Wikipedia

代表作(出演)

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デイジー・リドリー(カトンテール)

イギリスの女優。1992年生まれ。

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で、主人公のレイを演じた。

参考:Wikipedia

代表作(出演)

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コリン・ムーディ(ベンジャミン)

オーストラリアの俳優。

テレビドラマで活躍している。

2010年映画『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』などに出演。

参考:IMDb

代表作(出演)

 

作品紹介

引用元:世界中で愛されるピーターラビット™が初の実写映画化!千葉雄大ほか豪華声優陣が話題に!『ピーターラビット™』デジタル配信/ブルーレイ&DVD発売中!/ソニー・ピクチャーズ 公式チャンネル 

ピーターは世界で一番幸せなウサギ。たくさんの仲間に囲まれ、画家のビアという心優しい大親友もいる。

ところがある日、大都会ロンドンから潔癖症で動物嫌いのマグレガーが隣に引っ越してきたことで、ピーターの生活は一変!

今までの幸せを守りたいピーターと、あの手この手で動物たちを追い払おうとするマグレガーとの争いはエスカレート。

さらにビアへの“恋心”も絡まって思わぬ大事件に発展!

出典:映画『ピーターラビット』オフィシャルサイト

 

主な登場人物

ピーターラビット(声:ジェームズ・コーデン):今作の主人公。もみの木の下に妹たちと住んでいる。いたずら好き。

トーマス・マグレガー(ドーナル・グリーソン):ジョー・マグレガーの甥。ロンドンのおもちゃ屋に勤めているが、大叔父のマグレガーの屋敷を相続する。

ビア(ローズ・バーン):ピーターの近所に住む画家の女性。やさしく美人で、ピーターが母親のように慕っている。

ジョー・マグレガー(サム・ニール):ピーターの近所に住むおじいさん。ピーターたちうさぎを「害獣」とみなし嫌っている。

ベンジャミン(声:コリン・ムーディ):ピーターのいとこで親友のうさぎ。

フロプシー(声:マーゴット・ロビー)モプシー(声:エリザベス・デビッキ)カトンテール(声:デイジー・リドリー):ピーターの三つ子の妹。

 

映画の感想

映画『ピーターラビット』を観た感想は次の通り。

映画『ピーターラビット』ポイント

 

ももちん
一つずつ書いていくよ。

原作を見る前と見た後では感想が180度変わる

ももちんは、この映画が2018年に公開されたとき、映画館で吹替版を観た。

その時感じたのは次の通り。

ももちん
ちょっとやりすぎ感もあるけど、可愛さと毒がまじっていておもしろい!

原作の絵本を読んだことがなかったので、シンプルに映画として楽しめたんだよね。

その後原作絵本シリーズを読んで、3年ぶりに映画を見たら印象が180度変わっていた。

ももちん
なにこれ・・・これで「ピーター・ラビット」を名乗っちゃっていいの?

あらためて映画を見ると、絵本で大切にされている部分が、映画では根底から変えられている感じがしたんだよね。

ざっくりいうとこんな感じ。

絵本と映画のギャップ

  • ストーリーが絵本とぜんぜん違う。『ピーターラビットのおはなし』の部分ですら違う
  • ビアとトーマス・マグレガーという映画オリジナルのキャラクターが主人公
  • ピーターラビットのキャラクターが原作と違う

 

そもそもストーリーが絵本と違うので、比較もできないんだよね。

「絵本の映画化作品」としてではなく、「原作絵本から登場キャラクターだけ借りてきて新しく作った作品」として観る方が良い。

ももちん
それぞれまったく別の作品としてみると、映画ならではの魅力が見えてくる。

 

原作とは違う種類の「毒」

引用元:映画『ピーターラビット』TVスポット【Remember the Name編】/ソニー・ピクチャーズ 映画

映画のピーターラビットたちは、いたるところでたちの悪いいたずらをしかける。

どんないたずらかというと、次の通り。

ピーターラビットたちのいたずら

  • マグレガーさんの死を喜んでパーティーする
  • ウサギ用の罠をトーマス・マグレガーにしかける
  • アレルギー持ちのトーマス・マグレガーの口にブラックベリーを放り込み、マグレガーが死にかける
  • 電線に細工し、トーマス・マグレガーや家を見に来た人まで感電させる
  • 木を爆発させる

