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長くつ下のピッピ展感想。物語を知らない人も世界観に魅せられる!

2018年9月16日

東京富士美術館で開催中の「長くつ下のピッピの世界展」に行ってきた。

ももちんはピッピを読んだことがないけど、展示がとてもおもしろかったので、紹介するよ。

こんな方におすすめ

  • 長くつ下のピッピの世界展の見どころを知りたい
  • 長くつ下のピッピを読んだことがないが、展示を楽しめるか知りたい

「長くつ下のピッピの世界展」概要

引用元:インターネットミュージアム 

この夏、北欧・スウェーデンから、ピッピが日本にやってくる!

(中略)本展では、スウェーデン王立図書館所蔵、ユネスコ“世界の記憶”に登録された『長くつ下のピッピ』等の貴重な原画をはじめ、スウェーデン、デンマーク、エストニア他より、「ピッピ」「ロッタちゃん」「やかまし村」シリーズ等の原画や、オリジナル原稿、愛用品など約200 点が出品され、その多くが日本初公開となります。

出典:長くつ下のピッピの世界展公式サイト

ココがポイント

  • 『長くつ下のピッピ』「ロッタちゃん」「やかまし村」シリーズ等の貴重な原画や、オリジナル原稿、愛用品など約200 点が出品
  • アストリッド・リンドグレーンが娘のために書いた《オリジナルピッピ》原稿を見れる
  • イングリッド・ヴァン・ニイマン画の『長くつ下のピッピ』初版本を見れる
  • ピッピの住む〈ごたごた荘〉を精巧に再現した大型模型
「長くつ下のピッピ展」公式サイト

 

【終了】全国巡回情報

【終了】東京会場

場所:東京富士美術館

開催期間:2018年7月28日(土)~9月24日(月・祝)

【終了】宮崎会場

場所:みやざきアートセンター

開催期間:2018年12月15日(土)~2019年1月27日(日)

【終了】京都会場

場所:美術館「えき」KYOTO

開催期間:2019年2月8日(金)~2019年3月4日(月)

【終了】名古屋会場

場所:松坂屋美術館

開催期間:2019年4月27日(土)~6月16日(日)

【終了】福岡会場

場所:福岡市博物館

開催期間:2019年7月6日(土)~8月25日(日)

【終了】愛媛会場

場所:愛媛県美術館

開催期間:2019年9月14日(土)~11月10日(日)

【終了】神戸会場

場所:神戸ファッション美術館

開催期間:2020年2月1日(土) ~ 3月29日(日)

【終了】鳥取会場

場所:鳥取県立博物館

開催期間:2020年4月5日(日)~5月6日(水・祝)

 

『長くつ下のピッピ』とは?

『長くつ下のピッピ』出版社用ポスター原画

『長くつ下のピッピ』(原題:Pippi Långstrump)は、アストリッド・リンドグレーンによる童話。

1945年、イングリッド・ヴァン・ニイマンの挿絵で、スウェーデンで第1巻が刊行された。

リンドグレーンによる児童文学「ピッピ」シリーズは『長くつ下のピッピ』『ピッピ 船に乗る』『ピッピ 南の島へ』の三部作。

日本では、1964年、大塚勇三の翻訳により『長くつ下のピッピ』が岩波書店より刊行された。

参考:Wikipedia

 

あらすじ

トミーとアンニカのセッターグレン兄妹は退屈な毎日に飽き飽きしていた。

ある日、町外れの「ごたごた荘」に女の子がやって来た。

赤毛のツインテールにそばかすだらけの顔、そして長い靴下を穿いている9歳の少女“ピッピ”

ピッピロッタ・タベルシナジナ・カーテンアケタ・ヤマノハッカ・エフライムノムスメ・ナガクツシタである。

船長だった父エフライムが行方不明になり、父の言葉に従って別荘であるごたごた荘へとやってきたのだった。

ピッピと出会ってすぐさま意気投合し仲良しになったトミーとアンニカたちは、楽しい冒険の日々を送る。

引用元:Wikipedia

 

アストリッド・リンドグレーン

アストリッド・リンドグレーン肖像写真(1924年) [Public domain]

