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映画『ゼロ・グラビティ(2013/米)』~救いのなさに見いだす救い~

更新日:

映画『ゼロ・グラビティ』を紹介します。

ももちんは、2013年の公開直後に劇場に観に行って、衝撃を受けた。

この記事はネタバレしてるので、まだ観てない方は、読まないでね。

きっと、今この記事に飛んでくる人は、もう観てる人だと思うけど。

おすすめ度:★★★★☆

こんな人におすすめ:宇宙が好きな人。生きる意味を探している人。生きることに疲れた人。

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あらすじ

引用元:ワーナー公式サイト

君は生きて地球へ帰れ。“必ず生還する”と誓うんだ──。

優秀なメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)は、ベテラン宇宙飛行士のマット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)とともに、自身初のスペースシャトルでのミッションに取り組んでいた。

普段と変わらぬ宇宙遊泳のさなか、予期せぬ事態が発生。

シャトルは大破し、宇宙空間に取り残されたストーンとコワルスキーは、互いの体をつなぐロープのほかには何もなく、漆黒の闇に飲み込まれる。

恐怖はパニックとなり、あえぐたび残りわずかな酸素が消えていく。

だが、おそらく地球へ生還する方法はただひとつ。恐るべき虚空の奥へと、さらに突き進むしかない。

出典元:ゼロ・グラビティ ブルーレイ&DVDセットジャケットより

特徴①臨場感がハンパない!

ももちんは、この映画を劇場で観ることができて、本当に良かったと思う。

大画面で観ることで、まるで自分が宇宙にいるかのような臨場感を感じた。

実際に観てて、呼吸が苦しくなったり、目が回ったり、地球に帰還したとき、身体が重く感じたりした。

これを感じられるかどうかで、この映画をおもしろいと思うかどうかが、決まってくると思うんだよね。

そして、全編通して登場人物は3人だけ。

ひとりは早い段階でデブリ(宇宙ゴミ)に貫かれて死んでしまう。

そこから先はライアンとマットの二人だけ。

時間の流れも、一つの場面がずーっと続いてるような感じ。

特徴②宇宙の非二元性

生死に意味がない

映画では、どんどん人が死んでいく。

さっきまで宇宙空間でぴょんぴょんジャンプして遊んでた人が、一瞬にして破片に貫かれて死ぬ。

シャトルも大破して、中にいたスタッフたちも死んでいる。

そこでは、地球で、日常生活で、だれかの死を目の当たりにするときに感じる気持ちが、まるで起きない。

悲しみとか、ショックとか、思い出に浸るとか。

そういう、人間らしいというか、地球らしい反応がそぐわない。

宇宙では、そこに感情を挟む余地がなく、「死」ですら、ただ起こるものなんだ。

圧倒的な孤独

映画全体を通して、宇宙空間の無限さとか、無に圧倒される感覚がずっとある。

その中にいて、初めはとっても静かで穏やかに感じた宇宙。こんな中ならどんなに安らいだ気持になるだろう。

ところが、突如衛星の破片に襲われて、ライアンが宇宙空間に放り出された時、これほどの恐怖はあるだろうか、と思った。

日常では、絶対に体験することのない、圧倒的な孤独。

宇宙は常に静かで、変わることがない。

感じる気持ちが穏やかさだろうが、恐怖だろうが、ずっと変わらず、人間を包みこんでいるだけ。

そこに居合わせた人間が、意味づけをしているだけ。

ライアンは「宇宙なんて嫌い」といった。

マットは、最後まで地球の美しさに感嘆していた。

特徴③人間の弱さと強さ

マットという存在

宇宙の中で二人だけになってしまったマットとライアン。

ライアンは必死にマットにすがりつく。

これは、死にたくない!という気持ちの現れ。

けど、もっと感じるのは、「一人になりたくない!」ていうライアンの強い気持ち。

ひとりになってしまったときも、マットはリアルな幻覚として現れる。

圧倒的孤独を恐れるライアンの弱さが、マットが現れるという幻覚をつくりだした。

けれど、その幻覚によって元気を取り戻すライアンの強さも感じる。

アニンガとの対話

宇宙で一人という感覚にどっぷり浸かっている終盤、地球との交信ができるシーン。

それは、アニンガというイヌイットだった。

もちろん英語は通じない。けれど、伝わってくる、自分以外の人の声、犬の声、赤ちゃんの声。

地球を故郷にしているという共通点が、とても温かく感じる。

ここで、ライアンの戦々恐々とした気持ちが解けていく。

生きようとするラスト

万策尽きたと思ったときに、ふと浮かぶ、亡くなった娘のこと。

娘に会えると思ったら、このまま死んでも良いとさえ思えてくる。

何をこんなに、生きるために必死になっているのか。

死は怖いものじゃない。ただ死ぬだけ。

そのことが腑に落ちた人は、もう恐怖に取りつかれることない。

では、今できる最善は何か?

希望から行動することができる。わくわくすらあるかもしれない。

そのスイッチが入ったときは気持ちよかった。

その感覚は、「死ぬか生きるか」の逆境を経験した人でなければ、なかなかつかめないと思うけど、この映画を観ることで、疑似体験できる。

まとめ 救いのなさにある救い

『ゼロ・グラビティ』のみどころは、次の3つ。

  1. 臨場感がハンパない!
  2. 宇宙の非二元性
  3. 人間の弱さと強さ

地球に肉体をもって生きているということ。

その儚さと尊さを両方感じられるような映画です。

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