言わずもがなの作品ですが、改めて読んで、すばらしいと思いました。
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アンの娘リラ 赤毛のアン・シリーズ 10 (新潮文庫) 文庫 – 2008/4/24
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17歳となったアンの娘リラ。成長したリラもまた、かつての母と同様に青春時代を迎える。
村岡花子の名訳で愛され続けた「アン・ブックス」、10巻完成。
みごとに成長した六人の子供たちに囲まれて、アンは幸せな日を送っていたが、第一次大戦の影響は静かな炉辺荘(イングルサイド)にも及んできた。女たちは、出征してゆく息子や恋人を見送ったあと、寂しさをこらえて、精一杯元気に振舞った。養母マリラの名をもらったアンの末娘リラも、偶然引き取った戦争孤児の世話と、赤十字少女団の運営とで忙しい。
リラの日記で綴るアン・ブックス最終巻。
本文よりブライス夫人(アン)の言葉
「――この息子たちや娘たちがわたしのまわりで恋をしているのではね。真面目に考えていたら押し潰されてしまいますわ。でも、わたしは真剣にはとりませんよ――あの子たちがおとなになったとはまだどうしても思いこめませんもの。あの背の高いわたしの息子二人を見ると、これがこの間、わたしがキスしたりかかえたり子守歌をうたって寝かしつけたりしたあの肥えたあどけない、えくぼの寄った赤ん坊かしらと思いますよ――ついこの間ですよ」(第一章『グレン村だより』ほかさまざま)
ルーシー・モード・モンゴメリ Montgomery, Lucy Maud(1874-1942)
カナダ、プリンス・エドワード島生れ。1歳9カ月で母と死別、祖父母に育てられ教師になったが、30歳で書き始めた『赤毛のアン』のシリーズが熱狂的な人気を呼んだ。美しい島の自然を背景に、アン・シリーズのほか、より自伝的なエミリーのシリーズなどの小説、詩集、日記を残し、国内外で多数の読者の心を捉えた。
村岡花子(1893-1968)
山梨県生れ。東洋英和女学院高等科卒。モンゴメリの作品のほか、『王子と乞食』(M・トゥェイン)『母の肖像』(P・バック)『少女パレアナ』(E・ポーター)などの翻訳が高く評価されている。子どもニュース番組の「ラジオのおばさん」としても親しまれた。
村岡花子の名訳で愛され続けた「アン・ブックス」、10巻完成。
みごとに成長した六人の子供たちに囲まれて、アンは幸せな日を送っていたが、第一次大戦の影響は静かな炉辺荘(イングルサイド)にも及んできた。女たちは、出征してゆく息子や恋人を見送ったあと、寂しさをこらえて、精一杯元気に振舞った。養母マリラの名をもらったアンの末娘リラも、偶然引き取った戦争孤児の世話と、赤十字少女団の運営とで忙しい。
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本文よりブライス夫人(アン)の言葉
「――この息子たちや娘たちがわたしのまわりで恋をしているのではね。真面目に考えていたら押し潰されてしまいますわ。でも、わたしは真剣にはとりませんよ――あの子たちがおとなになったとはまだどうしても思いこめませんもの。あの背の高いわたしの息子二人を見ると、これがこの間、わたしがキスしたりかかえたり子守歌をうたって寝かしつけたりしたあの肥えたあどけない、えくぼの寄った赤ん坊かしらと思いますよ――ついこの間ですよ」(第一章『グレン村だより』ほかさまざま)
ルーシー・モード・モンゴメリ Montgomery, Lucy Maud(1874-1942)
カナダ、プリンス・エドワード島生れ。1歳9カ月で母と死別、祖父母に育てられ教師になったが、30歳で書き始めた『赤毛のアン』のシリーズが熱狂的な人気を呼んだ。美しい島の自然を背景に、アン・シリーズのほか、より自伝的なエミリーのシリーズなどの小説、詩集、日記を残し、国内外で多数の読者の心を捉えた。
村岡花子(1893-1968)
山梨県生れ。東洋英和女学院高等科卒。モンゴメリの作品のほか、『王子と乞食』(M・トゥェイン)『母の肖像』(P・バック)『少女パレアナ』(E・ポーター)などの翻訳が高く評価されている。子どもニュース番組の「ラジオのおばさん」としても親しまれた。
- 本の長さ563ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/4/24
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104102113509
- ISBN-13978-4102113509
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2008/4/24)
- 発売日 : 2008/4/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 563ページ
- ISBN-10 : 4102113509
- ISBN-13 : 978-4102113509
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年4月2日に日本でレビュー済み
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アンシリーズは毎年読み返して40年になりますが、読むたびに新しい発見があるのに驚かされます。
「赤毛のアン」「アンの愛情」そしてこの「アンの娘リラ」は特に素晴らしく、時代や国、人種を越えた普遍的な感性が魅力の物語だと思います。
いろんな人の翻訳がありますが、多少読みにくいとしても村岡花子さんの訳は特別。
おりしもNHKの朝ドラで取り上げられ、ますますアンと花子さんの繋がりの理解が深まるのは嬉しいことで、期待しつつ観ています。
平和だった一家に戦争という酷い現実がふりかかり翻弄されるさまは、あの可憐な少女時代の日々からは想像できない試練の連続。
その中で誠実に生きる人々、意思を貫く忠実な犬、強く成長する末娘のリラが織り成すストーリーに魅了されない人はいないでしょう。
アンとアンをめぐる人々に出会えて幸福な人生だと断言できます!!