限度を知らないいたずらにちょっと引くレベルなんだけど、にぎやかでコミカルなので『ホーム・アローン』ぽく楽しめる。

実際ももちんも1回目観たときはおもしろいと思ったし、原作を知らないコメディ好きな人は好きだと思う。

 

一方で、原作絵本の方は「かわいく平和」というイメージが強い。

動物たちは映画にあるようないたずらはないし、そもそも人間がそこまで登場しない。

だけど絵本には、映画とは違う種類の怖さもある。

映画では動物どうし仲良く描かれてるけど、絵本ではキツネどんはあひるのジマイマを狙うし、アナグマのトミーはフロプシーの子どもたちを食べようとする。

現実の動物界に存在する「弱肉強食」のリアルが、絵本では静かに描かれているんだよね。

絵本シリーズ紹介

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ピーターVSマグレガーのバトル

引用元:映画『ピーターラビット』TVスポット【ストーリー編】/ソニー・ピクチャーズ 映画

映画の大きな見どころとなっているのが、ピーターラビットとトーマス・マグレガーのバトル

トーマス・マグレガーはジョー・マグレガーおじいさんの甥で、ロンドンのハロッズで働いているという映画オリジナルのキャラクター。

このトーマス・マグレガーのキャラがいい。

神経質で不器用だけど仕事に誇りを持っている、という憎めないキャラクターなんだよね。

そんなマグレガーが大好きなビアと恋に落ちたからなお、ピーターラビットの闘争心をかきたてる。

現実なら圧倒的に人間が勝ってしまう戦いだけど、映画の中ではがっつり対等にバトルする。

ビアにはその敵対心を隠すところも、ピーターラビットとマグレガーにだけ通じる奇妙な連帯感みたいなものを感じる。

マグレガーはいろいろしかけるけど、動物たちが死ぬ展開にはならないので安心して見られる。

 

ビアとマグレガーのロマンス

映画の中で、バトルの合間に見られるビアとマグレガーのロマンスに心あたたまる。

ビアはビアトリクス・ポターをモデルにした映画オリジナルキャラクター。

動物と田舎が好きで、絵を描き、独立心にとんでいるところがポターに通じるものを感じる。

誰にも理解されない抽象画を描いたり、踊りながら描いたり、ちょっと変わっているところも魅力的。

ビアとマグレガーが惹かれあっていく過程を、美しい湖水地方の自然の中で描いているのもさわやかで素敵。

 

動物たちの歌とダンス、森の風景が楽しい

引用元:映画『ピーターラビット』ミュージカル編特別映像「I Promise You」/ソニー・ピクチャーズ 映画

映画では、動物たちが歌ったり踊ったりする場面がたくさんあって、かわいくてきゅんとくる。

結局いくら悪さをしても、この動物たちのかわいさを見たら「OK」になっちゃうんだよね。

初めの住人マグレガーがいなくなって、誰もいなくなった家で動物たちがどんちゃん騒ぎ。

だけど、人間が姿を現すと、とたんに動物たちは「人間からみた動物」に早変わり。

人間の目が届かない世界では、本当にこのようないきいきとした世界が広がっているのかも?と想像してしまう。

主題歌の『I Promise You』がさわやかで、合わせて踊るウサギたちがめっちゃかわいい!

 

原作に登場する動物たち

映画では主役の「ピーターラビット」だけど、実は原作絵本シリーズでは、たくさんいる動物のうちの一つのキャラクターにすぎない。

シリーズ23冊中、ピーターラビットがメインで登場するのは3冊。

他の絵本では、違うキャラクターがそれぞれ主役をはっている。

映画には絵本でもおなじみのキャラクターがたくさん登場するので、紹介するよ。

 

ピーターラビット

マグレガーさんの畑にしのびこむピーターラビット[public domain]

まずは、言わずとしれたピーターラビット。

映画ではリーダーシップあふれ負けん気が強いうさぎとして描かれているけど、絵本ではちょっと違う。

たしかにいたずらはするけど、怖がりで泣くときもあるかわいらしいうさぎ。

主役のおはなし

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ベンジャミン バニー

上着を取り戻すピーターラビットとベンジャミン バニー"The Tale of Benjamin Bunny"[public domain]

 

