赤毛のアン・シリーズも5冊目に入りました。
今回は『アンの幸福』のみどころを紹介します。
今回は、新潮文庫刊の村岡花子翻訳『アンの幸福』をもとに、内容とみどころをお伝えするよ。
この記事で紹介する本
新潮文庫シリーズ合本版
この記事でわかること
- 小説『アンの幸福』の内容とみどころ
- 各出版社の『アンの幸福』
『アンの幸福』とは?
『アンの幸福』(原題”Anne of Windy Willows”柳風荘のアン)は、新潮文庫では赤毛のアン・シリーズ第5作目となっている。
アンの22~25歳までの、ギルバートとの婚約時代を描いている。
物語の時系列としては、赤毛のアン・シリーズ第3作目の『アンの愛情』の次の時代にあたる。
モンゴメリは、一連のアン・シリーズ『アンの娘リラ(1921)』を出版した15年後の1936年に、時代をさかのぼって『アンの幸福』を発表した。
『アンの娘リラ』でアンの話は最後だと考えていたモンゴメリであったが、後に出版社の要請で書いたのがこの『アンの幸福』である。
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主な登場人物
アン・シャーリー:シリーズの主人公。レドモンド大学卒業後、サマーサイド高校に校長としてやってくる。
ギルバート・ブライス:アンの婚約者。現在レドモンド大学の医学部に在学中で、アンとは遠距離恋愛中。
柳風荘と近所の人々
ケイトおばさん&チャティおばさん:柳風荘の主でアンの同居人。二人とも未亡人。
レベッカ・デュー:柳風荘のお手伝いで、独身の中年女性。
小さなエリザベス:柳風荘の隣の大きなお屋敷に住む8歳の少女。寂しい境遇だがアンを慕っている。
キャンベル夫人:エリザベスの曾祖母。エリザベスを厳しくしつけている。
サマーサイド高校
キャサリン・ブルック:サマーサイド高校の副校長。年下なのに自分より上の職につくアンを敵視する。
ジェン・プリングル:サマーサイド高校の女子生徒。新米のアンを嫌う一族の娘で、アンに反抗的な態度を取る。
ソフィ・シンクレア:サマーサイド高校の女子生徒。アンの導きで演劇の才能を発揮する。
ルイス・アレン:サマーサイド高校の男子生徒。身寄りがないため食費を稼ぐために仕事をしている。
あらすじ
一言あらすじ
舞台は19世紀末のカナダ・プリンスエドワード島。
アンはサマーサイド高校の校長になり、医者を目指す婚約者ギルバートの卒業を待つことになった。
赴任したアンを迎えたのは、敵意に満ちたサマーサイドの有力者、プリングル一族だった。
人間嫌いの副校長、キャサリン・ブルックや、小さなエリザベスとのあたたかな交流。
二人の未亡人と、お手伝いレベッカ・デューと暮らす柳風荘での3年間を、婚約者ギルバートにあてた愛の手紙でつづる。
各章一覧
このあとは詳しいあらすじ。(ネタバレあり) 感想から読みたいならこちら(後ろへとびます)→→本を読んだ感想
最初の一年
- アンからギルバートへの手紙。柳風荘を下宿先にしたいきさつ。
- アンからギルバートへの手紙。アンを敵視するプリングル一族とキャサリン・ブルック。小さなエリザベスとの初対面。
- アンからギルバートへの手紙。プリングル一族を牛耳る老婦人ミス・セーラに招かれた晩餐会の様子。
- アンからギルバートへの手紙。アンがプリングル一族からダンスに招かれなかったこと。
- アンがプリングル一族のことで悩みながら墓地を散歩していると、ミス・バレンタイン・コータローと出会い、様々なうわさを聞く。
- アンからギルバートへの手紙。小さなエリザベスが侍女からきつい扱いを受けていること。
- アンは晩餐会に招かれた先で、ミス・セーラの父親の航海日記を入手する。親切心から日記をミス・セーラに渡したところ、ミス・セーラがこれまでの一族の無礼を謝罪に訪問し、プリングル家と和解する。日記には知られたくない一族の秘密が書いてあった。
- アンからギルバートへの手紙。曾祖母や侍女から愛してもらえない小さなエリザベスへの同情。
- サマーサイドの娘トリックス・テイラーが、姉エズメと恋人レノックス博士の結婚を父親に承諾させる計画をアンに相談する。
- アンはテイラー家の夕食に招かれ、ハプニングの後気難しい父親はエズメとレノックスの婚約をゆるす。
