この記事にはプロモーションを含みます。

【体験談】それ禁句!がん患者が友人に言われてつらかった8つの言葉

2018年5月2日

友だちや家族、親しい人が「がん」であることを知らされたら、あなたはどんな言葉をかける?

今回は、もし身近な人ががんになったら、かけてはいけない言葉、かけてほしい言葉を紹介するよ。

ももちんが実際に言われて感じたことだから、他の人には当てはまらないかもしれない。

こんな方におすすめ

  • 友人から、がんであることをカミングアウトされた。どういう言葉をかけたらいいかわからない。
  • がん患者が、かけてもらって安心する言葉、傷つく言葉を知りたい

禁句って?

ももちんは、父親ががんになったとき、いろんな言葉や行動を、「よかれと思って」していたんだよね。

そんなとき、今度は自分が乳がんとわかった。

がん患者の立場から周りの人と関わっていくうちに、いろいろなことを感じたよ。

一番は、かつての父親への言動が、本人にとっては、辛いものだったかもしれないってこと。

親切や愛から言葉でも、重かったり、辛くなる言葉ってあるんだよね。

 

まだ若いのに・・・

これは、自分より年上の人たち、母親世代の人たちによく言われたよ。

この言葉をきいて、ももちんはいろんなことを考えた。

この言葉につづくのはきっと、「かわいそう」という言葉。

これは、同情の言葉なんだよね。共感とは違う。

同情は、そう思った人から相手への、一方通行。押しつけなんだよね。

この場合は、がん患者という、自分とは違う場所にいる人に対して、評価・ジャッジしてるに過ぎない。

「自分とは違う」「自分じゃなくてよかった」って、面と向かって言ってるようなものなんだよ。

それを「私にできることがあれば」というオブラートで包みながらね。

がん患者は気づく。

共感は、がん患者のありのままの状況に、よりそうこと。気持ちのうえで、抱きしめてもらうことなんだよ。

共感からは決して「まだ若いのに」という言葉は出てこないはず。

もし、身近な誰かががんになって、心の中に、この言葉が浮かんだなら。

その言葉を発する前に、自分の心をよく見てほしい。

どういう気持ちから、その言葉が出てくるのか。

似たような言葉で、「まだ若いんだから大丈夫!」っていう言葉も、よく言われたよ。

正直、何の根拠もないこの言葉、言われる身としては複雑な気持ち。

変にはげまされても、がん患者としては受け取れないこともよくある。

 

私の知り合い(家族)で同じ病気の人がいたけど、今元気だよ!

これも、いろんな人に言われたなー。

でも、ぶっちゃけ、だからなんだって話なんだよね。

これ聞いたからって、励まされることもないし、だから大丈夫ってことにもならないし。

自分と、その人の知り合いは違うからね。

 

〇〇はがんに良い(良くない)よ。

これも、いろんな人に言われた。

ももちん自身も、がんになった父に勧めてたー。

自分ががんになってみて、初めて、おかど違いなことしてたって気づいたよ。

がん患者には、「がんが良くなる情報」を、求めてる人もいれば、求めてない人もいる。

アドバイスするのが絶対ダメとは言えないけど、どちらにしても、がん患者自身が、まず真っ先に、いろいろ調べてることは確かなんだ。

だって、自分の命がかかってるんだから、そりゃ調べますよ。

抗がん剤の是非だって、いろいろあると思うけど、葛藤なく、そういう治療を受けてる人って、今の時代、少ない。

良くなってほしいっていう気持ちはとてもありがたいけれど、治療法や民間療法についてアドバイスするのは、よく考えてからにしようね。

 

元気になるの待ってるよ!

これは、職場の人に言われた。

この言葉のどこが悪いの?って思うよね。

これ聞いて感じるのは、「あ、この人職場に復帰するのが最良の選択って思い込んでるな」ってこと。

その人が思う「最良の選択」を、当然なこととして、無意識に押しつけてるんだよね。

ちなみに、ニート嫁ももちんは、一年半休職したあと、結局辞めちゃった。

ちまたで言われる「がんになっても働く」っていう言葉にも、全く共感しない。

がんになったら休みたいわー(笑)

もちろん、ももちんの個人的な意見です。

あと、「元気になるの待ってるよ」って言われたら、「あ、つらいとき(治療中)は距離おくつもりなんだなー」って感じる。

ここまで書いて、ももちんは相当なひねくれ者ということがわかった!(笑)

 

油断は禁物!

これは、治療が一段落してしばらく経っても、よく言われていた。

久しぶりに会う友人に、経過報告で、「もう今は大丈夫だよー」って言ったら、「でも、5年は油断禁物だよねー」とか。

もう、そんなの知ってるから、言わなくていいんだよ!