スウェーデンの児童文学作家。児童書の編集者。

1907年、スウェーデンのヴィンメルビュー生まれ。

幼いころから大自然の中で弟妹たちと遊び、幸福な子ども時代だったという。

1945年、娘のために話して聞かせていた物語『長くつ下のピッピ』を執筆。

以降『やかまし村の子どもたち』『名探偵カッレくん』シリーズなど、数々の物語を作り出す。

子どもの権利の擁護者としても知られる。

1978年にドイツ書店協会平和賞授賞式で訴えた子どもの虐待反対のスピーチは、日本でも新井良二絵による絵本『暴力は絶対だめ!』(岩波書店、2015年)として出版されている。

2002年死去。

参考:Wikipedia

代表作(児童文学)

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イングリッド・ヴァン・ニイマン

イングリッド・ヴァン・ニイマン肖像写真(1930~1940年の間) [Public domain]

デンマークの画家。スウェーデンでは、ピッピの物語はニイマンの描く絵とわかちがたいものとして定着している 。

1916年、デンマークの知識人の家庭に生まれる。

コペンハーゲンで19歳から芸術を学ぶ。

1945年以降、『長くつ下のピッピ』のイラストレーションの多くを制作。

1959年に身体的、心理的な多くの病気に悩まされ、自殺。

参考:Wikipedia

代表作(絵)

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「長くつ下のピッピの世界展」を観に行こうと思った理由

ももちんが「長くつ下のピッピの世界展」のことを知ったのは、山梨の街に貼ってあったポスターを見たから。

ももちんは『長くつ下のピッピ』は、名前は知っていたけど、読んだことがなかったし、物語も知らなかった。

だけど、ポスターに載っていた絵の女の子が、めっちゃかわいい。

赤毛でそばかすのキャラクターは、ももちんが好きな『赤毛のアン』にも通じるものがある。

色合いもカラフルでポップな感じに惹かれ、その世界をのぞいてみたくなったんだ。

「長くつ下のピッピ展」でググってみると、東京は八王子の美術館でやっていることがわかった。

八王子は山梨からも近いし、絵本好きの友だちも近くに住んでいたので、誘って一緒に観に行くことにしました。

チケットも、めっちゃかわいい。

初めて気づいたんだけど、リンドグレーンってスウェーデンの作家だったんだね。

隣国フィンランドには『ムーミン』を生み出したトーベ・ヤンソンがいる。

どちらにも共通してる、北欧独特の雰囲気を感じるよね。子どもたちを夢中にさせるなにか。

 

「長くつ下のピッピの世界展」感想

エスカレーターを上って左が常設展、右がピッピ展。

今回はピッピ展のみ見学する予定だったので、迷わず右へ。

しばらく進むと、入口でさっそくピッピがお出迎え。

展示室に続く廊下にも、ピッピの絵が飾ってあって可愛かった!

 

長くつ下のピッピ

展示では、さっそく第1章から『長くつ下のピッピ』関連の展示が盛りだくさん!

展示室に入るとすぐ見えてくるのが、映画『長くつしたのピッピ』の映像。

ももちんは映画を観たことがなかったんだけど、友だちは子どもの頃よく見てたみたいで、興奮してた。

映画のピッピは赤毛でそばかすだらけ、文字通り長くつしたのおてんば少女、という感じ。

ももちんも映画を観てみたくなりました。

 

リンドグレーンのオリジナルピッピ

展示では、リンドグレーンがタイプし、娘の10歳の誕生日に贈った『長くつ下のピッピ』原稿があった。

表紙に描いてあるリンドグレーン自身によるピッピは、どこかいびつで、娘一人のためだけに存在する特別なピッピ。

1944年のものなので、ピッピが出版される前に、プライベートでつくられたものなんだよね。

箱もリンドグレーン自身が手掛けたとのこと、娘への愛情が感じられた。

 

イングリッド・ヴァン・ニイマンの挿絵原画

『長くつ下のピッピ』出版社用ポスター原画

イングリッド・ヴァン・ニイマンは、『長くつ下のピッピ』の初版から、挿絵を描き続けた人物。

展示では、『長くつ下のピッピ』初版本と、たくさんの挿絵原画があった。

挿絵を一つ一つ見ていると、ピッピのファンキーさというか、大人の言いなりにならない独立心と、あふれでる自由な感じが伝わってくる。

「ピッピ、トミーとアミカと馬にのる」では、銃をもっているし(笑)

それと、一つ気づいたのが、スウェーデン人のコーヒー文化「フィーカ」がこの時代から、しかも子どもの間でも根づいていること!