ピーターラビットのいとこのベンジャミン バニーは、映画ではピーターに振り回されがち。

絵本ではベンジャミンはピーターと一緒に上着を取り返しに行き、早く帰りたいピーターにおかまいなくゆうゆうと畑に残る。

子どもがさらわれたり、事件に巻き込まれることも多い。

主役のおはなし

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フロプシー

フロプシー、ベンジャミン バニーとこどもたち"The Tale of The Flopsy Bunnies"[public domain]

 

ピーターの三つ子の妹の一人フロプシーは、絵本ではベンジャミン バニーと結婚し母親になる。

子どもたちが二度もさらわれ、苦労も多い。

主役のおはなし

 

モプシー

フロプシー・モプシー・カトンテール[public domain]

 

ピーターの三つ子の妹の一人モプシーは、絵本ではフロプシー・カトンテールと一緒に数回登場するだけ。

特に目立つことはないが、映画ではフロプシーと長女争いをしているのがおもしろい。

 

カトンテール

黒うさぎの帰りを待つカトンテール"Appley Dapply's Nursery Rhymes"[public domain]

 

ピーターの三つ子の妹の一人カトンテールは、映画ではわざと高いところから落っこちてあばらを折る不思議キャラ。

絵本では、岩山に暮らすクロウサギと結婚し、子どもも生まれる。

『キツネどんのおはなし』でその様子が少し描かれ、『アプリイ・ダプリイのわらべうた』では夫のクロウサギの姿も見ることができる。

登場するおはなし

株式会社 福音館書店
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キツネどん

キツネどん"The Tale of Mr. Tod"[public domain]

 

映画ではピーターラビットと一緒にどんちゃん騒いでいたキツネどんは、絵本ではあひるのジマイマを食べようとする怖い存在。

見た目が紳士なのも詐欺っぽくて怖い。

主役のおはなし

株式会社 福音館書店
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アナグマのトミー

アナグマのトミー"The Tale of Mr. Tod"[public domain]

 

映画ではピーターラビットの仲間で、ちょっとまぬけなキャラのアナグマのトミー。

絵本ではみんなの嫌われ者で、キツネどんの永遠のライバル

『キツネどんのおはなし』では、フロプシーとベンジャミンの子どもたちをさらって食べようとする。

登場するおはなし

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ジェレミー・フィッシャーどん

ジェレミー・フィッシャーどん"The Tale of Mr. Jeremy Fisher"[public domain]

 

映画で釣りをしていたカエルのジェレミー・フィッシャーどん。

絵本でも似たような姿で釣りをし、マスに食べられそうになり、危機一髪で助かる。

主役のおはなし

 

ティギーおばさん

ティギーおばさん"The Tale of Mrs Tiggy Winkle"[public domain]

 

映画では電線に感電し針がとぶ、ハリネズミのティギーおばさん。

絵本では洗濯屋さんで、動物たちの洋服の洗濯を一手に引き受ける世話好きのおばさん。

主役のおはなし

 

あひるのジマイマ

あひるのジマイマ"The Tale of Jemima Puddle-Duck"[public domain]

 

映画ではどんちゃん騒ぎをしている動物たちに「人間が来た!」と警告するあひるのジマイマ。

絵本ではちょっと抜けていてキツネどんに狙われてしまう

主役のおはなし

 

こぶたのピグリン・ブランド

こぶたのピグリン・ブランド"The Tale of Pigling Bland"[public domain]

 

映画ではこじゃれた服装で見た目にも気をつかうおしゃれこぶたのピグリン・ブランド。

絵本では市場に行く旅の途中で女の子のブタと逃避行

主役のおはなし

 

まちねずみのジョニー

まちねずみのジョニー"The Tale of Johnny Town-Mouse"[public domain]

 

映画では、ピーターラビットたちのロンドン案内をするまちねずみのジョニー。

絵本でも街に住み、田舎ねずみの暮らしを体験しに行く冒険をする。

主役のおはなし

 

感想おさらい

 

吹替版の魅力

引用元:千葉雄大 / I promise you/mama woody

ももちんはふだん映画は字幕派なんだけど、『ピーターラビット』に関しては吹替の方が好き

特に、ピーターラビット役の千葉雄大の声。

ウサギだからといってかわいすぎず、いたずらっぽさや若い青年な感じも出てて、なにより主題歌「I promise you」の歌声が最高だった。

字幕では欧米ならではのユーモアがちょっとわかりづらかったりするけど、吹替では日本語のニュアンスでくすっと笑えるように上手に訳されている。

 