- アンからギルバートへの手紙。近況報告と小さなエリザベスとの交流。
- アンからギルバートへの手紙。サマーサイドに住む老婦人ギブソン夫人と娘ポーリーン、友人サリー・ネルソンの結婚式に参列すること。
- アンは、ギブソン夫人につきっきりで世話をしていたポーリーンをいとこの銀婚式に参加させるため、ギブソン夫人の世話を引き受ける。
- アンとギブソン夫人の一日。
- 一日楽しんだ後のポーリーンとアンの会話。
- アンがサリー・ネルソンの結婚式のためにネルソン家を訪問する。サリーの姉ノラから、幼なじみのジム・ウィルコックスとの別れの話を聞く。
- サリーの結婚式。アンの機転により、ノラとジムは婚約する。
- アンからギルバートへの手紙。一年目を終えて夏休みを迎える喜び。
第二年目
- アンからギルバートへの手紙。夏の余韻と新年度の始まり。
- アンはルイスと演劇クラブの寄付集めに回る。途中無愛想な男アームストロングとその息子のかわいいテディに出会う。アンとルイスはテディの写真を撮ってあげる。
- 数週間後、出来上がったテディの写真はルイスとそっくりだった。二人がアームストロング家を訪問すると、テディは肺炎で亡くなっており、父親はテディの写真を泣いて感謝する。話すうちに、ルイスはアームストロングの甥であることがわかり、後にルイスはアームストロング家で暮らすことになる。
- アンは自分を嫌っているキャサリン・ブルックをアボンリーでのクリスマス休暇に誘う。
- キャサリン・ブルックはアンと一緒にアボンリーへ行く。夜の散歩でキャサリンは自分の不幸な生い立ちを泣いて打明け、アンと和解する。
- アンとキャサリン・ブルックがアボンリーで休暇を楽しく過ごす様子。
- アンからギルバートへの手紙。小さなエリザベスはキャンベル夫人に音楽会で歌うことを禁じられたが、アンの機転により歌えることになる。
- ケイトおばさんの遠い親戚アーネスティン・ビューグルの訪問。
- アンからギルバートへの手紙。アーネスティン・ビューグルのこと。
- アンはサマーサイドの娘ヘイゼルから、恋人テリー・ガーランドを愛していないと相談を受ける。アンはヘイゼルから頼まれてテリーと話そうとすると、テリーはアンを誘惑する。
- 後日ヘイゼルがアンの元を訪れ、アンがテリーを誘惑し、自分とテリーの中を引き裂いたと責める。アンはヘイゼルの言うことを真に受けたことを反省する。
- アンのもとにヘイゼルからの「テリーと婚約した」ことを知らせる手紙が届く。
- 夏の休暇、アンは小さなエリザベスをアボンリーへ招待し、一緒に素晴らしい時間を過ごす。キャサリンはサマーサイド高校を去り、レドモンド大学の秘書科に入学する。
第三年目
- アンからギルバートへの手紙。レイモンド夫人の8歳の双子の面倒を見に行くこと。
- アンが訪問した先の双子、ジェラルドとジェラルディンがとんでもないいたずらっ子であること。
- ジェラルドとジェラルディンのいたずら。
- アンはジェラルドとジェラルディンに愛想を尽かし、帰ってきたレイモンド夫人に別れを告げる。
- アンからギルバートへの手紙。ドヴィー・ウェスコットがジャーヴィス・モローとの交際を父親に禁じられていること。
- アンはジャーヴィスに、ドヴィーとの駆け落ちをすすめる。
- ドヴィーがジャーヴィスとの駆け落ちで約束の場所に現れないので、アンはウェスコット家を訪問し、怖気づくドヴィーを説得する。二人は父親に無断で結婚する。
- アンは二人が結婚したことを父親に報告に行くと、予想外の答えが帰ってくる。
- アンからギルバートへの手紙。アンが離れて暮らす小さなエリザベスの父親に手紙を書いたこと。
- アンが格式高いトムギャロン邸の夕食に招かれた様子。
- ミネルヴァ・トムギャロンの話。
- アンの計らいにより、小さなエリザベスはある大人の男性と仲良くなる。
- 男性はエリザベスの父親であり、エリザベスは父と暮らすことになる。
- アンからギルバートへの手紙。もうすぐギルバートと結婚する喜び、サマーサイドの人との別れ。
- 柳風荘を離れるアンの様子。
『アンの幸福』を読んだ感想
今作では、アンとギルバートの3年間の婚約時代を描いています。