「赤毛のアン」「アンの愛情」そしてこの「アンの娘リラ」は特に素晴らしく、時代や国、人種を越えた普遍的な感性が魅力の物語だと思います。
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おりしもNHKの朝ドラで取り上げられ、ますますアンと花子さんの繋がりの理解が深まるのは嬉しいことで、期待しつつ観ています。
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アンとアンをめぐる人々に出会えて幸福な人生だと断言できます!!
2014年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『虹の谷』に引き続いての再度読みです。
物話がメレディス家から再びブライス家に戻りました。
第一次世界大戦を背景にして、母親とは容貌も性格も、その生き方も異なる主人公リラと、いわば炉辺荘におけるマリラの立場ともいうべきスーザン=ベーカーの行動が鮮やかに描き出されます。
また、すぐに終わると思い込まれていた戦争が次第に泥沼化していく様子や、その間のいわゆる「銃後」の生活の重苦しさ、祖国を守るため戦場に息子を送り出したアンの苦悩など、変化する時代に翻弄される家族を通して描くことで、作者の時代に対する「思い」が伝わってきます。
続編である『アンの想い出の日々』と併せて読むと良いでしょう。
物話がメレディス家から再びブライス家に戻りました。
第一次世界大戦を背景にして、母親とは容貌も性格も、その生き方も異なる主人公リラと、いわば炉辺荘におけるマリラの立場ともいうべきスーザン=ベーカーの行動が鮮やかに描き出されます。
また、すぐに終わると思い込まれていた戦争が次第に泥沼化していく様子や、その間のいわゆる「銃後」の生活の重苦しさ、祖国を守るため戦場に息子を送り出したアンの苦悩など、変化する時代に翻弄される家族を通して描くことで、作者の時代に対する「思い」が伝わってきます。
続編である『アンの想い出の日々』と併せて読むと良いでしょう。
2015年7月29日に日本でレビュー済み
全471ページ、カナダのプリンスエドワード島でギルバートと結婚をし、6人の子供の母親となったアン、今作ではその子供たちも大きく成長をし、末の幼くあどけない娘のリラも16歳、野心もなく幼いばかりであった末娘のリラが第一次世界大戦で兄弟や思いを寄せる男性が戦地へと赴く中、急激に大人の美しい女性へと成長をしてゆく物語、第一次世界大戦を中心に描いている点、アンをブライス婦人、ギルバートを医師と表現、主人公はあくまでも末娘のリラだと意図して表現をしているのが興味深いと感じました。
2018年8月25日に日本でレビュー済み
「見ると顔は涙でよごれ、唇はふるえていた。『小母さんだって泣くわ。もし、小母さんがみなし子で、これから自分の住む家になるのだと思うところへきてみたら、男の子じゃないからいらないのだってことがわかったら、きっと泣くことよ。ああ、こんな悲劇的なめにあったことないわ』」――孤児院のアンがもらわれていった先で、年老いた兄妹、マシュウとマリラがほしかったのは農作業を手伝ってくれる男の子だったこと、自分が連れてこられたのは手違いだったことを知らされたとき、アンはテーブルに突っ伏したまま、激しく泣きじゃくった。
翌日、二人乗りの馬車でアンを孤児院に戻しにいくマリラに――「『ねえ、あたし、このドライブを大いに楽しむことに決心しました』とアンはうちあけた。『楽しもうとかたく決心さえすればたいていいつでも楽しくできるのが、あたしのたちなんです。もちろん、かたく決心しなくちゃだめよ。せっかく、ドライブしている間は、孤児院へ帰ることは考えないで、ただドライブのことだけ考えようと思うの。あら、早咲きの小さなばらが一輪咲いているわ。美しいこと』」。
