もし友人や家族、身近な人が「がん」であることを知ったら、あなたはどんな行動をとる?
ももちんががんの闘病中、友達がしてくれて嬉しかったのは、言葉はなくても、行動であらわしてくれることだったんだよね。
今回は、ももちんが、友人や家族にしてもらって本当に嬉しかったサポートを紹介するよ。
こんな方におすすめ
- がんの友人に何かできることはないかと思っているが、何をすればいいかわからない
- がんの友人に対してどう接すればいいかを知りたい
がん患者が抱える孤独
「がん」って、重い言葉だと思わない?
ちょっと想像してみてほしい。
昨日まで普通に一緒に過ごしてた友達が、がんであると突然知ったら、あなたは、その人を見る目が変わる?
きっと、意識しなくても、変わると思うんだ。
そしてそれは悪いことではない。
実際にももちんも、腫れものに触るように接せられたこともあったし、逆にいろんな形ではげましてもらったこともあった。
一つ言えるのは、がん患者は、心を病んでいるわけではない、ということ。
同情の視点でなく、あくまでサポートの視点で、明るく接してくれたらほっとする。

受け取り方は人それぞれ違うけど、参考にしてもらえるとうれしいな。
①ただ話を聞いてくれる
ただ話を聞いてくれる。これほど強力なサポートもないと思う。
がん患者は、友人や家族にアドバイスを求めているわけではない。
とにかく孤独なんだ。そしてその孤独感は、誰にもわかってもらえないもの。
だけど、せめて誰かにはき出せたなら、とても楽になるんだ。
ももちんは、学生時代からの友達が、この聞き役をしてくれて、本当にありがたかった。
年に数回しかあわない友達だけど、親友。
②一緒に泣いてくれる
これも、友達がしてくれて嬉しかったこと。
がんをカミングアウトしたとき、ももちんは気を張っていたんだよね。
泣いちゃいけない。前向きにがんばることを伝えようとしてた。
帰り際、友達がこらえていた涙がとうとう溢れてしまい、泣き出してしまった。
ももちんも、それにつられて泣いた。
一緒に泣いて、一生懸命大丈夫なふりしてたのも、全部崩れちゃった。
だけど、その子の前では、もう大丈夫なふりしなくていいんだ。
ありのままでいていいんだ。って思えて、とても楽になったよ。
③ごはんに誘ってくれる
これ、親しい友達でも、選択が分かれるところだと思うんだよね。
もし友達ががんであることがわかったら、ごはんに誘いづらいか、今まで通り誘うか。
ももちんにも、両方あった。
ゆっくり休んでほしいからと、しばらく連絡来なかった友達。
「体調大丈夫ならごはんどう?」って誘ってくれる友達。
ももちんは、友達がごはんに誘ってくれて、嬉しかったなぁ。
もちろん、体調が良くないときは断ったこともあったけど。
ごはん食べながら、いろんな話を聞いてくれることが、なにより心が元気になるサポートだったりするよ。
④手をつないでくれる
がんの闘病が始まってから、夫が手をつないでくれたとき、スキンシップの大切さを実感した。
どんな言葉より、気持ちが伝わった。
あのときのぬくもりは、いまでもわすれられない。
もし、あなたの家族や友達ががんになったなら、積極的にスキンシップをとってほしい。
ももちん、父親ががん闘病中に、背中にお灸してあげたとき、とっても喜んでくれたんだよね。
大切な人同士の触れ合いは、心をあたたかくするよ。
⑤手紙をくれる
手紙、嬉しかったなぁ。
コミュニケーションはメールやLINEですむこのご時世。
ももちんは、がんであることを、親しい友達にメールでカミングアウトした。
すぐ返信が返ってくる人と、しばらく返ってこない人がいた。
返事がない人からは、しばらくしてから手紙が届いたんだよね。
内容は、知らせを聞いてショックだったけど、応援していること、とか。
正直、内容は覚えてないし、ありきたりでもいいんだよね。
それでも、メールですぐに返ってくる返信より嬉しくて、ももちんも返事の手紙を書いたよ。
手紙って、真心が伝わるよね。
ももちんは、手紙で青春時代を生きてきた世代なので、ぐっとくるよ。
⑥お守りをくれる

家族や友人からもらったお守りたち。入院中も応援してくれた。
お守り、たくさんもらったよー。
お守りって、あるとやっぱり、気持ちのうえで強くなれる。
しかも、いろんなお寺や神社のお守りが集まったから、すごい心強かった(笑)
全部手術のときに持っていって、パワーをもらった。
⑦贈り物をくれる
野菜、お米、お菓子、靴下、本、湯たんぽ、おもちゃ、お花・・・
闘病中、それはそれはいろんな贈り物を受け取った。
どれ一つ迷惑なものなんかなかった。全部嬉しかった。
がんという病気について、言葉でのアドバイスはなかなか受け取れなかった。
でも、不思議と本ならすんなり受け取れるんだよね。
食事療法の本が多かったかな。
実際、がんに効くので有名な温泉の本を友達が送ってくれて、ももちん湯治に行った。
⑧お見舞いに来てくれる
病院へのお見舞いは、励みになるよ。
とくに入院中は暇だから、暇つぶしになる本は嬉しかった。
あと果物も、喜ぶ。
お金はいらないなー、友達からは。
ももちんは、手術のための入院だったから、わりと元気だったんだよね。
これが化学療法とか、体調に影響するような治療なら、お見舞いも考えた方がいいかもしれない。
けど、基本的には、ウェルカム。
一緒にお茶でも飲みながら、話を聞いてほしいな。
まとめ
がん患者だったももちんが、友人にしてもらってと嬉しかったことまとめ。
- 話を聞いてくれる
- 一緒に泣いてくれる
- ごはんに誘ってくれる
- 手をつないでくれる
- 手紙をくれる
- お守りをくれる
- 贈り物をくれる
- お見舞いにきてくれる
言葉より行動でしてもらったことがうれしかったなあ。
がんの友人に、どんな言葉をかけたらいいか知りたいなら、こちらの記事をどうぞ。
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