とはいっても、ギルバートとは手紙のやりとりのみ。
主に描かれているのは、アンがレドモンド大学を卒業し、サマーサイド高校の校長として体験するエピソードです。
下宿先の「柳風荘」のおばさま方や小さいエリザベス、馬の合わない教師キャサリン・ブルックなど、魅力的なキャラクターが登場します。
『アンの幸福』ポイント
象徴する建物、今作は「柳風荘」
『赤毛のアン』ではグリン・ゲイブルス、『アンの青春』では山彦荘、『アンの愛情』ではパティの家・・・
アン・シリーズでは、作品の象徴となる建物も魅力的に描かれています。
『アンの幸福』では、「柳風荘」がその役割を担います。
「柳風荘」は、サマーサイド高校の校長として働く間、アンがホームステイすることになる家の通称です。
そこに大家として住むのは、ケイトおばさんとチャティおばさんと呼ばれる二人の未亡人。そして、家事全般をこなすレベッカ・デューと、猫のダスティ・ミラー。
アンはすっかりこの3人と1匹と仲良くなり、家族のようにあたたかい関係の中で3年間を過ごします。
アンの存在が周りを照らしていく
前作の『アンの愛情』でも感じましたが、アンはすっかり大人の女性に成長しています。
『赤毛のアン』のときのように、不器量でもなければかんしゃくも起こさない。失敗もしでかしません。
しかしながら、そのユーモアと朗らかさは健在。
初めは敵視されていた、サマーサイドの有力者、プリングル一族に、いよいよ追い出されるか、というところまできても、アンは決してプリングル一族と争うことなく、親切心で対応します。
その親切が、はからずもプリングル家の和解のきっかけとなります。
小さなエリザベス
アンは成長しても、豊かな想像力は変わっておらず、年下の少年少女と心を通わせるのも得意です。
2作目『アンの青春』では、少年ポール・アーヴィングと心を通わせるようになりますが、今作でキーとなる少女は「小さなエリザベス」。
裕福だが愛情を注いでもらえないエリザベス。アンは、毎日エリザベスが牛乳をもらいにやってくる時間におしゃべりをし、心を通わせるようになります。
グリン・ゲイブルスで一緒に休暇を過ごしたり、音楽界でエリザベスが歌えるように画策したり。
最終的には、エリザベスも家族の愛情を得ることができ、ハッピーエンドとなります。
縁結び役
『アンの幸福』で特徴的なのは、アンが周りの人々の縁結び役をつとめる場面です。
アン自身はすでにギルバートと婚約しているため、サマーサイドの友人は、こぞってアンに相談しに来るようになったのです。
3組のカップルが結ばれますが、そのどれもが予想外でおもしろい展開です。あらすじを紹介します。
レノックス・カーター&エズメ・テイラー
エズメが心を寄せる従兄弟のレノックスが、テイラー家に食事に来ることになった。
エズメはいよいよ結婚を申し込まれるのではないかと期待しているが、同時に大きな不安を抱えていた。
その不安とは、父親サイラスの「ふくれ病」の発作だった。
食事の場を少しでも和やかなものにするために、アンはお客として食事に同席することになった。
食事当日、不安は的中し、サイラスは口をいっさいきかないまま食事の席についた。なんとか口をきかせようと、アンは爆弾の一言をはなつ。
それを皮切りに、家族がサイラスについて好き勝手なことを言う。
内気で父親想いのエズメは、絶望のあまり落ち着き払い、初めて真に賢いことを言い放った。
ジム・ウィルコックス&ノラ・ネルソン
友人サリー・ネルソンの結婚式のブライズ・メイドに呼ばれたアンは、サリーの姉・ノラと友だちになる。
28歳のノラは、姉妹の中でひとりだけ未婚でみじめな気持ちでいた。
幼なじみでいつも一緒にいたジム・ウィルコックスに思いを寄せていたが、何百回もけんかをしており、ここ数ヶ月は音信不通状態だった。
ノラは、「以前は、屋根裏部屋に灯りを置いておけば、ジムがすぐにボートで来てくれた」と話す。
アンは、翌日の晩、ノラが猛烈に怒るのを承知で屋根裏部屋に灯りをおいた。
その後待っている結末とは…
ジャーヴィス・モロー&ドヴィー・ウェスコット
ジャーヴィスとドヴィーは、一年以上婚約していた。ドヴィーの父親フランクリンは、ドヴィーに崇拝者を持つことを許さず、ジャーヴィスを出入り禁止にしてしまった。