「ピッピ、トミーとアニカとコーヒーをのむ」

「ピッピ、トミーとアニカとコーヒータイム」

二つの挿絵があった。よっぽど大事なコーヒーの時間(笑)

ピッピは、子どもだからといってレモネードやお茶ではなく、ここはコーヒーだよね。

※「フィーカ」って何?と思った方は、下の説明をどうぞ。ももちんにとっても、フィーカは大切な時間だなぁ。

フィーカはスウェーデンの生活慣習であり、休憩をとること、主として同僚、友人、恋人または家族とコーヒーを飲む時間を意味する。

「fika」という単語は動詞または名詞として使われる。スウェーデンではコーヒーを飲むことが重要な文化であると考えられている。

「コーヒーブレイク」をとることで仕事中にフィーカしたり、「コーヒーデート」のように誰かとフィーカしたり、単に1杯のコーヒーを飲むこともできる。

引用元:wikipedia

ピッピのペーパードール

撮影OKだったピッピのペーパードール。

この長くつ下を止めてるベルトも、パンクでかわいい。。

 

漫画ピッピ

展示では、漫画『長くつ下のピッピ』の原画も展示されていた。

描いたのはもちろん、イングリッド・ヴァン・ニイマン。

セリフの日本語訳もあったので、じっくり読んだらめっちゃおもしろかった!

ピッピのセリフの一つ一つが、なかなか刺さるんだよねぇ。

「もう、家に帰れば。帰らないと明日またこられないわ。それってつまらなくない?」

「まあ、ピッピ、ずぶぬれよ。」「ずぶぬれのどこが悪いの?」

大人になるにつれて忘れてしまった感性を思い出させてくれる、それがピッピだなぁ、と思った。

 

ごたごた荘の大型模型

展示室を奥へ進むと、撮影可能な展示がたくさん用意されていて、テンション上がった。

その中の一つが、ピッピが一人で暮らす「ごたごた荘」の大型模型。

ごたごた荘の大型模型。「長くつ下のピッピの世界展」にて撮影。

ピッピ、馬を持ち上げてます。

考えてみると、お金持ちで、一人暮らしで、力持ちの女の子ピッピは、子ども時代のももちんがもし知ってたら、めっちゃ憧れただろうな。

裏側から見た「ごたごた荘」の内部。「長くつ下のピッピの世界展」にて撮影。

2階には、ピッピが仁王立ちしてる。「長くつ下のピッピの世界展」にて撮影。

ちいさいベッドは、サルのニルソンさんのもの。

1階では、トミーとアニカとパーティー。「長くつ下のピッピの世界展」にて撮影。

ピッピ、めっちゃうれしそう♪

壁面にも、ごたごた荘での楽しい様子が描かれていた。

友だちの息子ちゃん、思わず近づき、手を触れそうになる。

こんな楽しそうな世界があったら、入ってみたくなるよね。

 

映画ポスター

壁をよく見ると、ピッピが書いたと思われる、トミーとアニカへのお誕生日パーティーへの招待状が・・・

読むのに苦労したけど、きっとそう(笑)

映画『長くつしたのピッピ』日本語版ポスター。「長くつ下のピッピの世界展」にて撮影。

1973年に制作された映画『長くつしたのピッピ』の日本語版ポスターも貼られていたよ。

ピッピが物語の世界からそのまんま抜け出してきたみたい!