 

映画『ピーターラビット』関連書籍

映画『ピーターラビット』関連書籍を紹介するよ。

 

映画をノベライズ!『ピーターラビット (角川つばさ文庫)

『ピーターラビット (角川つばさ文庫)』フレデリック・ウォーン社編集、小浜 杳訳、KADOKAWA、2018年

『ピーターラビット (角川つばさ文庫)』(原題”PETER RABBIT BASED ON THE MAJOR NEW MOVIE”)は、映画『ピーターラビット』のノベライズ

2018年Puffin Booksより刊行され、日本では同年、小浜 杳(こはまはるか)訳で角川つばさ文庫より刊行された。

映画の世界観を読み物として楽しみたいならおすすめ。

文章は「です・ます」調、漢字にはふりがなつきで、児童文庫ならではの読みやすさがある。

「角川つばさ文庫」公式ページ

 

原作絵本「ピーターラビット」シリーズ

左から『ピーターラビットのおはなし』『ベンジャミン バニーのおはなし』『フロプシーのこどもたち』いずれもビアトリクス・ポター作、いしいももこ訳、福音館書店、2019年

映画を好きになったら、原作になったビアトリクス・ポターの絵本シリーズを読んでみるのもおすすめ。

絵本シリーズは1902〜1930年に刊行され、23作の絵本からなる。

日本では1971年、『ピーターラビットのおはなし』『ベンジャミン バニーのおはなし』『フロプシーのこどもたち』が福音館書店より刊行され、2019年には未刊だった1冊を含め全24冊でシリーズ刊行されている。

キャラクターとしての「ピーターラビット」が登場するのはシリーズ24作品中6作品

原作絵本紹介

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絵本ピーターラビットシリーズ5つの特徴。全24冊一言あらすじ紹介も

左から『ピーターラビットのおはなし』『ベンジャミン バニーのおはなし』『フロプシーのこどもたち』いずれもビアトリクス・ポター作、いしいももこ訳、福音館書店、2019年 絵本「ピーターラビット」シリーズ ...

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「ピーターラビット」やポター関連作品を次の記事でまとめているよ。

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「ピーターラビット」原作絵本・電子書籍・アニメ等24作品まとめ

絵本「ピーターラビット」シリーズは、イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターが生んだ絵本シリーズ。 絵本シリーズだけで24冊あるんだけど、他にも関連する絵本や電子書籍、映画があるのでまとめてみた。 この ...

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【続編】映画『ピータラビット2/バーナバスの誘惑』

引用元:映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』予告2/ソニー・ピクチャーズ 映画 

今作の続編映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』(原題”Peter Rabbit 2: The Runaway”)が、2021年に公開された。

こちらも1作目と同じく、ウィル・グラックが監督をつとめ、主演をドーナル・グリーソン、ローズ・バーンがつとめる。

1作目のコメディテイストはそのままに、ピーターラビットが「ワル」のバーナバスと起こす物語。

原作絵本にはないストーリーなので、絵本とは別物として楽しみたい。

 

映画『ピーターラビット2 バーナバスの誘惑』公式サイト

 

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『ピーターラビット2バーナバスの誘惑』感想。ポター原作の映画続編

映画『ピーターラビット2 バーナバスの誘惑』は、2018年に公開された映画『ピーターラビット』の続編。 原作は誰もが知っているビアトリクス・ポターの絵本「ピーターラビット」シリーズ。 絵本と映画では雰 ...

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まとめ

映画『ピーターラビット』みどころまとめ。

 

原作絵本とは雰囲気もストーリーもまったく違う作品なので、別物として観ることをおすすめするよ。

 

2021年6月に公開された続編『ピーターラビット2 バーナバスの誘惑』感想は次の記事へどうぞ。

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『ピーターラビット2バーナバスの誘惑』感想。ポター原作の映画続編

映画『ピーターラビット2 バーナバスの誘惑』は、2018年に公開された映画『ピーターラビット』の続編。 原作は誰もが知っているビアトリクス・ポターの絵本「ピーターラビット」シリーズ。 絵本と映画では雰 ...

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  • この記事を書いた人

ももちん

夫と猫たちと山梨在住。海外の児童文学・絵本好き。 紙書籍派だけど、電子書籍も使い中。 今日はどんな本読もうかな。

-『ピーターラビット』シリーズ
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