頑固者のフランクリンの許しを得ることは無理だと、街の誰もが思っていた。
アンはジャーヴィスにドヴィーとの駆け落ちをすすめ、ジャーヴィスもその気だが、父親を怖がっているドヴィーはなかなか決断しない。
アンの説得によりとうとう駆け落ちを実行した二人。
ドヴィーに頼まれ、アンは気を滅入らせながら、フランクリンに二人の駆け落ちのことを知らせに行くが、待っていたのは予想外の展開だった。
キャサリン・ブルックの人物描写
『アンの幸福』で印象的な登場人物といえば、サマーサイド高校の副校長、キャサリン・ブルック。
キャサリンは、自分より年下のアンが校長であることを恨んでいました。
せまくて陰気な家に下宿しており、服装はたいそうだらしなく、ひどい皮肉屋で、いつもけんか腰。
アンからギルバートへの手紙に、以下のようなことを書いています。
キャサリンと友達になろうと努力するのをやめてしまいたいのですが、あの不愛想な超然とした態度の裏では、キャサリンは人情に飢えているのだという、奇妙な不可解な感じが湧くのです。
出典:モンゴメリ『アンの幸福』2008新潮文庫
キャサリンからひどい態度をとられながらも、アンはあきらめずに、アヴォンリーでクリスマス休暇を一緒に過ごすためにキャサリンを誘います。
アヴォンリーでの休暇を一緒に過ごすうちに、二人は打ち解け、またとない親友となるのです。
アンが成長して、朗らかで上品な女性になっている今、キャサリンのような一癖も二癖もある存在は、作品の中でスパイスとしてとても効いています。
かつての『赤毛のアン』でのアンのように、欠点だらけでも憎めない、魅力的な存在です。
テディ・アームストロング
『アンの幸福』の中で、私が好きなエピソードが、テディ・アームストロングという少年が出てくるお話です。
アンと生徒のルイスが寄付金集めに家々を回っているとき、不愛想な男性に冷たくあしらわれてしまいます。
その直後二人の前に現れたのが、男性の息子、テディと飼い犬。
とても人懐こくかわいい少年で、父子家庭で暮らしていました。
ルイスがカメラを持っていたため、写真を撮ってあげました。
数週間後、現像した写真を届けに、二人はテディの家へ向かったところ、そこで知らされたのが、テディが肺炎で死んでしまったということ。
息子を失い、悲しみに暮れていた父親は、涙を流して写真を感謝します。
そしてこのエピソードは、ここで終わりではないのです。
もう一展開あって、さらにあたたかな結末になるところが、私はとても好きです。
感想おさらい
他出版社の『アンの幸福』リスト
今回の記事は、村岡花子翻訳の新潮文庫『アンの幸福』(2008年、完訳版)をもとに書いています。
新潮文庫以外の『アンの幸福』を紹介します。
文春文庫
2020年文春文庫より刊行されたのが、松本侑子による全文訳の『風柳荘のアン』。
松本侑子による全文訳は、すでに集英社文庫より『赤毛のアン』『アンの青春』『アンの愛情』の3作が刊行されている。
今回の文春文庫版では、さらに続編となる『風柳荘のアン※』が読める。
※新潮文庫・講談社文庫では『アンの幸福』として刊行。
たっぷりと注釈のついた、大人の文学としてのアンシリーズを味わえるのが楽しみ。
文春文庫シリーズ合本版
講談社文庫
講談社文庫は、掛川恭子による完訳版。
講談社ハードカバー
講談社からの完訳版は、ハードカバーの児童向けでも出版されている。
銅版画家の山本容子の挿絵が入っていて、豪華。
講談社青い鳥文庫
講談社の児童文庫、青い鳥文庫からは、HACCANによるイラストがかわいらしい『アンの幸福』が出版されている。
電子書籍
Kindle版の出版社、グーテンベルグ21からは、角川文庫のアンシリーズで翻訳を手がけた中村佐喜子訳の『アンの愛の手紙』を読むことができる。
この『アンの愛の手紙』は、1961年に角川文庫より刊行されたものだが、現在紙書籍は絶版となっている。
角川文庫で中村佐喜子翻訳のアンシリーズを読み進めてきた人におすすめ。
まとめ
『アンの幸福』みどころまとめ。
みどころ盛りだくさんです。ぜひ読んでみてね。
新潮文庫シリーズ合本版
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