どんな感じなんだろう?絶対観たいなぁ。

 

桜井誠挿絵原画

『長くつ下のピッピ』が日本で最初に出版されたのは、1964年、岩波書店からだった。

その時の挿絵を手掛けたのが桜井誠。絵本や児童書などの挿絵の執筆で活動した画家。

周りで見てる人も、この桜井誠の絵のピッピを子どもの時に読んで、なじみがあるっていう人が多かったみたい。

イングリッド・ヴァン・ニイマンが描くピッピより、少し大人っぽい。

このピッピも好きです。

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アストリッド・リンドグレーン

ピッピ関連の展示の次には、アストリッド・リンドグレーンの人物紹介のコーナーがあった。

年表をみて初めて知ったんだけど、リンドグレーンは19歳の時に長男を出産するものの、子の父親とは結婚しなかった。

子どもは一時里子に出していて、そばにいられなかった経験があるんだよね。

その後、夫となる人と出会い、息子を手元に引きとることができた。

リンドグレーンがいつも子どもの視点に立って、子どもの権利を発信していたのには、この経験も影響を与えていたと思われる。

 

スピーチ

展示では、1978年にドイツ書店協会平和賞授賞式で訴えた子どもの虐待反対のスピーチの一部の映像を観ることができた。

その力強い言葉に、危うく涙が出そうになった。

翌1979年、スウェーデンにおいて世界ではじめてとなる、子どもへの肉体的・精神的な暴力を禁じる法律が生まれた。

スピーチの全文は『暴力は絶対だめ!』(新井良二絵、岩波書店、2015年)で読むことができる。

新井良二がピッピ展に訪れる様子を取材&インタビューした記事を見つけた。

おもしろかった。絵本好き&新井良二好きな人は必読です。

『ピッピ』の魅力を荒井良二が解く。子どもも大人も自由でいい/Fika

 

小さなヒーロー・ヒロインたち

アストリッド・リンドグレーンが生み出した物語は、『長くつ下のピッピ』だけじゃないんだよね。

ももちんも初めて知ったんだけど、映画を知っていた『やかまし村の子どもたち』『ロッタちゃん』シリーズもリンドグレーンの作品。

その一部の挿絵原画を観ることができた。

 

イロン・ヴィークランドの挿絵原画

ピッピの挿絵原画はイングリッド・ヴァン・ニイマンのものがメインだった。

このコーナーでは、イロン・ヴィークランドの挿絵原画がたくさん展示されていたよ。

ヴィークランドは、1930年エストニア(ソ連邦)生まれの画家。

スウェーデンの美術学校を卒業し、画家として活動。

リンドグレーンとのコンビで挿絵や絵本も多数手がけた。

絵のタッチがとても繊細で、自然も動物たちも子どもたちも、細かいところまで描かれていて、1枚1枚に見入ってしまった。

ヴィークランドの絵本

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ヴィークランド絵の「ロッタちゃん」シリーズ

偕成社より1966年以降刊行されている絵本「ロッタちゃん」シリーズ。

翻訳の山室静は、トーベ・ヤンソンの名作「ムーミン」シリーズの翻訳も手掛けた。

 

ヴィークランド絵の「やかまし村」シリーズ

岩波書店より1965年以降刊行されている「やかまし村」シリーズは、大塚勇三の翻訳。

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「ロッタちゃん」シリーズ

 引用元:YouTubeムービー(提供元:Asmic Ace) 

引用元:YouTubeムービー(提供元:Asmic Ace) 

ロッタちゃんシリーズは、絵本シリーズで偕成社から出版されているんだけど、ももちんは知らなかった。

「ロッタちゃん」の存在を知ったのは、2000年に日本で公開された実写版映画だった。

と言っても、観てないんだよね。

子ども苦手なももちんは、わがままな子どもが主人公だとイラっとくるんだろうな、と思って、完全に先入観から見てないだけなんだけど(笑)

展示で予告編を見ることができて、面白そうだったので、今度観てみようかな。

 

ロッタちゃんの秘密の隠れ家

ロッタちゃんの秘密の隠れ家実物大の再現。

展示では、ロッタちゃんの秘密の隠れ家、実物大の展示もあった。

物語では、ロッタちゃんが隣家の物置きの二階につくったお部屋なんだって。

ロッタちゃんの秘密の隠れ家内部。

中をよく見ると、家具も食器もロッタちゃんサイズ!

