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乳がんをカミングアウトして感じたメリットとデメリット。

2018年5月4日

あなたは、もし自分ががんになったら、周りにそのことを言うかな?

ももちんは、乳がんと診断されて1ヶ月くらいで、SNSでカミングアウトしたんだよね。

結果的に、カミングアウトして良かったと思うし、後悔はしていない。

でもたしかに、嫌な思いもしたよ。

今回は、がんをカミングアウトして良かったこと、良くなかったこと、両方書いていくよ。

私がカミングアウトした理由

そもそも、なんでカミングアウトしたかって?

ももちんがカミングアウトした理由は、ひとつだけ。

自分を楽にしたかった。

家族や親しい友人だけならまだしも、SNSで大々的にいう必要なくない?って思うかもしれない。

ももちんは、違ったんだよね。

大々的にいう必要はないけど、黙ってる必要もないよね。隠す必要もない。

がんになったという事実は変えられない。

どんなになかったことにしたくても、なかったようにふるまっても、それは偽りの姿でしかない。

それを受け入れて生きていく以上、その自分を周りに表明し、認めてもらうことが、大事なことだと思ったんだよね。

あと、がんになりましたって表明することで、少なからず周りにショックを与えるでしょ?

今後の関わり方も変わるだろうなぁって思ったけど、それを望んでもいた。

がんになったんで、ちょっとは気を遣ってねーっていう感じ。

カミングアウトすることで、周りに応援と気遣いを暗に求める、ずうずうしいももちんだったんだよね(笑)

 

カミングアウトしてよかったこと

カミングアウトしてよかったことは次のとおり。

カミングアウトしてよかったこと

 

ももちん
一つずつ見ていこう。

応援してもらえる

ここからは、カミングアウトして、良かったー!って思ったことを書いていくよ。

応援してもらえる。これ、一番強く感じたこと。

SNSでカミングアウトしたときは、何年も連絡とってない友達もコメントくれたし、それはそれは勇気づけられた。

ひとりでがんばる必要ないんだって思えたんだよね。

 

隠さなくていから楽

アラサーでがんになると、同世代で共通の話題に、ほとんど共感しなくなる。

妊活、仕事、子育て、老後のこととか。

こっちは闘病真っ最中で、数年後生きてるかもわからない。

本当は妊活も、仕事も、老後もあきらめざるを得ない状況にいるのに、それを隠して、そういう話に加わることは、苦痛なこともある。

けど、カミングアウトしたら、そんな悩みはなくなった。

周りの話にあわせる必要もなくなったし、周りもそういう話、してこなくなった。

え?寂しいって?

これ、ももちんにとっては、楽以外のなにものでもなかったよ。

カミングアウトしたことで、確かに周りとできる話題は変わった。

それって、寂しいことじゃなく、ありがたいこと。

がんの話も隠さずできるようになったから、どんどん前向きに受け入れられるようになっていったよ。

 

生きがいができる

ももちんは、闘病中のことをブログで更新していた。

闘病中は、リアルタイムだったから、あまり体調悪いとか書くと心配かけちゃう。

だから、気持ちのことも体調のことも、抑えめに書いてたんだよね。

がんの経験に感謝できるようになったのは、その後何年か経ってから。

回想録として、気持ちの整理のために、ブログに更新していたんだよね。

このとき書いてたブログは、たくさん心と向き合って、できるだけ素直にその頃の気持ちを書いていた。

それをSNSでシェアして、家族や友人も読んでくれた。

これが、今のももちんのブログにもつながる原点。

初めにカミングアウトしてなかったら、ブログに書くこともしていなかった。

もし隠しながらブログを書いていたとしても、それはただの愚痴だったり、ネガティブな気持ちを吐き出すだけの内容になりがち。

弱い部分もしっかり見て、受け入れながら、素直な気持ちを書いたなら、誰に見られても自信を持っていられるんだ。

今では、書くことがももちんの生きがい。

 

自分を肯定できる

がんであることをカミングアウトするしない、いろんな選択がある。

ももちんは今は、あえて新しく知り合った人に、がんの経験を話すことはない。

でも、告知から闘病中にかけては、自分の心の大半をがんが占めていた。

そんな大きな存在のがんのこと。

本当は黙っているっていうだけで、ものすごいストレス。

「ある」のに「ない」としていることだから。

カミングアウトするっていうことは、その「ある」を素直に「ある」と認めることでもあるんだよね。

自分が無視していた部分を、ちゃんと見てあげるということ。

カミングアウトをおすすめしているわけではない。人それぞれ事情があるし。

でも、ひとつの行動として、ももちんが自分を肯定するきっかけになったことは確か。

 

カミングアウトの2つのデメリット

カミングアウトして、「言わないほうがよかったなあ・・・」と思ったこともありました。

それは次の2つ。

 

カミングアウトしてよくなかったこと

 

いつまでも「がんの人」としてみられる

カミングアウトして良かったな、と思うことが多かった。

でも、カミングアウトしなければ、こんな思いしなくてすんだのにな、って思うこともあった。

ここからは、カミングアウトすることのデメリットを書くよ。

ひとつめは、何年経っても、周りから「がんの人」として見られること。

実際ももちんは、がん告知されてから5年経って、元気なんだけど、いまだに言われるよ。

「体調どう?」

「今はもう元気なの?」

一生言われ続けるんだろうな、って思うと、めんどくさくなる。

もう自分の中では終わったことなのに、釘さされる感じ。

カミングアウトすると決めた自分の選択。

一度言ってしまった言葉は元には戻らないから、よく考えて選択しようね。

 

離れていく人もいる

これは、しょうがないこと。

カミングアウトした時に覚悟した。

ここで残る絆はさらに強くなるし、逆に切れてしまう関係はそれでいいってこと。

カミングアウトしたことで、周りが静かになったなー、とは感じたけど、それを寂しいとも思わなかったな。

実際には、がんという経験をしたことで、ももちん自身の価値観が変わってしまったことが大きかった。

だから、ももちんから、付き合いをやめた人もたくさんいる。

30代は、子育てや仕事で忙しい時期でもあるから、今後また復活するかもしれないし、人間関係はまだまだ観察の余地あり、かな。

 

まとめ

がんであることをカミングアウトするメリットまとめ。

  1. 応援してもらえる
  2. 隠さなくていいから楽
  3. 生きがいができる
  4. 自分を肯定できる

デメリットまとめ。

  1. いつまでもがんの人として見られる
  2. 離れていく人もいる

カミングアウトするしない、どちらを選択するにしても、メリットデメリット両方ある。

よくよく考えて決めたなら、それが最善の選択。自信を持ってね。

 

カミングアウトしたとき、どんな言葉をかけられた?って気になったら、次の記事をどうぞ。

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  • この記事を書いた人

ももちん

夫と猫たちと山梨在住。海外の児童文学・絵本好き。 紙書籍派だけど、電子書籍も使い中。 今日はどんな本読もうかな。

-メンタル, 乳がん
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