『赤毛のアン』(ルーシー・モード・モンゴメリ著、村岡花子訳、新潮文庫)を、ここまで読んだとき、決して幸せとは言えない境遇なのに、空想好きでおしゃまで溌剌としていて、自分の考えをしっかりと持っている健気で前向きな11歳のアン・シャーリーと、どうしても友達になりたいと思った。
アンは、カナダのプリンス・エドワード島の美しい自然に恵まれた村で、マシュウとマリラの愛情に包まれ、友情を大切にしながら、学校生活を楽しむ。さまざまな失敗を重ねながら、魅力的な少女に成長していく。続編の『アンの青春』では、少女から女性へと変身していくアンの多感な日々が展開される。続く『アンの愛情』はアンの大学生活と恋がテーマだ。次の『アンの幸福』ではアンの婚約時代が綴られ、アンは身近な女性から「『あたしはきょうはどんなうれしいことを発見するかしら?』――これがあなたの生活態度に思えるわ、アン」と羨ましがられる。さらに『アンの夢の家』ではアンの新婚生活が、『炉辺荘(イングルサイド)のアン』では6人の子育てに奮闘するアンが、『アンの娘リラ』では、第一次世界大戦で息子を失う母親アンの悲しみが描かれる。
アンの物語は、単なる少女小説の域を越えて、一人の女性のビルドゥングスロマン(成長物語)たり得ている、そして、男女を問わず、悩み多き我々に慰めと癒やしを与えてくれる。
翌日、二人乗りの馬車でアンを孤児院に戻しにいくマリラに――「『ねえ、あたし、このドライブを大いに楽しむことに決心しました』とアンはうちあけた。『楽しもうとかたく決心さえすればたいていいつでも楽しくできるのが、あたしのたちなんです。もちろん、かたく決心しなくちゃだめよ。せっかく、ドライブしている間は、孤児院へ帰ることは考えないで、ただドライブのことだけ考えようと思うの。あら、早咲きの小さなばらが一輪咲いているわ。美しいこと』」。
『赤毛のアン』(ルーシー・モード・モンゴメリ著、村岡花子訳、新潮文庫)を、ここまで読んだとき、決して幸せとは言えない境遇なのに、空想好きでおしゃまで溌剌としていて、自分の考えをしっかりと持っている健気で前向きな11歳のアン・シャーリーと、どうしても友達になりたいと思った。
アンは、カナダのプリンス・エドワード島の美しい自然に恵まれた村で、マシュウとマリラの愛情に包まれ、友情を大切にしながら、学校生活を楽しむ。さまざまな失敗を重ねながら、魅力的な少女に成長していく。続編の『アンの青春』では、少女から女性へと変身していくアンの多感な日々が展開される。続く『アンの愛情』はアンの大学生活と恋がテーマだ。次の『アンの幸福』ではアンの婚約時代が綴られ、アンは身近な女性から「『あたしはきょうはどんなうれしいことを発見するかしら?』――これがあなたの生活態度に思えるわ、アン」と羨ましがられる。さらに『アンの夢の家』ではアンの新婚生活が、『炉辺荘(イングルサイド)のアン』では6人の子育てに奮闘するアンが、『アンの娘リラ』では、第一次世界大戦で息子を失う母親アンの悲しみが描かれる。
アンの物語は、単なる少女小説の域を越えて、一人の女性のビルドゥングスロマン(成長物語)たり得ている、そして、男女を問わず、悩み多き我々に慰めと癒やしを与えてくれる。
2019年5月1日に日本でレビュー済み
赤毛のアンを初めて読んだのは、小学校高学年で、初めて文庫本を読み始めたころでした。
中学校に入って、アンブックスを初めて全巻読み、アンの青春、アンの愛情を繰り返し読んでいましたが、アンの娘リラはあまり好きではありませんでした。高校に入り、私の通った高校は世界史、日本史とも現代史まで授業がいかない高校でしたので、世界史の第一次世界大戦以後は自習しました。その際、第一次世界大戦の文献を読むに従い、この戦争の悲惨さを実感し、同時に読んでいたアンの娘リラの内容に共感を持つようになりました。この本はカナダの一地方で生活している家族の戦争体験を知ることができ、有益と考えました。また、アンブックスは、日本の明治時代から大正時代と平行したカナダの同時代史としても読むことができ、この点も私の目を世界に開かせるものでした。