このなかでロッタちゃんもフィーカするんだろうなぁ、と想像を膨らませて、にまにましてました。

 

「やかまし村」シリーズ

ももちんが子どもの時観た映画は、『やかまし村の子どもたち』。

展示でも予告編が流れていて、めっちゃ懐かしかった。

当時のももちんと同世代の子どもたちが、大自然の中で、男の子も女の子も混じって遊んでるのに、とても「異文化」を感じた。

自分の環境と違いすぎて、うらやましくて、若干へこんだもん(笑)

こんな大自然の中で遊びたい!と、切実に願ったよ。

 

アストリッド・リンドグレーンへのトリビュート

展示の最後は、アストリッド・リンドグレーン作品をそれぞれの分野で表現している人たちの仕事を垣間見れるスペース。

陶芸家リサ・ラーソンの作品

リサ・ラーソンのものは、ももちんはキーホルダーとかマグカップとか買っていた。

実はリサ・ラーソンだとは知らず、もちろんスウェーデンだとも知らなかった。

なにげに北欧文化、ももちんの中に浸透しているのね・・・。

リサ・ラーソンはスウェーデンの世界的な陶芸家。

1960年代後半、ピッピの陶器作品を手がけ、アストリッド・リンドグレーンがその作品に感動して以来、交流を続けていたんだ。

展示では、1960年代当時に制作したヴィンテージの「長くつ下のピッピ」に加え、2016年以降手掛けている新シリーズの作品もあった。

新作「馬を持ち上げるピッピ」は、数量限定で販売もしている。

 

『山賊の娘ローニャ』

『山賊の娘ローニャ (上) 角川アニメ絵本』アストリッド・リンドグレーン原作、宮崎吾朗監督、KADOKAWA、2014年

『山賊のローニャ』は、スタジオジブリの宮崎吾朗によるアニメ化で話題となっていたので、名前だけは知っていた。

まさか、これもリンドグレーンだったん?とびっくり。

『山賊の娘ローニャ』関連の展示は、イメージスケッチ(宮崎吾朗画)などのアニメに関するものだった。

Amazonレビューとか見ると、原作がめっちゃいいみたいなので、まずはそっちから読んでみようかな。

書籍の『山賊の娘ローニャ』(大塚勇三訳、2001年、岩波書店)の表紙絵は、「やかまし村」シリーズや「ロッタちゃんシリーズ」を手掛けたイロン・ヴィークランド。

アニメ『山賊の娘ローニャ』NHK公式サイト

 

関連情報

グッズコーナーも熱い!

心がときめいたのは、グッズ販売のスペース!

とにかくグッズの種類が多い!

文房具、食器、お菓子、バッグ、ポーチ・・・ピッピのものが何でもそろう!

予想通り女子たちが思い思いのグッズにときめいていました。

スウェーデン直輸入の商品が120点以上ということで、ここでしか手に入らないグッズも多数あり。

もちろん、リンドグレーン関連書籍も揃っているよ。

ももちんは控えめにポストカード3枚購入。

 

ニイマンのピッピがLINEスタンプに!

イングリッド・ヴァン・ニイマンのイラストのピッピがLINEスタンプになったよ。

全部で40種類のスタンプで、連絡用なので使いやすそう。

馬を持ち上げたり、ごちそうを食べたり、長くつ下のピッピの世界展でもおなじみの光景がスタンプになっててテンション上がる。

長くつ下のピッピLINEスタンプをチェックする

 

まとめ

「長くつ下のピッピの世界展」みどころまとめ。

  • 物語を知らなくても楽しめる!
  • 全国巡回情報
  • 挿絵原画たくさん、絵本好きにはたまらない
  • リンドグレーンを知らなくても、作品に一つは触れているはず
  • グッズコーナーが熱い!

本や映画をみたことがない人も、楽しめる展示だよ。

特に絵本や児童文学好きなあなたにはおすすめなので、足を運んでみてね。

 

ニイマンの絵を楽しめる『長くつ下のピッピ』を知りたいなら、こちらの記事をどうぞ。

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  • この記事を書いた人

ももちん

夫と猫たちと山梨在住。海外の児童文学・絵本好き。 紙書籍派だけど、電子書籍も使い中。 今日はどんな本読もうかな。

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