こんなときは、一緒に「よかったよねー」って、しみじみしてくれたら、ありがたいな。

 

左の乳がんは〇〇の傾向がある

「がんばりすぎの人ががんになりやすい」

「甘いもの好きでしょ?砂糖はがんになりやすいんだよ」とかね。

がんの原因を決めつけてくる人、いたなー。

ももちんの場合は、31歳というレアキャラだったので、こういうこと言われると、「私だけが特別に行いが悪かったの?」って思っちゃった。

けど、違うんだよね。

こういう言葉は、すでにがんになってしまった人にとって、過去の自分を責める言葉でしかない。

そこから行動を変えたとしても、恐れからの選択にしかならない。

でも意外と、心の勉強してる人に多いんだよね、こういうこと言う人。

 

乗り越えられる人にしか訪れない

ももちんは、今ではがんという経験に感謝している。

けど、がんになってしばらくは、がんを恨んでたし、周りを羨んでたし、いろんなネガティブな気持ちがあふれてた。

そんなときに、「試練は乗り越えられる人に来るんだ」とか言われても・・・。

「はぁ?(゜Д゜)なにさま?じゃおまえがなってみろよ」としか思わなかった。

ももちん、あれてた(笑)

 

意外と元気そうで安心した

これ、よく言っちゃいそうでしょ?

「意外と」がひっかかるんだよね。

この人の想像では、「がん=弱ってる人」なんだろうね。

似たような言葉で、「思ったより元気そうだから拍子抜けした」とも言われたな。

でも、そのときは、めそめそした姿を見せたくなくて、元気に見せてただけなんだよね。

元気そうに見えるけど、本当は隠してるというのは、がん患者には、あるあるです。

 

嬉しい言葉って?

ここまで禁句をあげてきて、ささいな一言がひっかかるということと、ももちんのひねくれた性格がわかったかな?(笑)

もちろんももちんだって、言葉をかけてくれた人の真心は伝わってくる。

実際に上記の言葉かけてくる人は、家族や親しい友人も多い。

ももちんのこと、愛してくれてるってよくわかってるから、悪気はないこともわかってる。

だから、あんまり気にせず話しかけてね。

ここからは、じゃあ、どんな言葉をかけたら、がん患者を励ませるのか?

ももちんが実際に言われて、嬉しかった言葉をあげていくね。

 

大丈夫だから。

シンプルな一言。この一言を、母や夫、友人から言ってもらったときは、安心した。

この人は、私が大丈夫っていうことを信じてくれているんだな。って感じた。

とても心強かったよ。

 

ゆっくり休んで。

この言葉、同僚からかけてもらったときは、うれしかったな。

あ、休んでいいんだ。って、ほっとした。

先のこととか、全部おいといて、治療だけに専念できた。

 

無言

友人に、メールやSNSでカミングアウトしたときに、返事が来た人もいたし、来なかった人もいた。

返事がこないことについては、ももちんは何も思わなかった。

むしろ、「ももちんががん」ということが、かなりのショックを与えることはわかっていたから、「驚かせてごめんね」とは思っていたけど。

しばらくの沈黙のあと、お守りや手紙、お見舞いの品が、いろんなところから届いた。

言葉はなくても、応援してくれてる気持ちが伝わってきて、じんときちゃった。

 

まとめ

友人ががんになったときの禁句まとめ。

  1. 「まだ若いのに・・・」
  2. 「私の知り合いで同じ病気の人がいるけど、今元気だよ!」
  3. 「〇〇はがんに良い(良くない)よ!」
  4. 「元気になるの待ってるよ!」
  5. 「油断は禁物!」
  6. 「左の乳がんは〇〇の人が多いんだよ」
  7. 「試練は乗り越えられる人にしか訪れないんだよ!」
  8. 「意外と元気そうで安心した!」

嬉しかった言葉まとめ。

  1. 「大丈夫だから。」
  2. 「ゆっくり休んで。」
  3. 無言で行動で示す

実際にどんな行動をしたらがん患者のサポートになるの?とおもったら、この記事をどうぞ。

check
友達ががんになったらできること。がん患者がうれしい8つのサポート

もし友人や家族、身近な人が「がん」であることを知ったら、あなたはどんな行動をとる? ももちんががんの闘病中、友達がしてくれて嬉しかったのは、言葉はなくても、行動であらわしてくれることだったんだよね。 ...

続きを見る

Kindle Unlimited読み放題【PR】

↑↑↑30日間無料↑↑↑

Amazonの電子書籍読み放題サービス”Kindle Unlimited”では、常時200万冊以上が読み放題! ちょっと興味がある小説、雑誌、趣味の本も、買わずにサクサク読める!

あなたはどのプラン?

Kindle Unlimitedお得プランをチェック

Kindle Unlimited公式ページへとびます。

  • この記事を書いた人

ももちん

夫と猫たちと山梨在住。海外の児童文学・絵本好き。 紙書籍派だけど、電子書籍も使い中。 今日はどんな本読もうかな。

-メンタル, 乳がん
-