以下余談ですが、この本の訳者には他の方もあり、角川文庫?だったかの訳で読むと作品のニュアンスが異なるようにも感じました。また、この作品も含む、アンブックスには当時の風俗等に現在になじみのないことが多くあり、正確に理解するには訳注が大切と思いました。アンブックスすべての訳はないのですが、松本侑子さん訳のものは、訳注が詳細で、アンブックス全体を訳していただければとと期待していたのですが、アンの娘リラの訳がまだなく、残念に思っています。
2019.07
文春文庫で松本侑子さん訳 赤毛のアン 発見。アンブックス全ての訳が開始されるとの記載あり。訳注も含め期待されます。
中学校に入って、アンブックスを初めて全巻読み、アンの青春、アンの愛情を繰り返し読んでいましたが、アンの娘リラはあまり好きではありませんでした。高校に入り、私の通った高校は世界史、日本史とも現代史まで授業がいかない高校でしたので、世界史の第一次世界大戦以後は自習しました。その際、第一次世界大戦の文献を読むに従い、この戦争の悲惨さを実感し、同時に読んでいたアンの娘リラの内容に共感を持つようになりました。この本はカナダの一地方で生活している家族の戦争体験を知ることができ、有益と考えました。また、アンブックスは、日本の明治時代から大正時代と平行したカナダの同時代史としても読むことができ、この点も私の目を世界に開かせるものでした。
以下余談ですが、この本の訳者には他の方もあり、角川文庫?だったかの訳で読むと作品のニュアンスが異なるようにも感じました。また、この作品も含む、アンブックスには当時の風俗等に現在になじみのないことが多くあり、正確に理解するには訳注が大切と思いました。アンブックスすべての訳はないのですが、松本侑子さん訳のものは、訳注が詳細で、アンブックス全体を訳していただければとと期待していたのですが、アンの娘リラの訳がまだなく、残念に思っています。
2019.07
文春文庫で松本侑子さん訳 赤毛のアン 発見。アンブックス全ての訳が開始されるとの記載あり。訳注も含め期待されます。
2013年4月24日に日本でレビュー済み
カナダの戦争に対する態度を知ることができる。
アンの娘リラが年頃になり、難しい問題に直面する。
カナダの置かれていた状況を知ることにより、物語の深みを感じることができるかもしれない。
映画の三作目で、なぜ戦争を題材に取り上げたのかが分かった。
アンの娘リラが年頃になり、難しい問題に直面する。
カナダの置かれていた状況を知ることにより、物語の深みを感じることができるかもしれない。
映画の三作目で、なぜ戦争を題材に取り上げたのかが分かった。
2014年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は戦争が嫌いだ。
自然を脅かすもの、破壊するものが大嫌いだ。
よって、人間も嫌いなのであるが、アンの息子達の生きざま或いは死に様を眼にすると、今時の日本男児の在り方を深く考えさせられた気がしてならない。それはアンの娘たちにも言える事なのでもあるが。。。とかく最近の女子は尻軽で困ったものである。。。化粧ys衣裳にばかりお金や暇をかけるのであるが、内面の充実は無頓着なやまとなでしこなど意味がない
自然を脅かすもの、破壊するものが大嫌いだ。
よって、人間も嫌いなのであるが、アンの息子達の生きざま或いは死に様を眼にすると、今時の日本男児の在り方を深く考えさせられた気がしてならない。それはアンの娘たちにも言える事なのでもあるが。。。とかく最近の女子は尻軽で困ったものである。。。化粧ys衣裳にばかりお金や暇をかけるのであるが、内面の充実は無頓着なやまとなでしこなど意味がない